2005年10月30日

チャールズ&レイ・イームズ展

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目黒区美術館で開催されている回顧展です。

イームズといえば椅子。ですし、一般にはプロダクト・デザイナーとして知られていますが、今回の展覧会では啓蒙者としての一面も取り上げています。
会場では科学教育映画(いずれも短編)を見ることができますが、思わず見入ってしまいました。

また、展示されている椅子の中には座ることができるものもあります。
「ラ・シェーズ」というグラスファイバー製のソファなどは(写真はこちら)見た目からは想像がつかないほど座り心地がいいです。

展覧会の詳しい内容はこちら

で、↑上のHPの展示内容というところを見てみたら、がーーーーん!!
イームズのおもちゃとか事務所とか、
展示されてるはずの内容、半分見てない…ど、どうして????
道理で入場料1000円にしては展示が少ないと思ったけど(でも、この内容なら高くないや、とも思いましたけど)。

順路通り観たと思ったのに(TT)
展示を飛ばさないよう、お気をつけて。

目黒区美術館で12月11日(日)まで。
初めて行きましたが、居心地がよく、目黒らしい美術館。
11月22日からは映像展示が増えるそうですので、この後行くのかいいかも。
posted by 銀の匙 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月22日

ヘイフラワーとキルトシュー

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この映画を見に行った理由はただ一つ。めったに聞くチャンスのない、フィンランド語が聞いてみたかったのです。「指輪物語」のトールキン教授はエルフ語の1つをフィンランド語を基礎にして作ったというではありませんか。で、結論はと申しますと、

エルフ語に似てるー!!(感激)

ついでに言うと、主人公である美少女姉妹もさらさらの金髪でこちらも

小さなエルフみたいー!!(感激)

ということで、十分映画代の元は取れました。日差しがいっぱいで爽やかな北欧の夏も満喫。

じゃ手放しでお勧めのキュートなだけの映画かというと、うーん…。これ以上深入りしなければ確かに、可愛くて良い映画だけど…。
文句入ってるけど続きを読む
posted by 銀の匙 at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月16日

ナイト・ウォッチ

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ユアン・マクレガー主演の「ナイトウォッチ」という映画が別にあるので紛らわしいけれど、こちらはロシア製。本日、東京ファンタスティック映画祭2005で見て参りました。

ハードロックとオーケストラ曲が違和感なく同居できる、スピード感と重厚さを兼ね備えた映像と、ロシア映画らしい時空を自在に行き来するストーリーが組み合わさって、とても魅力的な映画でした。

ロシアの同名小説が原作だそうで、三部作として構想された壮大なスケールの作品です。
昔、光の王と闇の王は協定を結び、互いに監視者を立てて均衡を保ってきました。闇の世界を見張る光の勢力の監視者〈夜警=ナイト・ウォッチ〉のアントンもその一人。彼は人間に紛れて暮らしているものの、特殊な能力を持つ〈異種〉でした。しかし、ついに危うい均衡が破られる時がやってきます。伝説の通りとすれば、その出来事のために闇の勢力は力を増し、ついに勝利することになるのですが…。

闇の王の名前が「ザブロン」なんて心の中でおいおいおい!とツッコミ入れてしまったし、冒頭の戦闘シーンは鎧兜の戦士達の闘いで「うっ、、またLotRもどきか?」と思わなくもないんですけど、そこからの話は全然違います。後半、冒頭シーンのフラッシュバックのような光景が出てくるんですが、そこがもう黒々とした闇の森の中のようで、この監督さんがLotRを撮ったら別の味わいで面白いかも!

どのカットも外国人の目には非常にロシアっぽいというか、独特の色遣いや小物遣いです。背景となる夜のモスクワにも惹かれます。

チラシを見ると「ポチョムキンなんて知らねーよ!」というコピーがついていますが
なかなかどうして。

その時空感覚といい映像のトーンといい、エイゼンシュタイン、タルコフスキー、ノルシュテインに連なる、正調ソビエト映画の伝統をしっかり受け継いでいると見ましたがどうでしょうか。タランティーノ監督が絶賛しているそうですが、道具立てはB級でも、内容としてはB級には見えませんでした(原作は読んでいませんが、原作がしっかりしているのかもしれません)。しかもベクマンベトフ監督はカザフスタン出身だそうですね。大好きな「僕の無事を祈ってくれ」の監督さんと一緒です。

続編は、今度は「デイ・ウォッチ」という名前らしく、エンドロールに予告のようなシーンが挿入されていました。これは楽しみだと思ったら、1作目からしてすでに日本での一般公開が危ぶまれているそうなのです。

今回、東京ファンタスティック映画祭のクロージング作品として上映されましたが、映画祭関係者と配給会社の代表が舞台挨拶をして、日本公開に向けてアメリカの親会社に働きかけたいので、署名運動に協力して欲しいと呼びかけていました。

この作品は是非公開するべき、と思ったのでもちろん署名しましたけれども、観客の反応は舞台の上とは微妙に温度差があったように見えました。マーケティングに流されず、良い作品を上映していきたい、という主催者側の熱意は多いに買うけれど、こういう運動ってファンが自主的に始めるのが普通で、配給会社に頼まれてというのは何だかあべこべな感じがするんです。それにファンタに来るような観客は普段あまり見られない映画を観ようと思っている人が多いから、一般公開されないのがむしろ当たり前と思ってるフシもなきにしもあらず…。

しかし、これ一回の上映というのは寂しすぎますし、続編はどうあっても見たい!「カルト映画」なんて狭いくくりに押し込んでおくのは勿体ない!何とか一般公開に漕ぎ着けられるよう、祈るばかりです。

*追記*
ついに2006年4月公開決定しましたね!カッコイイパンフレット作ってくれるといいなあ…。


ティムール・ベクマンベトフ監督
115分

こちら、ツボヤキ日記さんではもっと詳しく映画の内容がわかります。
そして続編のデイ・ウォッチまで!ありがとうございます。
posted by 銀の匙 at 23:52| Comment(6) | TrackBack(11) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月06日

チェコとスロバキアの版画

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皆様こんばんは。
しばらくチェコに旅行に行っておりました。
帰国してからも、チェコという文字に敏感になっております(ちゃんと調べてから行けばいいのにね…)

こちら神保町のギャラリー福果で開催中なのは、チェコとスロヴァキアにゆかりのある画家、
ドゥシャン・カーライ、マリナ・リヒター、カタリナ・ヴァヴロヴァーの版画展。いずれも非常に緻密、かつ奇抜で、その大胆な着想に驚かされます。

カーライは絵本画家としてご存じの方も多いと思います。奇妙にねじれた絵空間、すし詰めの物体、グロテスクぎりぎりの線で止まっている作風は、風土的な理由があるのか、チェコのアニメ作家シュヴァンクマイエルにも一脈通じるところがあるように思いますが、シュヴァンクマイエルは色遣いがちょっと苦手(いつもワガママで済みません)なのに対し、赤中心の彼の絵は好みの色合いです。

後のお二人の作品は初めて見ましたが、やはりどことなく似通った雰囲気を持っています。

こちらでは、カーライとリヒターの貴重な書籍も販売しています(紹介はこちら)。

10月22日まで
gallery 福果
神保町1−11−2F
地下鉄神保町駅A7を出て、出口に向き直ると右側に路地があります。
「さぼうる」という看板がすぐ目につくと思います。その隣、「六法」という
お寿司屋さんの2階です。
12:00−19:00
日曜休 
posted by 銀の匙 at 23:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする