2006年04月11日

立喰師列伝

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監督:    押井守
直近の作品:「イノセンス」
ネタ:   「うる星やつら」に関係あるらしい
イコール:  大作の後はいい加減疲れただろうから、今度はギャグ映画

と勝手に決めつけて渋谷シネクイントへ。30分も前に行ったにもかかわらず、休日だったためか押し寄せる善男善女の列すでに階段2階分以上。ものすごい人気でありました。

並んでるうちに疲れてきましたが、なーに笑って元は取るさ!とまた勝手に決めつけてスクリーンを眺めておりましたところ、待てど暮らせどギャグが出ません。

まったく新しい映像表現とかいうスーパーライヴメーションも、戦後史モノという先入観があったうえ、コラージュが動いてるような唐突なアニメーションにどういう訳か田名網敬一を連想してしまい(色はあんなにサイケじゃなくて渋かったけど)、懐かしいなあという変な感想を抱きつつ見る羽目に。

そして内容はというと、日本の戦後史を象徴するかのごとき立喰師の面々を、時代を追って紹介していくというもの。

とにかく最初っから最後まで、「タイムボカン」の「説明しよう〜」よろしく、山寺宏一さんのナレーションが音の空白を許さぬが如くしゃべりまくります。しかもその内容ときたらほとんどが、遊民だのゴトの本質だの、手垢のついた都市民俗学的用語の羅列と、耳にタコができるほど聞いたことのある蘊蓄ばかり。

ずばり言えば、予算が足りなくなったか製作が間に合わなくなったテレビアニメ番組が、動きの少ないのをナレーションで誤魔化してるという、あれです、あれ。

すっごく真面目で大げさな話にしといて笑わせようって魂胆かしら、と善意(?)に解釈するも、要らん考察はどんどん深まってゆくばかり。

よくもこんなにゴタクを思いついたものだ…と呆れながらも感心してしまい我を忘れてしばらく座っていましたが、もともとセリフの多い映画がキライなので、4人目の立喰師が出てくる頃にはキレかかっており、これは「スワロウテイル」以来10年ぶりに中途退場か、と思ったところへはっとするエピソードが出てきて、また座り直しました。

やはり押井守は天才か…。

全然見当違いかもしれない&ネタばれとなりますので、
それでもOKな方のみ以下をどうぞ。


以下ネタバレあり。
posted by 銀の匙 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする