2006年06月26日

6月下旬〜7月上旬のリマインダー

これから夏にかけてのリマインダー。
映画、展示、パフォーマンスと参ります。
展示は関西で拾って参りました。

【映画】
〈上映中〉
「フーリガン」
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レクシー・アレキサンダー監督
上映中
シネマライズ(渋谷)ほか

黒門前で一斉にかけだすホビットを彷彿とさせると話題(?)の名シーン含む。
もうW杯は終わったも同然で寂しいですね。


〈coming soon〉
「サムサッカー」
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マイク・ミルズ監督
シネマライズ(渋谷)ほか
今夏
主演の男の子はとても評判がいいらしい。賞も獲りました。


「ファントマ映画祭2006」
fanto.jpg
シネマライズ(渋谷)ほか
アンドレ・ユヌベル監督
今夏
おしゃれ怪盗の活躍を描くレトロ映画。これは面白そう。

「いちばんきれいな水」
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ウスイヒロシ監督
渋谷シネクイントほか
今秋

「カポーティー」
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ベネット・ミラー監督
シャンテ・シネ(銀座)ほか
今秋

【展示】
「東欧のかわいいデザインたち」
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2006年6月29日(火)まで
アンジェ河原町店(京都)

「赤毛のアンの世界」
anne.jpg
2006年7月1日〜8月10日(木)
思文閣美術館(京都)
公演もあり。

「ウィリアム・モリス展」
morris2.jpg
2006年7月5日(水)〜7月30日(日〜
美術館「えき」KYOTO(京都)

【パフォーマンス】
「エルドラド」
condors.jpg
コンドルズ 
8月30日、31日、9月1日、2日、3日
新宿シアターアプル
前売り発売中。

「Post Sibelius」
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マデトヤ/交響詩「クレルヴォ」
シベリウス/交響詩「タピオラ」
ラウタヴァーラ/交響曲第7番「光の天使」

オスモ・ヴァンスカ指揮
フィンランド・ラハティ交響楽団
すみだトリフォニーホール
2006年10月4日(水)19:30〜


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シベリウス/交響詩「タピオラ」
グリーグ/「ピアノ協奏曲 イ短調」
シベリウス「交響曲第5番 変ホ長調」

オスモ・ヴァンスカ指揮
フィンランド・ラハティ交響楽団
サントリーホール
10月8日(日)
posted by 銀の匙 at 20:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 催し物 リマインダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

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マチスの絵が表紙を飾る写真集「逃げ去るイメージ」(アメリカでのタイトルが「決定的瞬間」)で世界中に知られる、フランスの伝説的な写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンのインタビュー映像。

カルティエ=ブレッソン自身が写真を示しながら撮影時のエピソードなどを語るほか、劇作家アーサー・ミラー、女優イザベル・ユペール、写真家集団マグナムに所属する写真家たちが、作品の印象などを語ります。

ドゴールの「写真家はよく狙い、すばやく撮ってすぐ逃げろ」(すみません、うろ覚えで)という名言の通り、カルティエ=ブレッソンの写真には、よく練られた構図と思い切りの良さが同居しています。確固とした構造がありながら、常に動いている−ユペールが指摘しているように、彼の写真は音楽的です。

映画の中でたくさんの写真が紹介されます。私が好きだったのは、ハトを手にするアンリ・マチスのポートレートでした。

マリリン・モンローが写ってる1枚について、夫だったアーサー・ミラーが愛おしげにコメントしていたのも印象に残りました。私には、普通の女性らしい表情で写っていると見えたのですが、何か考え事をしているのだとミラーは言います。彼女の知性が表れている1枚−。

プログラムはハードカバーでしっかり出来ています↓
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ハインツ・バトラー監督

ライズX(渋谷)

3日前から予約が可能です。
日曜の最終回は一律1000円。
できれば2階席で見ましょう。
posted by 銀の匙 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月23日

Death Note(デス ノート) 前編

予告が面白かったので楽しみにしていた作品です。

原作が大人気マンガだというのは一応知っていたのですが、往々にして映画は原作を越えられないため、先にマンガを読んでしまうと映画がつまらなくなってしまうと思い、映画化の話を聞いてからは読むのを我慢していました。

で、映画版ですが、きっと相当中味をはしょってあるんでしょうけど、映画だけ観ている分には気になるほどの無理は感じず、設定、ストーリーとも十分楽しめました。今年上半期ではダントツでNo.1です。

夜神 月(やがみらいと。映画を観てるときは「ナイト」だとずっと思ってました…)が拾った1冊のノート。そこに名前を書かれた者は次々と心臓発作を起こし、帰らぬ人となってしまいます。法に裁かれない者を罰するため、そのノートを使って次々と犯罪者を始末していくライト。いつの間にか人々は「キラ」という名のヒーローがやっていることだと噂し始めます。というと現代の必殺仕事人みたいですが、果たしてライト=「キラ」のやっていることは赦されることなのか…。

そのうち、一連の心臓発作が人為的なものだと見破ったL(エル)という男が捜査に加わり、事件の核心に迫り始めます。本名も身分も明かさないLですが、彼の捜査のやり方もまたキラ同様に冷静、かつ手段を選ばぬものでした。

映画は二人の知略を尽くした戦いに焦点を当てつつ、目的のために手段を選ばない二人への疑念も掻き立ててゆきます。

正義のためには殺人も赦されるのか、他人を左右する力を手にしたとき、人間はどうなるのか、といったテーマから、Lとライトの2人やキラを支持する人々と、警察を始めとする大人や大人と同じ価値観をもつ若者たちとのズレと苛立ちといったテーマなど、いろいろ考えさせられる要素が織り込まれていて面白かったです。

それぞれのカットのつなぎ方や全体の流れで少しダレるところ(なぜここでスガシカオ?)や、学芸会っぽいシーンがないとは言えませんが(発言する人が立ち上がるとはいうのはやめい!)、冒頭を始め全体として緊迫感を保ち、思わず引き込まれる撮り方がお見事でした。

L役の松山ケンイチが複雑な役柄を上手く演じていたと思います。俳優ならこういう役は是非やってみたいでしょうね。ライトを演じた藤原竜也は意外に動きがない難しい役だったことと、たぶんアップのショットが多かったせいもあり、表情の付け方がちょっと古いような違和感は若干ありました。

で、津川雅彦はどうしてお警察庁長官っていうよりテキヤのおっさんに見えてしまう(^^;)。白いマフラーはおやめなさいっ。

この作品は前編で、秋にまた後編が上映されるとのことでしたが、前編でもし映画が終わってしまってもそれはそれで面白い、という感じの、ゾクッとくるラストでした(で、でもなぜここでレッチリ?)。

公式サイトはこちら

渋谷シネパレスで見ました。
朝から当日の整理券を配布して、会場15分前に整理番号順に入場するシステムです。

それは良いんですけど、ここは見やすい席がほとんどないという困った劇場なんです。2階席は遠いし、スクリーンが高い位置から始まっているので、1階の場合は2階席が始まるあたりの前後数列以外は見上げる感じになります。次に改装するときは、もうちょい何とかして欲しいです。
posted by 銀の匙 at 01:44| Comment(2) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

ジンマン&ヨーヨー・マ

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本日はヨーヨー・マのチェロとデイヴィッド・ジンマン指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の共演で、ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調(op.104)とシューマンの交響曲第2番ハ長調(op.61)を聞いて参りました。

開演するとすぐご両人が登場、のっけからパワー全開で飛ばします。初めて聞くオケでしたが、ノリノリですごく良い感じ。第一ヴァイオリニスト、フルート、オーボエがめちゃくちゃ上手いほか、ジンマンの茶目っ気あふれる(?)指揮の糸にたぐりよせられるようにオーケストラ全体がついていくのが凄かったです。

ヨーヨー・マはというと、この人のチェロを聞くたびに、私は二胡の調べを思い描いてしまうのですが、今回も泣かせ方がやっぱり二胡っぽいなーと思いつつ聞いておりました。ソロになると会場中が固唾を呑んで聞き入るといった感じで、やはり凄かったです。

で、お客さんの拍手に自分も拍手しちゃうあたりが何とも中国っぽくて微笑ましかったです。あと、鼻をこするクセがあるんですねー。弓に油を補給してるとか?いや、そんなペンギンじゃないんだから…とヘンなところに注目しちゃいました。

今回の会場となったサントリーホールの音響の良さは定評がありますが、値段の高い席より、そうでもない席の方が面白いときもあります。特にC席の2階は演奏者の真上の時があり、今回、ちょうど舞台に向かって右手側の2階に陣取ったため、ジンマンやヨーヨー・マの表情がよく見え、とってもお得でした。

日曜夕方4時からで6時には終わってしまうという、ややあっけない公演ではありましたが、終わったあとに軽く一杯…という向きには、このくらいの早い時間の方がいいのかもしれませんね。

サントリーホールへ行ったあとは、階段を上って、裏のキハチ・カフェに行きます(上の写真)。いつも空いてるし、雨のときは木々を眺めながら、晴れの時はテラスでお茶できるので重宝してます。

サントリーホールのHPはこちら
アンコール曲紹介というページが面白いです。なるほど、プログラムには書いてませんもんね(^^)ノ
posted by 銀の匙 at 22:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 舞台/パフォーマンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

夜のままで/鈴木美紀子ソプラノリサイタル

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皆様こんばんは。ご無沙汰しておりました。

さて、久しぶりに中世ヨーロッパ音楽を聴いてまいりました。「エール・ド・クール」と呼ばれるフランスの宮廷で歌われていた歌曲です。

寂しさを帯びた旋律、儚げなリュートの伴奏が特徴的な音楽で、今回は歌が鈴木美紀子さん、リュートがつのだたかしさんの演奏でした。

古楽に興味がないとなかなか聴く機会は少ないと思いますが、自然で優しい歌が多いので、豪華絢爛なイタリアオペラに抵抗がある方でもすんなり入れると思います。歌詞も貴婦人へのかなわぬ恋、収穫時の歌、酒飲みの歌などバラエティに富んでいます。なかでも有名なのは「若い娘」(Une jeune fillette)でしょうか。このメロディーを耳にしたことのある方は多いでしょう。メロディーはこちら。特にファイルの終わり頃を良く聞いてみてくださいね。

会場は代々木上原にある「ムジカーザ」というホールで、住宅街に溶け込んだこじんまりとした造りに好感がもてます。演奏が終わって駅の中華料理屋さんでごはんを食べていると、なんとスタッフご一行様が入ってきました。

近くの席に座ったのでついまた盗み聞きしてしまったのですが(ごめんなさい)、歌の途中にせりふが入ったとき「オレを見たよね?」「いやオレだよね?」とスタッフがモメてましたところ「いーえ、一番前の席も見えないのよ〜」というお言葉を賜っていました^^

さて、いまちょうど「目白バ・ロック音楽祭」が催されています。目白周辺の由緒あるクラシカルな建物が会場になっていますので、音楽と建築巡り、両方楽しめてお得です。ご都合のあう方はぜひ…。
posted by 銀の匙 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台/パフォーマンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする