続きましてはイギリス映画。とっても良かったです。
平日の昼だというのに観客に中高年の男性が多くて驚きました。「プロジェクトX」か何かと勘違いして見にいらしたのでしょうか??それとも銀座だから?男性に是非御覧頂きたい映画なので良い傾向だと思いますが…。連日大入り満員で入れず、私も2度目の挑戦でございました。
ま、あらすじ的には傾きかけた工場を、跡取り息子がアイデア勝負で再生する話なので、そちらのニーズもあるかとは思いますけど、要は21世紀に男はどう生きるのか、という話なんでしょうかね(えらい強引なまとめだ)。
すでに婚約者の尻に敷かれてるらしい、ヘタレな英国青年チャーリー。演じたジョエル・エドガートンはホントに英国の田舎に行ったらその辺にいそうな感じの人なんですが、「キング・アーサー」で浮浪者みたいなガウェイン役をやった人とはまるで気づきませなんだ。しかもオーストラリアの方だそうで、さすが役者さんはスゴイ。
彼が朝ご飯をトレーに載せて持ってくるシーンには目が釘付けでした。あの薄いトーストがおいしそう〜!毎食朝ご飯でもいい、と言わせるイングリッシュ・ブレックファーストの面目躍如のシーンでございました。
さて、それはさておき、父の急死で田舎の靴工場を継ぐことになり、慣れない社長役に収まるものの、売れない在庫を抱え、工場はすでに廃業の危機。
バレエダンサーを目指す少年の物語「リトル・ダンサー」にもちょっと出てきましたけど、男の子ならこうあるべき、という父親からのプレッシャーって、男性にとっては結構辛いものなのでしょうか。しかも子供への愛ゆえに、というのがわかるだけに、なおさら大変そう。同じ仕事をしようものなら、父を超えるのは容易ではなさそうです。
しかしチャーリーの場合、人助けが幸いして、工場再生のチャンスをつかみます。それは腕利きの職人を抱える彼の工場だからこそ出来ること、つまり、男性でも履ける、セクシーなブーツを作ることでした。
…ってあらすじはどこまでも「プロジェクトX」風なんですが、そこはイギリス映画。靴のデザインを担当する、女装の麗人・ローラのパワフルな歌と存在感が全編を彩り、楽しいミュージカル仕立てになってます。はじけた衣装やショーのシーンと、いかにもイギリスが舞台らしい、少し暗めの色調の美しい風景とのコントラストも印象に残ります。
控えめな存在ではありましたが、工場の従業員ローレンを演じたサラ=ジェーン・ボッツは自然体で、同じく田舎のあか抜けない女性の感じがものすごーく良く出ていました。
最後は成功して終わるとわかっていながら、やっぱりハラハラさせられる演出も上手かったです。
終わった後で、「これが面白かったら「フル・モンティ」も見たらいいよ」という会話があちこちで交わされてました。いいや別にハートフルな映画なんて…と公開当時ヒネクレていた私は見に行きませんでしたが、この際、見てみようかな。
シャンテ・シネ(銀座)で見ました。
この劇場は、水曜のレディース・デーの他、木曜には会員割引があります。そのせいか、土・日・水に加え木も混んでいます(TT)。
席は3日前から予約可能。つまり、土・日・水・木の当日行っても希望の回に入れないことも。事前に混雑状況をご確認ください。
席はH、I列の真ん中あたりが良さそうです。


