2006年12月14日

タムくんアニメ

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どんな催しかも全く知らないまま(そして、この作品のことも全く知らないまま)、ユーロスペースに置いてあったチラシ↑を見て、面白そうだったのでチケットを買いました。

ライブということだったので、ゲストが来るのかな〜?と思ったら、なんと作者本人が自作のアニメに合わせてキーボードを演奏するというものでした。

このちばてつやみたいなほのぼのした線画がほのぼの動くアニメーション。しかし会場を和ませたのはどっちかというとアニメより御本人様のキャラ。いまはタイに帰国したそうですが、以前は日本にも滞在していたそうで、流暢すぎるナゾの日本語トークで会場を沸かせました。しかもニッコリ笑うととっても可愛い…あーいやいや、そんな話をしてたんじゃないですね。

彼の作るアニメにはセリフがなくて、キーボードによる伴奏が感情を伝えます。どうも彼は大変面倒くさがりな人らしく(というか、自分で何でもできる人らしく)、周りの人にアレコレ頼んでいるうちに面倒になって、「あー自分でできるじゃん」(←本人談)と、音楽からパソコンからアテレコから、何でも自分でやり始めたのだそうです。絵をパソコンに取り込むところまでは良かったものの、音楽の取り込み方が分からず、ライブ演奏を始めるようになったのだとか。ちょっとフランス6人組っぽい(?)ピアノの音で超好み。

今回は、彼のDVDのプロモーション(←リンク先で音楽つきの動画も見られます)を兼ねていたようで、DVD収録作品を作者自らの生演奏で通しで見せてくれました。なかでも、

運転中に見えるいろいろな景色が、人の表情に見えてくる、という「車」

暑い部屋に帰ってクーラーをつけ、やれやれとほっとしていると、テレビに謎の女が現れ、スイッチを切っていくというちょっと恐い作品「電気」

そして、ある部屋で育った男の一生をシンプルな表現に凝縮し、見る者の心を掴む第一作「部屋」

が面白かったです。

一見した感じは無国籍風というか、むしろ日本の作品なのかと錯覚しそうですが、「生病老死」を扱ったストーリーやかなりグロテスクな描写もあり、そんなところに仏教とムエタイが併存してるタイっぽさがあるのかと思ったりしました。

ついでに特典映像まで見せてくれちゃったのですが、これが傑作。「トイレライブ」という作品で、アニメの脇に本人による日本語アテレコの光景が小さく映っており、それがおかしくておかしくて、オナカ痛くなるほど笑いました。

100人以上入れる劇場なのに整理番号100番以降は立ち見というアナウンスがあり不思議に思っていたところ、後方の席には関係者がわんさと陣取っていて、終了後のロビーはギョーカイの新年賀詞交換会みたいなありさまでした。負けるなタムくん。自作の「歌手」みたいなことにならないように、にわかファンはそっと応援しています。
posted by 銀の匙 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする