2007年02月12日

2月〜3月のリマインダー

基本的に、自分が興味があったり、すでに見て面白かったものについて、覚え書きのつもりで書いているエントリーです。

春休みまでもう少し。受験の皆さん、お疲れ様です。たまには映画でリフレッシュしてくださいねー。

前回のリマインダーはこちらからどうぞ。

【映画】
[ただいま上映中]
アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界artoftoy.jpg

近年見た音楽関係の映画の中でも飛び抜けて気に入った作品。感想はこちら
音楽映画を集めた、ミュージック・ドク・フェスで上映されています。とびとびに上映がありますので、詳しくは劇場まで。本フェスは他にも「愛しきベイルート」「Kill your Idols」「mixtape」「リッスン」など興味深い作品がいくつも上映の予定です。
UP LINK X(渋谷)

ピンチクリフ・グランプリ
シアターN渋谷

善き人のためのソナタ
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シネマライズ(渋谷)
上映中

世界最速のインディアン
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銀座テアトルシネマ
テアトルタイムズスクエア(新宿)

チョムスキーとメディア
ユーロスペース(渋谷)

[3月〜]
アラブ映画祭2007
3月9日から18日まで。サウジのSF(この組み合わせが凄すぎる)、アンコール上映「長い旅」ほか、コメディや娯楽作、巨匠の大作までバラエティに富むラインアップ。

赤坂OAGホール

クロッシング・ザ・ブリッジ
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イスタンブールの音楽シーンを描くトルコ映画。たぶん面白いと思います。

シアターN渋谷
元ユーロスペースだった映画館、といえば、その小ささはお墨付き(?)。

フランシスコの2人の息子
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シャンテ・シネ
3月17日〜

[今春]
Elecrtoma
ダフトパンクが映像を手がけた映画。予告を見ましたがなかなか面白そうでした。
シネマライズ(渋谷)

【展覧会】
「雲愛光(あいみつ)展」
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あいの字が出なくてすみません…。
むくむくと目が立ち上がるヘンな風景。ゴースト出てる自画像など、見るだけで不安になる近代美術の巨匠。生誕100年だったんですね。

3月30日〜5月27日
東京国立近代美術館(竹橋)

富本憲吉展
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ここの美術館は公園の真ん中にあり、のんびりできることでしょう。
3月11日まで
世田谷美術館

チェコ絵本とアニメーションの世界
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3月17日には上映会あり。当日1時より会場でチケットが販売されますが…席は400あるけど、倍率高そうだな…。
目黒区美術館
4月8日まで

「灯るあかり−ラリック、明治・大正の照明」
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箱根ラリック美術館
2007年5月20日(日)まで

箱根の仙石原にある素敵な美術館。列車好きには、ラリックのガラス絵が車内を飾るオリエント急行の車両の展示をオススメします!(←常設なので、いつでも見られます)

アルフレッド・ウォリス展
東京都庭園美術館(目黒)
3月31日まで

ブルーノ・タウト展
ワタリウム美術館(外苑前)
5月27日まで

【パフォーマンス】
JUMP
プレビュー上演で見せて頂きました。全ての年齢層の方にオススメ。感想はこちら

上演は5月18〜6月24日まで、シアターアプル(新宿)ですが、前売りが開始されますので見たい方は問い合わせを!
03-3234-9999(チケットスペース)
posted by 銀の匙 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 催し物 リマインダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

合唱ができるまで

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大人から子供まで、バラエティに富んだ団員を抱えるパリのアマチュア合唱団が本番のコンサートに臨むまでを描くドキュメンタリー。合唱に限らず、何かを学ぶときの楽しさを教えてくれる映画です。

面白いことに、本作は指導者クレール・マルシャン先生はもとより、団員にも全く寄り添っていきません。合唱団の練習風景を淡々と描く、それこそ「合唱ができるまで」を記録した映画なのです。

音楽ドキュメンタリーによくある、演奏者個々人を追ってインタビューするような場面はなく、団員の名前も、団の規模も映画を観ている限りでは良くわかりません。彼らがなぜ合唱団に参加したのかとか、選曲についてどう思ってるのかとか、そんな背景にはまるで無頓着です。

しかし、そんなことを掘り返さなくても、みんながなぜ合唱を続けているかはよくわかります。だって楽しそうなんだもの!先生方の指導はとてもテンポが良くて、こちらも一緒に練習に参加してるような気分になってきます。

背筋をまっすぐ伸ばして、まるでお鍋からチーズ・フォンデュを取るように、身体全体を使って声を出していきます。唱ってる内容のこと、唱うときに大切な想像力のこと、ほかのパートにつられないように唱う練習のこと…大切なことを、ちょっとずつ教えてくれます。観てたら絶対、もっとレッスンが受けたくなるはずです。

映画の中で先生も言ってました。
ここまで唱えるようになったご褒美は何だと思う−?
次を教えてもらえることよ。

唱われる歌はすべて、グレゴリオ聖歌、ハイドン、シャルパンティエなどの宗教音楽。コンサートホールでしか発表の場がない日本の合唱と違い、教会でお披露目されるフランスの合唱は、ぐっと日常生活に近いところにあるなあと感じます。

****
さて。
自分も小中高と音楽系の部活をやっていたのですが、いずれもふつうの学校の課外活動で、鼓笛隊、合唱等々、分野は違えど、なぜかいつも顧問の先生から指揮を割り当てられていました。演奏の方がやりたかったので、当時は内心とても不満でした。

先生方は専門ではないので指揮の仕方は教えてくれませんでしたが、決まって、指揮者の心得について指導してくださいました。
いわく、できあがりの音楽のイメージを持って、練習に臨むこと。全体の仕上がりに責任を持つのが指揮者の役目。
いわく、イメージに合わなければ演奏をとめて、どこが悪いか、どう直すべきか、はっきりと指示すること。

音楽からは遠ざかって久しいですが、このときの経験は今になって、あらゆる場面でとても役に立ってます。

とは言っても、やっぱり、合唱そのものの指導を受けてみたかったので、この映画を観ることができてとても嬉しかったです。

ユーロスペース(渋谷)
東急本店の近くにある映画館。音響が自然で気に入ってます。開演前に整理番号を配ります。あまり対応が親切とは言えないので、映画館に着いたら、取りあえず係の人にどうしたらいいか聞いてください。

こちらは2007年2月16日まで。お急ぎください!以降、全国で公開されます。
東京での再上映希望!!
posted by 銀の匙 at 23:43| Comment(1) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界

マーガレットさんのライブに行ってきました!詳しくはこちら

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これは必見のドキュメンタリー。まるで魔術師のようにピアノを奏でる驚異のピアニスト、マーガレット・レン・タンについての作品です。

ピアノといえば鍵盤楽器ですが、この映画を観てるとそんな常識は吹っ飛んでしまいます。蓋を開けたピアノの弦をハープのように引いたり、閉じたピアノを打楽器のように叩いたり。

彼女の手にかかれば、前衛音楽に全く何の興味もない人でも、その響きの美しさに気づかされることでしょう。それほどまでに迷いがなく、高潔で明晰な音楽を聴かせてくれます。

弦の部分にネジを差し込んで特異な音響を作り出すプリペアド・ピアノという手法で演奏されるジョン・ケージの楽曲や、演奏者も楽器の一部と化すジョージ・クラムの「マイクロ・コスモス」など、素晴らしい楽曲がふんだんに盛り込まれています。

限りなく広がっていくピアノの可能性と、マーガレットの、時には巫女の踊りのように、時には慈しむように演奏する姿にすっかり魅了されてしまいました。彼女の表現には、芯の一本通った彼女自身の生き方、シンガポール人という文化的バックグラウンドが反映されており、映画もその点を良く捉えています。

後半、彼女が新しいステップとして取り組んでいるトイピアノ(おもちゃのピアノ)の演奏パートはスヌーピーのワンシーン(シュローダーがトイピアノを弾いてるアレ。)が登場したりして楽しく、映画館も笑いに包まれました。映画が終わると自然に拍手が起こりました。宝物にしたいような映画です。

エヴァンス・チャン監督

UP LINK X(渋谷)
40席ほどの小さな映画館。上映1時間前より整理券を配ります。音響はいいんだけど…前に人が座ってしまうと全然見えません。もうちょい何とかして欲しい。ああ、また半分頭か〜と思うと行く気も萎えます。いつも良い映画をやってくれるのに…。
posted by 銀の匙 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする