2007年11月14日

上映中〜12月、1月の映画・リマインダー

「お茶の間トランスフォーメーション」
見ちゃいましたよ。うっかりね…。
「ベオウルフ」
予告見ちゃいましたよ。うっかりね。あの予告通りだとすると、うーーーーん。。。。

エアギター エピソードゼロ
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Bunkamura ル・シネマ

ヴィットリオ広場のオーケストラ
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シアターイメージフォーラム(渋谷)

通りましたよ確かここ。ローマの中でも割と
有名な場所だと思いますが、
移民の街とは知らなかったなあ…。

12月

鉄西区 特別上映会
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非常に長尺のドキュメンタリー(っても9時間だけどね!指輪物語で鍛えた私たちには短い短い・笑)。なので、たまにしか上映されません。どうしても見たいのに、毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回仕事が絶対抜けられないときに限ってその貴重な上映会があります。今回もまたこんな忙しい時にっ!しかーし、今回は15日間やってるし、場所が神田!仕事を抜け出して絶対行くぞ(って9時間も…?)

アテネフランセ文化センター(御茶ノ水/水道橋)


ジプシーキャラバン
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渋谷シネアミューズ〜全国

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスはじめ、
ジプシー音楽5つのバンドが勢揃いの
ドキュメンタリー。

12月8日〜
やわらかい手
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Bunkamura ル・シネマ
あらすじ紹介だけ見ると、「キンキーブーツ」といい、「フル・モンティ」といい、あと何かもう一つあったけど忘れちゃったくらいイギリスってこういう話好きだなぁ〜と思いつつ、お家芸だからきっと面白いよね、とマークしてみました。

僕たちフィギュアスケーター
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シネマGAGA
12月〜

迷子の警察音楽隊
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シネカノン(銀座)
12月〜

2008年1月〜
ぜんぶ、フィデルのせい
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恵比寿ガーデンシネマ

ニコラ・フィリベールのまなざし
The right distance 正しき距離
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銀座テアトルシネマ

「ぼくの好きな先生」(感想はこちら)の監督さんの
スペシャル上映。「動物、動物たち」「かつて、ノルマンディーで」
「レトロスペクティヴ」の3プログラム。楽しみ〜。

ミスター・ロンリー
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「ガンモ」で我が家のワニのハートを虜にした(というか、ガンモの中でウサギが口ずさむ「るるるるるぅ〜♪」という鼻歌につかまったらしい)、ハーモニー・コリン監督の最新作。なんと!映像の一部はクリス・カニンガム監修ですとな?それは見なければ。

2008年2月〜
胡同の理髪師
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岩波ホール(神保町)

スチール見ると、すごく良さそうな感じ…。

牡牛座 レーニンの肖像
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アレクサンドル・ソクーロフ監督の連作の一つ。
ユーロスペース(渋谷)

バレエ・リュス
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シネマライズ/ライズX
1月〜
posted by 銀の匙 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 催し物 リマインダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月03日

エアギター エピソード・ゼロ

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以前−確か、「かもめ食堂」のパンフか何かに書いてあったんだと思いますけど−フィンランドが如何にヘンな場所か、というのを説明した文章があって、そのヘンぶりの証拠の一つに「エアギターの世界大会が行われる」というのがありました。

文脈上、それはきっとヘンな事なんだろうな〜と納得してしまいましたが、改めて考えてみると、

エアギターってナニ?

ちょっと見てみたいような気がしていたところへ、エアギターの世界大会を描いたドキュメンタリーが上映されるというので見に行きました。エアギターって、あちら版の口三味線のことかな…?結構笑えるかも?くらいの認識で見始めたところ、いやいやとんでもありません。思わず感動の展開でありました。

話は、アメリカのギターおたくが、フィンランドにエアギターの大会があるというのを聞きつけるところから始まります。アメリカ人とは思えないような、ちょっとこう小柄な男の子なんですが、わが目で確かめんと、わざわざ北欧のへんぴな村・オウルまで世界大会を見に行くあたり、なかなか堂に入ったおたくぶりであります(アメリカのおたくがどんな感じか、最近ようやくわかった気がする)。

で、せっかく行った先で悟ったことと言えば、その大会にはアメリカが代表を送り出していない−ということでした。さらに、主催者が「武器の代わりにエアギターを持てば、世界は平和になる」という信念の元に
大会を運営していることを知り、アメリカ予選を行うことを決意します。

そしてここに、栄光ある第一回エアギター・アメリカ大会が開催され、主催者もびっくりの大盛況となります。お笑い系なのかと思いきや、エアギター歴子どもの頃から、という良い歳した大人が多数参加、白熱のバトルを繰り広げます。そう、ギターを買ってもらえない子ども達は、ベッドの上で憧れのロックスターの弾き真似をしていたわけなんですね。ギャグかと思って見てるこっちとは全然、思い入れからして違います。

個性あふれる出場者の中でも、ビヨルン・トゥロックは、世界最強のロック国・アメリカから選ばれる代表は、当然、世界のエアギター界のトップに立つ者である、という強い思いこみ信念の元、自信満々でプレイしますが、「アジアの炎」C・ディディの前に完敗を喫します。

C・ディディは韓国系アメリカ人で、パフォーマンスといい、温かく知的な人柄といい、東海岸代表として申し分のない人物です。対するビヨルンは、粘着気質というか、前半はかなりイタいキャラ。

で、通常のドキュメンタリーだとここで、ディディがフィンランドでどんな挑戦をするのか、ということに話が移るはずなんですが…

(彼的に)まさかの敗退に収まらないビヨルンは、自分の敗退の原因を、ディディの胸のキティちゃんのせいだと決めつけて(あ、違ったかな)、東山再起を期します。ここから、諦めない男・ビヨルンの、信じられない巻き返し作戦が始まります。他地域の大会に挑戦してみたり、インターネットで旅費を募ってみたり。ついにアメリカ代表を賭けた大会に乗り込んでくる彼を見て、防衛側のディディは唖然…。

そんなロック魂溢れる(?)エピソードを満載して、映画は進んでいきます。

ともすれば単なる物まね一発芸と思われがちなエアギターですが、ロック魂なくしてプレイはできません。審査も厳しいものです。パフォーマンスやリズム感はもちろんのこと、一番問われるのはエアネス−エアでなければ表現できない、音楽との一体感です。

感情を抑え、スタイリッシュでありすぎて、アメリカではまるで評価されなかったビヨルンのエアも、本場ではホンモノのエアとして大絶賛。派手なパフォーマンスと衣装が却って仇となり、一挙に劣勢に立たされたディディはどうする…?

そんなハラハラわくわくの展開を楽しみつつ、見ているうちに、心の中の「エアネス」が解放されるような、素晴らしい映画です。どうぞお見逃しなく!

新宿タイムズスクエアで見ました。スクリーンが大きく、シネコン系のつくり。そのため、見やすい席は、かなり後ろの方です。
posted by 銀の匙 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

グレン・グールド 27歳の記憶

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グレン・グールドといえば『草枕』。というか、『草枕』が好きだったので解説を読んでたら、ピアニストのグレン・グールドがこの小説を気に入っていて、朗読までした、と書いてあったので、ふーん、そんな人がいるんだなと感心して、CDを聞いてみたという順序でした、確か。

音を聞く以前に、まずジャケット写真があまりカッコいいので、すっかりやられてしまいました(演奏はすでにどうでもいい)。

で、今回は若き日の彼がピアノを弾く姿が見られる映画をやるというので、ミーハーにもノコノコと出かけてみたわけです。

動いてみるとそんなにハンサム(死語?)って訳でもないグールドですが(写真映りが良いのか?)−あ、いえ、それはどうでもいいですね−、ピアノを弾き始めると、つり込まれてしまいます。完全に音楽と一体化していて、ピアノが歌っています。本人も一緒に歌ってますけど。〈イタリア協奏曲〉なんて子供の練習曲みたいなのを弾いているのに、一つ一つの音が中国語でいう‘脆cui’って感じなんですよね。日本語で言うと何だろう?サクサク?コロコロ?ともかく、粒がはっきりしてこぼれるような音です。しっかりとしているけれど軽みがあります。

映画はドキュメンタリー仕立てですが、彼の音楽のように飄々としていて、しかも無駄のない作りです。前半、後半に分かれていて、前半はレコーディングのためにスタインウェイの地下室を訪ねるところから始まります。試弾して、合う音色の一台を選ぶシーン。確かに音が違いますね…っていうか、私は素人でよく分かりませんが、ちょっとくらいならともかく、同じメーカーの同じ種類の楽器なのにこんなに全然音が違ってていいの?そういうものなんでしょうか。弾き方変えてるだけなんじゃない?

ま、それはともかく、そんな都会的なシーンから一転、場面は彼が住む、カナダ郊外の湖のほとりへ移ります。何もなくて静かな場所…。グールドは戸外で、インタビュアーの質問に、意外なほど饒舌に答えています。学校がよほど嫌だったみたいで、何度もそのことに触れていますが、学校に象徴される、予定が決まっていて自由の利かない生活に心底うんざりしていたんでしょうね。

後半、レコーディングの合間にディレクターが、なぜニューヨークに来て住まないのか?と聞いていました。それは音楽家にとって非常に価値のあることなんだと力説します。グールドの答えは、音楽家がこんなうるさい場所に住めるか!…というのかと予想してたらそうじゃなくて(;)アウェイの方が演奏しやすい、ということと、ニューヨークは音楽家の登竜門、そこに居れば競いあってしまうのでそれが嫌だからだ、ということ、それから、自然の中に居ると音楽との接し方が変わる、というようなものでした。

確かにねえ。

人里離れた場所に引きこもって、レコーディングの時だけ出てくる、みたいなエピソードを聞くとどんな変人かと思いますが、そうするだけの訳があるってことですね…。

私が一番好きだったのは、レコーディングの時にいきなり、
「縁起は担ぐ?」って聞かれて、ちょっと考えて、はにかみつつ「うーん…頼む」と言ってたところですね。(テイク12の後、テイク13とは言わないで14にするということだったみたい)

とっても素敵な映画なので、是非見てください。

銀座テアトルシネマで見ました。
少し小さめの映画館なので、見やすい席は真ん中より少し前よりのFの8〜10あたりです。
posted by 銀の匙 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする