2008年01月05日

北欧モダン デザイン&クラフト

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スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの北欧4か国のデザイン製品を集めた展覧会。北欧系のインテリアや建築がもてはやされているせいか、来場者は20代後半〜30代くらいの若者が目立ちましたが、これらの製品の黄金期は50〜60年代で日本にもたくさん入っているので、にわかにブームになったというより、ずっと変わらず愛され続けているといった方が正しいでしょう。

会場をざっと見ただけでも、クリスティアンセンのペンダントライト、カイ・フランクのテーブルウェア、ヤコブセンの椅子、レゴブロックなどなど、まるで実家に返ったような展示品のオンパレード、きっと多くのお宅でこれらの製品が現役バリバリで使われているものと思います。もっとも、最近になるまで、誰がデザインしたのかなんてことはあまり意識していませんでしたが…。会場のディスプレイではデザイナーをピックアップしていて、顔写真も出ています。ヤコブセンなんて「デザインと顔のイメージが合わない」とか可哀想なこと言われてましたっけ。

日本の習慣に従ってか、最近のトレンドか、はたまた北欧のスタイルなのか、デザイナー名を姓、名の順に表示しているのが目を引きました。

仮に飽きても丈夫で壊れず、なかなか模様替えできない北欧スタイル(笑)、あんな巨大な人たちが使っているのに日本の狭い家にも良く合いますね。素材や色、形に、どことなく日本と共通点があったり、日本から影響を受けたりするものがあるせいでしょうか。

展示の仕方は良く工夫されているものの、なにせモノがモノだけに、展覧会へ来たというよりは見本市に来ちゃったような印象は拭えませんでしたが、200点以上が勢揃いしているのは壮観です。見ているだけで安らげる空間なうえ、名作椅子に座れるコーナーもあるのが嬉しいかも…。

2008年1月14日まで
東京オペラシティ アートギャラリー(初台)
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2008年01月04日

ブルーノ・ムナーリ展 あの手この手

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イタリアのデザイナー、ブルーノ・ムナーリの回顧展。プロダクトデザインからブックデザインまで幅広い分野で活躍した人です。今でもあちこちで作品を見かけるので、生誕100年記念と聞いてびっくり。

この展覧会はブックデザインを中心にしていると聞いていたので、ただ本がいっぱい並べてあるだけなのかと思っていたら、もちろん本の実物もありましたけど、それをオブジェにして見せたり、日本の友人達にあてた手紙(これがまた素敵)を展示したりと、なかなか立体的な構成でした。

そうそう、実家にこの人がデザインした灰皿があるんですが、それも展示されていて、何だか懐かしい人に久しぶりに出くわした気分でした。

展示によりますと、ムナーリのデザインの根底には、あるものを違う角度で見てみると考え方の視野が広がる、というのがあるらしく、その哲学はどの作品でも遺憾なく発揮されていました。

私が一番お気に入りなのは「木をかこう」という絵本で、黒の線だけでいろいろな木のスケッチが載っています。普通なら、よく観察して全体の形に注意してみよう…とかアドバイスを書いてしまいそうなものですが、ムナーリは違います。木には規則がある。どんな木でもそれは同じだ、というのです。つまり、太い幹があると、そこから分かれて枝が伸び、先に行くほど細くなる、という規則です。木の形にはいろいろあるけれど、この規則は変わりません。

絵本ではここまでなのですが、ここまでシンプルに考えることができれば、例えばコンピューターを使って木についてのプログラミングが出来るってことですよね、と応用できるし、さらに、木についてはムナーリに教えてもらったけど、他のこともよく観察してみると、下に規則が潜んでるんじゃないかな、と思うようになるのが、この本のミソですね。

他にも、「ピタゴラスイッチ」のような不思議な装置満載の絵本とか、文字を廃して視覚の要素だけで本を作るとどうなるかという実験とか、アイデア溢れる作品がいっぱいで、よい刺激になります。

図録も可愛かったので買っちゃいました。ムナーリの本ばりに、切り込みを入れた凝った装丁になってます。

展覧会の公式情報はこちら

板橋区立美術館
2008年1月14日まで
この後、滋賀県立近代美術館、刈谷市美術館に巡回。
posted by 銀の匙 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

2008年1月上映中〜今春公開映画のリマインダー

春映画のチラシ・ラインナップも出そろって参りました。
2008年はどんな作品が観られるでしょうか。楽しみです。
全部観られるはずもないけれど(というか、1本も観られないときもありますけど)、気になる作品の備忘録としてエントリーしております。

現在上映中の作品につきましては、2つ前にもエントリー記事がございます。↓

〈上映中〉
再会の街で
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このチラシの裏にリブちゃんらしき女性の写真が映ってるのですが、何も書いてないのはなぜ??

恵比寿ガーデンシネマ
新宿武蔵野館

ここに幸あり
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イオセリアニ監督の最新作。お正月から観るともう今年はどうでもいいやって感じになりそうだけど…

恵比寿ガーデンシネマ

グミ・チョコレート・パイン
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大槻ケンヂ原作、ケラ監督の青春映画、だそうな。

テアトル新宿

KAMACHOP(カマチョップ)
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設定としてはそれほど珍しくないようにも思うのですが(「ゴースト」と一緒にされたら怒るか…)映像が面白そうなので気になりました。
1月5日〜25日まで、シネマアートン下北沢

〈1月中旬から公開〉
坂元友介アニメーション全集
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上映館は小さいけど面白いとこにあったなー。行き着くまでの商店街がすごく良くて、良い喫茶店なんかも近くにあるんですよね。映画とは関係ないか…。

1月19日〜
Tollywood(下北沢)

Destroy yourself All about 石井聡互 in Tokyo
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石井監督の特集上映。
大阪でも2月16日から上映予定。

ユーロスペース(渋谷)レイトショー

ピューと吹く!ジャガー
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このチラシ、右が実写、左が原作で二つ折りになってるのですが、キャラクターがそっくりですでに笑えます。特に三太夫セガール!似すぎ!

1月12日〜
渋谷アミューズCQN
池袋シネリーブル

ぜんぶ、フィデルのせい
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結構微妙な映画のような気もするが(フランスの子ども映画ですからねー)、画面の隅々まで堪能出来そうな予感。

恵比寿ガーデンシネマ
梅田ガーデンシネマ
名古屋シルバー劇場

全然大丈夫
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つい、人物の背景に映っている本をチェックしてしまうのですが、向かって左の棚は辞書ばっかりですね。古本屋として大丈夫なのか、照男君?しかも、なんで「辞海」????

1月26日〜
シネクイント(渋谷)

魁!!男塾
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予告を観ました。脳裏に浮かんだのは、小鳥遊さんのお友達が「男気」映画について語ったという身も蓋もないこのコメント。

「男ってバカね〜〜!」

これね、本気で撮ったらすごく面白いと思うんですよ。「300」くらい徹底的にやればね。照れたりしちゃダメです。ま、残念ながら、お客さんのほとんどはおバカ映画を観たい一心で来るとは思うんですけどね。

1月26日〜
シネマスクエアとうきゅう
シアターN渋谷ほか

スエリーの青空
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1月〜
シアター イメージフォーラム(渋谷)

フローズン・タイム
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1月26日〜
渋谷Q-AX

動物、動物たち
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ニコラ・フィリベール レトロスペクティブ
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これはもう鑑賞決定の特集上映。楽しみ〜。しかし、カマンベールが山の名前とは初めて知りました(モンブランといい、カマンベールといい、フランス人て…)

1月下旬?
銀座テアトルシネマ

かつて、ノルマンディーで
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こちらはフィリベール監督の新作。
1月下旬?
銀座テアトルシネマ

〈2月以降〜上映予定〉
胡同の理髪師
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これも観ようと決めてます。混みそうだなー。

2月9日
岩波ホール(神保町)

君のためなら千回でも
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アフガニスタンが舞台の作品で、アメリカ中を感動で包み込んだ…というのにかなりひっかかったんですが、この2館で同時に公開するということはかなり自信があるのではと見ました…さて、どうでしょう。

2月9日
恵比寿ガーデンシネマ
シネスイッチ銀座

トゥヤーの結婚
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スチルを見る限りでは大変美しい映画のようです。
2月〜
Bunkamura ル・シネマ(渋谷)

Sisters
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シアターN渋谷

4ヶ月、3週と2日
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早春
銀座テアトルシネマ

ペネロピ
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2月下旬〜
テアトル・タイムズスクエア(新宿)

NAKBA
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ユーロスペース(渋谷)

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
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予告がとっても面白かったので、ちょっと期待。

4月5日〜
渋谷シネマGAGA
池袋シネマサンシャイン

非現実の王国で
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わたくし的には2008年前半の大本命。どうかな〜。


シネマライズ(渋谷)
ライズX(渋谷)

ダージリン急行
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心が通っていない3兄弟のロードムービーといえば思い出すのは「サン・ジャックへの道」。チラシで見る限り、出だしはそっくり同じのようですが、場所がインドだけにどうなることやら…これも見たい作品。
3月
シャンテシネ(銀座)
恵比寿ガーデンシネマ
新宿武蔵野館

船、山にのぼる
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4月〜
ユーロスペース(渋谷)レイトショー

ナルニア国物語 カスビアン王子の角笛
どうも原作からして私にはイマイチな映画ではありますが、第1部に付き合っちゃったからなあ…

5月〜
全国

西の魔女が死んだ
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初夏〜
恵比寿ガーデンシネマほか

今回はこの辺にて〜!
posted by 銀の匙 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 催し物 リマインダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月02日

俺たちフィギュアスケーター

皆さま明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、毎月1日は映画の日。1月1日も例外ではなく、誰でも1000円で観られるので、ここのところ例年、元旦は映画を観るのが吉例となっております。初笑いを兼ねてコメディをということで、チラシで気になっていたこちらの映画を観て参りました↓
何と言ってもこの宣伝コピーが良かったですね。
「氷が溶けるほど暑苦しい」

まさに、その通り!
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都内は単館上映のため、初日2日目に行った友人は満席で入ることができず、別の…名前は忘れたけどゾンビ映画を観たそうです。周りには明かにコメディを見に来たはずがアテが外れた観客でいっぱいだったとか。可哀想に、上映前にラブラブだったカップルも、映画館を出るときは無言だったそうな(あ、名前を思い出した。「アイ・アム・レジェンド」でした)。

で、この映画ですが、はい、大丈夫!デートで御覧になってください。笑いのツボが一緒なのって大事ですよね。それに新春にふさわしく、おバカでハッピーエンドですので、お正月映画としてもぴったりです。

お話はチラシを見れば一目瞭然ですので(そうなのか?)ネタバレはやめておきますが、けっこう驚いたシーンが3つありました。

一つは、主演の一人、ジョン・へダーが突然***をし??るシーン、もう一つは倉庫の段ボールに新鮮的魚(たしか)と書いてあるシーン(なぜ?)、もう一つはエンドクレジットの「使用している音楽」に***のナショナル・アンセムが登場したところです(この音楽が使われてたはずのシーンは爆笑ものではありましたが…実は初めて聞いたかも)。誰に許可取ったんでしょうか?

いちばん笑ったのは、いきなり「フラッシュゴードン」がかかるとこですかね…。

このシーンに限らず、日本の映画館としては珍しいほど、あらゆるシーンで全館大爆笑でした。

それにしても、別に熱心なファンでもないのに、ナンシー・ケリガンだのサーシャ・コーエンだのクリスティ・ヤマグチ(セリフの中に登場)だの知ってたのが自分でも意外。やはりフィギュアって注目されるスポーツなんだろうなあ…。それだけに、ドロドロした裏舞台があるのでは、と勘ぐりたくもなってしまいます。本作もそのあたりを匂わせる(少女漫画のヒロインいじめ風だけど・笑)描写があったりします。

カウボーイ風の振り付けとか、ラスベガスまがいの派手なショーアップなんかをネタにしているのも、余裕の笑いですよね。(本当にあの手の振り付けが好きなアメリカの人って多そうな気もしますけどね…)。

公式サイトはこちらです。

渋谷のシネマGAGAで観ました。前は別の名前だったと思うけど…(そういえば、先日ここで「アフロサムライ」を観ましたな)ここのチケット予約はブースが1階にあり、席も予約できる利用者本位なシステムなのが嬉しいです。座席に荷物かけがあるのもありがたいですね。前後の列とはかなり段差がありますので、落ち着いて鑑賞できます。見やすさから言えば、渋谷ではトップクラスの劇場なのではないでしょうか。見やすい席はI列の6〜8番あたりです。
posted by 銀の匙 at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする