2008年07月28日

崖の上のポニョ

コンビニの入り口で「これ見たい!これ絶対面白いよ!」と連れが騒ぎ出すので(アンタ一体いくつ?)指さす先を見ると、そこには「鉢かづき姫」みたいなポスターが…。最近世間のことに疎かったのでうっかりしてましたが、そういや「ポニョ」ってもう上映されてたんですねー。ポニョポニョというよりコリコリとおいしそうな絵に釣られて、そのまま映画館に直行しました。

何だかんだいって、宮崎駿作品はすべて劇場で見てる私。今回は子ども向けと聞いていたのでやめとこうかと思ったのに、結局見る羽目になるとは…。

今回まずびっくりしたのは、背景が色鉛筆みたいなもので書かれていることです。動くものはセルに描かれているため、最初はちぐはぐな感じがして慣れませんでした。崖の上に立っている家なんて、嘘っぽすぎると思ったものです。でも怖ろしいことに、だんだん気にならなくなってくるんです。

次にびっくりしたのはポニョの名前ですかね。え、ポニョじゃないの?って、それ、あだ名(?)ですから。本名は違いますよ。奈良美智の描く憎らしい子どもみたいな顔してるくせに、本名
ブリュンヒルデって、どこが?

まあその三白眼の憎らカワイイところが何とも言えませんで、おさかなのポニョにはすっかり参ってしまいました。バケツの中でぐるぐる泳いでるところなんか、宗介くんじゃなくたってノックアウトです。
しかし、いくらアニメだからってあんなに形状が変わっちゃって、同じポニョだって子どもはわかるのかなー?

それに、大人と致しましては、ポニョが口を利くようになるとそこまでカワイイとは思えなくなるんですよね。ずっとしゃべらないままの方が良かったんだけど、子ども向けならしゃべらないとダメかな…。感情移入できないもんね。あ、トトロはしゃべらなかったですが。

結構派手でスペクタクルな場面も多いのに、全体としてはそれほどエキサイティングな印象ではないのは、どこがヤマ場かあまりハッキリしないせいでしょう。リサを捜す宗介とポニョの場面がストーリー的にはヤマ場のはずなんですが、絵的なヤマ場は嵐の中をリサが家に戻ろうとするシーンと、ポニョが宗介に会いに来るシーンなので。

それにしても、周りで見ている子どもたちの反応は熱烈なもので、エンディングの歌はすぐに覚えて一緒に歌っていました。大人が見て面白いかどうかは人によると思います。お話が単純でも動きの面白さに反応する人なら、相当楽しめることでしょう。

それから、大人的な見どころとしては、宗介とポニョを取り巻く大人たちの反応でしょうね。旦那さんが帰って来なくてふて腐れても、いきなり妙な女の子が現れても、すぐにさらっとして子どもの思いを受け止めてあげられるのは素敵ですけど、なかなか現実には難しいだろうなあ…。

新宿ピカデリーで見ました。
今月新装なったばかりのピカピカの映画館です。
バルト9につづくシネコンで、一番大きなスクリーンの部屋でした。
ただ、大きな劇場にありがちの欠点で、スクリーンに近い席は非常に見づらいです。見やすいのはNOPあたりでかなり後ろの方。前の席との段差は大きく取ってあるので、前の人の頭は気になりません。
posted by 銀の匙 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

HOTFUZZ ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン

hotfuzz.jpg

面白いだろうとは思ってましたが、こっち方向に面白いとは思ってなかったので、かなり意表を突かれました。

この夏観る映画が決まってない方は、コレです!イチオシ!
でも見終わったあと汗かいちゃったので、涼しくなりたい方にはあまりお勧めしません(タイトルからして、そんな人はいないか…)

どういう訳だか、私は勝手にこれをおバカ映画だと思って見に行ってしまいましたが、ニコラスの言葉を借りれば、「ちょっと違う」ですね。おバカ映画の方でも、こりゃちょっと違うんじゃないの?と言いそうです。

何でおバカ映画じゃないか説明しろって言われても困るんですが、第一、おバカ映画といえば、主役がまずおバカなことが必要条件だと思うんです。けれども、この映画の主役、ニコラス・エンジェル巡査はスーパーエリート警官で、彼自身は至ってマジメでマトモな人なんですよ。変にマトモ過ぎてすべってる訳でもなし、なかなかナイスなキャラなんです。

彼がきちんとしてるので、スプラッタになろうがランボーになろうが、映画全体に品があるんですね。宣伝ではコメディになってましたけど、セリフ回しやなんかが多少笑えるというくらいです(私が一番笑ったのはエンドロールの「スペシャル・サンクス ギレルモ・デル・トロ」だったくらいなんで)。

そこがちょっと食い足りない人には「テネイシャスD」でも見て頂くとして、この映画では始めちょろちょろ中ぱっぱの意外な展開をお楽しみください。ぼけっと見ててもいくつか気づきましたが、相当いろんな映画のパロディが入ってます。それもこの映画の中なりの必然性がある(…ないのもあったけど)ので、イヤミがなくて良いです。

第二に、映像が非常にスタイリッシュであることが挙げられます。わざとカッコつけて笑わせようとしているのかと最初は疑っておりましたが(謎)、いちおう本格的なクライムストーリーなんですねー。最初のゆるさ加減が信じられないほど、後半は盛り上がります。この映画、先に内容を知っていると面白さ半減なので、ここではストーリーについては触れません。公式サイトの予告編は見ないことをお勧め致します。

こういう話を見ると、ああー日本でもありそうだこれー(優秀な人をよってたかって左遷してみたり、どこが公共だかわからない公共の福祉を優先してみたり、あらゆる意味で)と思ってしまうんですが、ムチャクチャなようでディテールにかなりの真実味があるのが怖いです。

そういえば、邦題の「俺たちスーパーポリスメン!」ですが、これはいけません。アングル巡査に…もとい、エンジェル巡査に「ポリスオフィサーだ!」って直されてしまいますよ。すかさず「ポリスメンオフィサー」って言い直しておいて頂きたいものです。

新宿ジョイシネマ3で見ました。こちらはヒューマックス系の劇場のようです。客席は比較的新しく、十分な段差があって前の人が気になりません。たぶん、どの席でもそれなりに見やすいのではないでしょうか。臨場感を重視する方は、席とスクリーンの高さが同じくらいのF〜Iあたりがお勧めです。

今日の感じでは、渋谷よりは空いていると思います。まず窓口で回を指定します。回数の指定だけで、座席自体の事前指定はありません。
posted by 銀の匙 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする