2010年03月18日

アバター

関係者の皆様には申し訳ないですが、当初この映画を観るつもりはまっっっっっっったくありませんでした。映像がキレイなだけの3D映画なんて(そしてウワサによればストーリーは涙が出るほど陳腐で)、ましてや、静止画像ではキレイとも思えない映画なんて、そして、興行収入第一位の映画なんて、わざわざ観てどうする?(←すごい偏見)

ところがぎっちょん、普段はSF映画しか観ない友人知人が口を揃えて、とにかく観ろ観ろと言うんですよ(話は期待しない方が良いけど…と必ず付け足すのまで同じ・笑)。見巧者にここまで言わせる映画がどんなものか、ちょっと心が動きました。

それに、ここだけの話ですが、私は同じ監督さんの『タイタニック』がとても好きなんです。これを告白すると微妙な反応を示す方が多いんですが、作り手の情熱がひしひしと感じられる執念深そうな作品という点で、良い映画だと思いません?(そういや、話は期待しない方が良いのはあの映画も同じか…)

そういう訳で、前置きが長くなりましたが、まるで騙されたような気持ちで、映画館に座っていたのです。

最初の10分くらいは、飛び出してくる字幕(も3Dとは迂闊でした。しかも、言うも名を憚るあのしとの字幕…)とズリ落ちてくる立体メガネ、ガンダムとエヴァを無断転載してるような映像(正確に言えば、日本がオリジナルって訳でもないんでしょうけど)が不快で不快で、こりゃ先が思いやられると暗澹たる気持ちにおそわれましたが、3Dアニメ(と言っていいんでしょうか)中心の映像になった途端に、その辺はすっぱり、忘れてしまいました。

これでもか、これでもかと、お得意の執念深さを発揮して作り込まれた映像は、確かに一見の価値があります。ゲーム画像が大きくなったくらいのレベルを考えていましたが、そんなチャチなものではありませんでした。

デジタルアニメは実物に近づけば近づくほどキモチ悪く見える…とはよく言われる事ですが、そこを逆手に取って、「実物」を参照しようがない世界を作り、画面に出したあたり、実に心憎い戦略であります。

映像美を心ゆくまで堪能し、ああ、あっという間に終わっちゃったなー、遊園地のアトラクションみたいですごく面白かったーというのが正直な感想であります。で、観てない人にせっかくだから映画館でやってるうちに観なよ〜というのが口癖になってしまいました。

で、推薦の辞はここまでなんですが、せっかくエントリーしたので、話の中味についても、少しは触れようかと思います。
以下、ストーリーに触れています
posted by 銀の匙 at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする