2010年08月02日

インセプション

ちょっとした買い物で池袋に出かけましたが、あまりの暑さに途中でバテてしまい、映画でも観よう…と思ったら、昨日は映画サービス・デーでメチャメチャな混雑ぶり。

ちょっと見てみようかな、くらいに思っていた「インセプション」は最後の回まで見事に満席に。こうなると、見ないではいられないのでありました。

急いで銀座に移動すると、劇場が大きいせいか、はたまた客層が池袋より上のためか(?)最終回には案の定、まだ空きがありました。初めて座る丸の内ルーブルの2階、最後列の席でしたが、意外に見やすいですね。ここはねらい目かも。

さて、この映画ですが、敢えてストーリーは伏せておきましょう。脚本が大変素晴らしく、サスペンスとしては最高の部類に入るのではないでしょうか。

クライムものとはいえ、誰かが死ぬわけではないので安心して観られるし、その割にはアクションが派手なので爽快感もあります。そして、その甘っちょろいところが、この映画の最大のキーポイントになっています。主人公も、観客も安全地帯にいるのに、なぜか不安に苛まされる…この辺りに脚本の妙を感じます。

物語の終盤、相当ハラハラさせられたものの、全ては収まるところに収まり、ハリウッド映画だからしょうがないなーと思いつつも、でも、結構登場人物たちに感情移入してたので、大団円で終わってくれて何だか嬉しく、ちょっとホッとした…



思った


のに…




その瞬間、観客席のあちこちから、溜め息とも驚きともつかないざわめきが漏れ、タイトルロールが始まったときには、拍手しようかと思ったくらいでした、久々に…。

ディカプリオは(昔を知ってるだけに)どうしても、この人オッサンになったなぁ…という感想しか抱けず申し訳ないんですけど、脇の人たちは皆とても良かったですね。クールな相棒役のジョセフ・ゴードン=レヴィット、おおざっぱでも頼りがいのあるトム・ハーディ、この人いろんな役できそうだと思わせてくれたディリープ・ラオ、夢の女、マリオン・コティヤールなど、組み合わせも抜群です。

渡辺謙はなかなか面白い役どころで、英語も大変わかりやすいのが(笑)良かったです。音楽、煽るの上手いよなーと思ったら、ハンス・ジマーでしたし。

夢の中の夢、夢から覚めない夢、「荘子」の頃からさんざん使われてきたモチーフなのに、いまだに人を惹きつけるのはなぜなんでしょうね。仮想現実が現実を浸食しつつある今はなおさら、この話が説得力を持つのかもしれません。

見終わったあとで「ぴあ」のインタビューを読み返してみたら、監督さんはP.K.ディックのファンだそうで、なるほど趣味が合いますね…。
posted by 銀の匙 at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日

エアベンダー

お久しぶりでございます。
それでもって「エアベンダー」。何かあまりパッとしないタイトルだなーと思いながら観に行きました。

実は、この映画の予告に「アバター」という言葉が出てきたので、キャメロン監督の「アバター」と混同していたんですが(「アバター」を観ながら、なかなか小坊主が出てこないなーとか思っていた…爆)こちらはシャラマン監督であります。ネット情報によると、タイトルでキャメロン監督に先を越されたとかいう事らしいのですが…。

すでにこの時点で負け犬の烙印を押されたこの映画、今年最高のB級大作「パーシー・ジャクソン」には譲るものの、ツッコミどころ満載度ではそれに次ぐ、ある意味エンタテインメント度抜群の映画です。映画館でツッコミ入れられたら楽しいのに!黙って観てるのが辛いよ!!とジタバタしてしまうこの映画、どうも続きがあるらしいので、何とか公開して頂きたい!ぜひ皆様、お友達と劇場でご覧下さり、終わったあとはツッコミトークで盛り上がってください!

さて、すごくはしょってる観のあるストーリー展開なのは原作未見でもうすうす感じますが、それにしても、ただでさえ長いんだから、もうちょい脇の人物をカットするか活躍させるか何とかしたらいいのに、と外野は勝手に思ってしまいます。原作もののある映画って、これがきびしいところですよね…。

世界が水の国、火の国、気の国、土の国に分かれていて、それぞれ何となくアジアンテイストというか、ジャポニズム入っているところが吹き出しそうになるのですが、あのハンニャの面は何なんだ、とか…でも…シャラマン監督だから許す。

火の国のヘタレ王子が自国の武官にコケにされ、食事中の兵士たちの前で嘲笑されるシーン、どうみてもしょぼい温泉旅館の朝食風景にしか見えないんですが、でも…シャラマン監督だから許す。

劇中重要な役割を果たす、ある高貴なものも、どうみても近場の温泉にある日本庭園で見かけたとしか思えないんだけど、でも…(以下同文)

シャラマン監督にインタビューできたら、そんなに温泉旅館がお気に召しましたか?と、聞いてみたいです(笑)。

登場人物はいちおう人種混合になってますが、悪役の火の国だけはインド系のキャストで固めているところにはシャラマン監督の見識を感じるけど、この点は否定的な意見が多いみたいですね。

話の進行上配置された、とってつけたような登場人物の多いなか、悪役なのに心優しい?ズーコ王子や、スゴイのかそうじゃないのか良く分からない叔父上、最後にちらっと出ただけでインパクト抜群の王女様など、火の国のキャラクターはなかなか、味があるんですが…。

アン少年があまり大きくなってしまわないうちに、続編よろしくお願いします。
posted by 銀の匙 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする