2017年04月08日

江戸と北京

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数々ゲットしたグッズの中の1つ(手帳)。「万寿慶典」という絵巻をモチーフにしています。

実は明日(2017年4月9日・日曜)で終わってしまうので、ご興味ある方はぜひ足をお運びいただきたい良展。

グッズ売り場も充実してます(はぁと)。上の手帳を始め、江戸代表の『熙代照覧』、北京代表の『万寿慶典』をモチーフにしたマスキングテープ、関連書籍等々、お宝集結。無料で入れますのでぜひぜひ。

18世紀の都市と暮らし、と副題にあります通り、清朝北京も江戸東京も現代と地続きの都市で、いまの北京や東京の風俗習慣とつながっているところが多々見受けられます。

双方、精緻な絵巻物が展示されており、江戸って本屋さん多かったんだな〜とか、北京って役人だらけだな〜、なんか花を這わせたお洒落なラティス状のものがあるけど何だろう?とか、こまごまと描かれた人物や町の様子を見るだけでも楽しいです。

実物も、衣食住の場面に合わせて取り揃えられており、お年玉として使われた縁起物のお金(圧歳銭)や、中国の公務員試験・科挙の答案とカンニングペーパーなど、写真で見たことはあったけど、ようやく本物を拝むことができました。

似てて、違って、おもしろい。という展覧会のコピーは全くその通りで、年中行事や子どもの遊びなど、似てるけどちょっと違うもの、てっきり中国のかと思ってたら日本のだったりするものなど、興味深いアイテムがたくさん。

会期末ということもあって、お客さんはいっぱい来てましたが、場所がゆったりしてるせいか、混雑した感じではありませんでした。

近くの隅田川でのお花見、プラス、定評ある常設展示と合わせて、ゆっくりご覧になってみてください。

博物館の7階には見晴らしのよい和食レストランがあるほか、1,2階に洋食レストランもあり。JR両国駅の飲食店も充実しています。

1階の墨田区の物産を扱うショップでは、言問団子等、江戸時代からの名物お菓子もそろっていて、東京らしいお土産選びに困っている方にもおススメです。

江戸東京博物館
" target="_blank">https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
都営地下鉄大江戸線 両国駅からほぼ直結。
JR両国駅からもすぐです。
posted by 銀の匙 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴースト・イン・ザ・シェル(表示以降、ネタバレです)

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↑初日にIMAXで見た記念にいただきました。

士郎正宗のコミックがクレジットされていましたが、実質は押井守監督のアニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を下敷きに実写化したもの(たぶん)。

密林のように建て込んだ高層住宅からわずかに覗く空を横切る飛行機、暗い海にダイブする主人公等々、アニメがそのまま現実化したようなシーンの数々。

映像・キャストとも限りなくゴージャスで、絵づらはイメージ通り。

観る前は、スカーレット・ヨハンソンの草薙素子って何さ...と思っていたけど、全く違和感がありませんでした(劇中、名前はキリアン少佐ですが)。

ということで、どうせ見るなら大きい画面でスカヨハを拝みましょう。

以下、ちょっとした感想のみですが、ストーリー(アニメ、実写とも)に触れています。ネタバレ絶対アウトな方はここまで。












ということで、映像は限りなく押井アニメの印象に近かったけれど、“ゴースト”は宿ってなかったって感じでしたね...。文化の深い溝を感じたというか…。

アニメと全く同じじゃマズいから、せめてストーリーは変えなくちゃって事情は当然あるでしょうが、まるで方向性がアベコベです。

ここまで映像が似てる以上、監督さんか、脚本家か、誰かはじっくりアニメを観たんだろうけど、きっと心の底では元の作品に納得いってなかったんだろうなあと思ってしまいました。

アニメでも確かに主人公の草薙素子は、全身がサイボーグの自分は、人間じゃなくて疑似の自我を持ってるだけなんじゃないかと思っていましたが、だからって自分が人間だと証明したいと思ってるわけじゃないだろうし、日本の観客は、人間らしくあるための努力を素子はなぜしない?!とか思わないのではないでしょうか。

しかしどうやら、この監督さん(あるいは監督じゃなくて、映画会社のエライ人かも知れないけど)は、どこまで人工化しようと人間はヒューマニティーを追求してるはずだと思ってるらしいし、人工物は人間のコントロール下にないと落ち着かないらしい。

だから、義体化の合理的(?)な理由も付け加えないとヘンだし、凄腕のハッカーが実はプログラムが自我を持ったもので、あまつさえ、主人公がそれと進んで融合するなんてアニメ版の話は受け入れがたかったのかもしれません。

アニメは、仮想現実やなりすましなどの事象を描いて、時代を先取りしていたと評価されていますが、いま観ても古びて見えないのは、その底にある問いが心と身体の関係、人間の存在という普遍的なものだからだし、新しく感じるのは、人工知能やロボット技術が日常的になった時代の意識のありようが描かれているからだと思うんだけど、どうでしょう。

つい、だからハリウッド映画なんて…とか、キリスト教文化圏って…とか言いたくなってしまうけど、ハリウッド映画にも『ブレードランナー』みたいな映画があるし、ここは解釈の違いと捉えるしかないんでしょうね...。

まあ、押井アニメを観てモヤモヤした人は実写版の方が納得いくだろうし、アニメ版のセリフの多さに辟易した人(→私)も今度は画面に集中でき、映像美を堪能できたのは幸いでした。キャストは全員最高だったので、続編ができれば、公安9課のメンバーにもっと活躍してほしいなぁ..。

ちなみに、大人の事情か原作リスペクトか分かりませんが、スカーレット・ヨハンソン演じるキリアン少佐が、日本人・草薙素子の脳を移植したもの(そして、移植後なぜか白人)って設定とか、ヒデオって名前の彼氏がいた(そして移植後なぜか白人)とかって設定、ありましたっけ? 一番盛り上げるはずの場面で「なんでやねん!」とIMAXの巨大スクリーンに向かって、思いっきりツッコミそうになったんですけど…。

109シネマズ二子玉川で観ました。
ここのスクリーンは巨大で、前の方で観るとスクリーン全部を見渡すのが困難。
3Dだと船酔い状態になります。
少し前過ぎる感じはありますが、F・G列ぐらいだと没入感があっていいかも。


ぴあ映画生活
posted by 銀の匙 at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする