2006年01月11日

オラファー・エリアソン 影の光

olafur.jpg

デンマークの作家、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)の個展です。
最初の展示室にテーブルを置き、作品集が並べてあったのがとても新鮮でした。
これまでだと、出口やミュージアムショップに置いてあるケースがほとんどでしたので。

おかげで、今回の展覧会は彼の幅広い作品世界のごく一部分であるということが
最初にわかって良かったです。何しろ、会場に合わせて割とこぢんまりした、光を使ったインスタレーション作品が中心でしたから。

まずはタイトルが「美」という作品。ず、ずいぶん大きく出たわね…と思いましたが、展示を見れば確かに、「美」そのものです。
上のチラシの写真だとわかりませんが、実はスプリンクラーのような装置で水のカーテンを作り、プリズムの光を当てて虹を作っているのです。

落ちてくる水は絹糸のようによじれながら、七色の織物となり、見る角度によって表情を変えます。乾燥した東京の冬の室内では、水の潤いが見ている者に染みこむようにすら感じられます。

他にもいくつかプリズムをつかった作品があるほか、一部屋全部を単色のライティングにしただけ、というのもありました。部屋自体としてはオレンジ色になっているだけでどうということもありませんが、そこに人物がいると、相手が白黒にしか見えないのがとても面白いのです。目の前にちゃんと居るのに、上映されている昔のフィルムを見ているような感覚です。

光を使った作品というと、ジェームズ・タレルを思い起こしますが、彼の作品が空間の広がりを感じさせるのに対して、エリアソンのこの作品は、より「光」と、それを作る「モノ」に焦点がある感じです。

全部で10作品ほどの小さな展覧会ですが、なかなか楽しめます。日曜に行きましたらかなりの賑わいでした。

2006年3月5日(日)まで(会期延長になりました!)
原美術館 
もより駅は五反田、もしくは品川です。品川駅のみどりの窓口では100円割引券を
売ってます。

この美術館には庭に面したレストランがあり、2時過ぎてもランチがあるので
行くときはいつも美術鑑賞兼昼食って感じです。

HPはこちら
posted by 銀の匙 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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