2006年04月16日

国本武春 観客養成講座 しゃうと2006

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以前、何の拍子か「アパラチアン三味線」というのを聞いたことがあります。アメリカのブルーグラスバンドに日本の三味線奏者が参加した音楽でしたが、ある楽器の代わりに三味線を入れて演奏するという安易なものではなく、三味線は三味線らしい味わいで、超絶技巧を披露しつつ、カントリーにも絶妙に馴染んでいたのが印象的でした。

バンジョーに負けない存在感を発揮していたその三味線の弾き手こそ、本日の主役・国本武春さんでした。ふだんは「忠臣蔵」の語りをやっていらしたりするので浪曲師なのかと思っていたら、ブルーグラスの方を先にやっていて、そのあと三味線・浪曲の修行をされたということです。

今回のステージは去年から引き続いている「観客養成講座」の一環です。前回までは浪曲中心だったそうですが、今回はオリジナル演奏が中心でした。

オリジナル・ソングの方は、さすがにバラードは素晴らしかったけど、それ以外はどうも浪曲をロック仕立てにしただけみたいな感じがしちゃって、アパラチア三味線級のインパクトを期待していた自分としてはイマイチでした。反面、「観客養成」の方はなかなか面白かったです。

もとは浪曲なんて聴いたこともないお客さんに、合いの手の入れ方やら何やらを指導するという企画だったようなんですが、今回は、ステージの上は他人事みたいに思ってる客席に参加してもらうため、自分たちで歌を作ろう!という企画でした。

と、ステージには白板が持ち込まれ、まずは歌のテーマを決めます。
いくつか挙がった候補のうちから「ビンボー」が選ばれました(笑)
そして、最初に歌詞を決めていきます。
へえ、作詞が先なんだ!と曲先の楽曲に慣れている自分には新鮮でした。

まずはサビ。貧乏って言ったら何ですかね?という問いに
「マンボ!」
「暇なし!」と応える客席。

たちまち

ビンボー ビンボマンボ!
ビンボー ビンボ暇なし…

と歌詞が作られていきます。
続いて、サビに行くまでのヒラの部分。
ビンボーのユーモラスな具体例を、との誘導に

いつも食事は試食コーナー
ネコをつかまえマフラー代わり…

というようなネタが追加され、
締めの言葉が追加されて歌詞ができます。
リズムは「シャッフル」に決め、リズムボックスに合わせて
語呂のいい歌詞を声に出して読んでいると、
ほとんど自然にメロディーも決まってしまいます。

ヒラの部分はサビと掛け合いにするなど、
さすがなプロの技もプラスされて新曲のできあがり。
今日一番の曲は実はこれだったかも…(^ ^;)ゞ

ラジオ局地下の小さなスタジオでのライブだったので、
演者とお客の距離も近く、楽しいステージでした。
趣向を変えて、
5月12日(金)、6月23日(金)にも続きのステージがあります。
イープラスで扱いがあるほか、当日券も発売される模様。

ニッポン放送 イマジンスタジオ(有楽町)
posted by 銀の匙 at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台/パフォーマンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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