
小松左京先生渾身の力作、小説「日本沈没」をおちょくるかのように、たった数時間(←1週間と書いてある記事も)で書き上げた上に、本家と同じ年に同じ星雲賞を受賞するという、お茶目な小説が原作で、しかも本家「日本沈没」と同じ年に映画化されてしまうという、どこまでもパロディの王道を行く作品であります。
そのお茶目さが嬉しかったあまり、前売りまで買ってしまいました(↑劇場窓口で購入したので、日本以外全部沈没してるスーパーボールをおまけに貰いました♪)
どうせシャレで作った映画だろうと甘く見ていましたが、夜9時過ぎからのレイトショーだというのに立ち見も出るほどの大入り満員でした。しかも、どうやら通な(オタクとも言う)お客さんが参集したらしく、ウケるところにはウケ、驚くところには驚くと、ノリが半端じゃありません。終わったのが11時なのに、エンドロールが出ても立つ人がいない!これは初めての経験かも…。
さて、お話はというと、説明するまでもなく、日本以外が全部沈没いたします。狭い日本へ、世界中の難民が殺到し、世界イコール日本になってしまう。いつもは卑屈(か、卑屈の裏返しで尊大な)日本人が成り上がる成り上がる。なんて恥ずかしい…と思いつつも、アメリカ大統領をアゴで使ってる様子にちょっと溜飲が下がったりする自分がいたりして、人の心のダークサイドをイヤ〜な感じに突いてくる、毒々筒井ワールドが炸裂します。
きっと予算もそれほど使えなかったんじゃないかと思いますが、本編に劇中劇(?)や劇中音頭(?)などを組み込んで、チープながらも単調にならずに話は進みます。そして途中の驚くべき展開(そうでもない?まさかあの人が×××だったなんて!と私は椅子から落ちそうになるほどビックリしました。何て良いお客さんなんでしょう、自分♪)、最後の、諸行無常+曾根崎心中な展開には、やまと心が十二分に表現されているのではございますまいか。
最近流行のオラが国バンザイが如何にみっともないものか、百万言を費やすよりこの映画を観せた方が早いですね。その意味では、
全日本国民必見
の映画と申せましょう。本家の方は観てないけど、ひょっとしたらこちらの方が面白かったりして…。
シネセゾン(渋谷)で観ました。
ちょうど真ん中あたりの列が見やすいです。
朝から全ての回の整理番号を切符に押しますので、
早めに行ける方は番号を確保しておきましょう。



ヤフーで「日本以外全部沈没」で検索し、こちらにたどり着きました。
私も今日この映画を観てきたのですが、全く同じ感想を抱きました。
確かに、人の心のダークサイドがしっかり出ていましたね。
面白くてちょっと怖い映画でした。
私は大阪在住なのですが、こちらでも立ち見が出ていましたよ。
私は前から3列目でスクリーンを見上げながらの鑑賞でしたが…。
はじめまして!コメントありがとうございます。ご鑑賞お疲れ様でした。
>面白くてちょっと怖い映画でした。
ほんと、その通りです。
原作が書かれたころにはネタだった外人イジメも、今は現実に存在するのでシャレにならないのが哀しい…そのうちGATとか本当に作りかねないですよ。優れたSFは未来を先取りしてるというけど、こんなことが当たったらブラック過ぎです。
大阪で大ヒットとは、実力ある映画の証拠ですね!本当に全国拡大ロードショーも夢ではなさそうです。
それでは、気が向かれましたらまた遊びにいらしてくださいねー!
はじめまして!コメント、TBありがとうございます。
>劇中劇やちょっとヤリスギな音頭まで
専門家として、あの劇中劇いがかでした(笑)実昭寺監督監修の成果は挙がっていたでしょうか!?
東京では長細いパンフの他に、防衛庁長官スリッパとか緊急避難グッズなんかも売ってて、見る前から笑ってしまいました。特撮ものを監督なさる折には、是非グッズの充実もお願いしますね!
覚悟して行って来ます!!
こんばんは。もう御覧になったでしょうか?楽しいご鑑賞だったことを祈ります!
今日は「時をかける少女」見て参りました。同じ方が原作とは思えませんでした(^^;)