2007年01月27日

リトル・ミス・サンシャイン

littlemiss.jpg

紹介が前後しましたが、今年最初に見た映画はコレ。見たあとはスカッとするし何だか嬉しくなるという、幸先の良いスタートとなりました。

と言っても、しょぼくれた中年女性が病院を追い出されたお兄さんを迎えに行くところからして、全然癒し系なストーリーじゃない出だしです。お兄さんはとっても辛いことがあり、自殺寸前だったのを請け出されてきたのですが(アメリカの病院て、保険が利かないと帰されちゃうのね…日本でもそうなんでしょうか)、妹の家に着くと早速自殺未遂の理由を聞かれ、マジメに答えてるのにほとんど同情してもらえてないあたり、輪をかけてカワイソー。

家の中はゴタゴタしているし、口げんかは絶えないし、黙りこくったままのヘンな息子はいるし、おじいちゃんヤク中だし、唯一まともらしい小さな娘は身の程知らずにもミスコンに出るとか言ってるし、もうメチャクチャ。これで心温まる展開になるのかと不安になるかもしれませんが、ちゃんと大丈夫です(たぶん)。

まずはお兄さんの専門がプルーストっていうのが異常にツボにハマりました。日本じゃ「えっ、あの話の長い(…そうね)オヤジギャクの人だっけ?」(ちょっと待て、それはジェイムズ・ジョイスじゃないのか)って感じか知ってる人には大文学者ということで通ってる(?)かと想像しますが、映画の中じゃ知られてる割に(お兄さん以外)プルーストを偉大な文学者とは思ってないっぽいところが哀しくも可笑しい…。

登場人物全員、どこかその辺にいそうな感じなのも好感度大。感動の押し売りっぽくもないし、何てことない映画なんですけど、心に残る一本です。
posted by 銀の匙 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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