2007年02月10日

アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界

マーガレットさんのライブに行ってきました!詳しくはこちら

artoftoy.jpg

これは必見のドキュメンタリー。まるで魔術師のようにピアノを奏でる驚異のピアニスト、マーガレット・レン・タンについての作品です。

ピアノといえば鍵盤楽器ですが、この映画を観てるとそんな常識は吹っ飛んでしまいます。蓋を開けたピアノの弦をハープのように引いたり、閉じたピアノを打楽器のように叩いたり。

彼女の手にかかれば、前衛音楽に全く何の興味もない人でも、その響きの美しさに気づかされることでしょう。それほどまでに迷いがなく、高潔で明晰な音楽を聴かせてくれます。

弦の部分にネジを差し込んで特異な音響を作り出すプリペアド・ピアノという手法で演奏されるジョン・ケージの楽曲や、演奏者も楽器の一部と化すジョージ・クラムの「マイクロ・コスモス」など、素晴らしい楽曲がふんだんに盛り込まれています。

限りなく広がっていくピアノの可能性と、マーガレットの、時には巫女の踊りのように、時には慈しむように演奏する姿にすっかり魅了されてしまいました。彼女の表現には、芯の一本通った彼女自身の生き方、シンガポール人という文化的バックグラウンドが反映されており、映画もその点を良く捉えています。

後半、彼女が新しいステップとして取り組んでいるトイピアノ(おもちゃのピアノ)の演奏パートはスヌーピーのワンシーン(シュローダーがトイピアノを弾いてるアレ。)が登場したりして楽しく、映画館も笑いに包まれました。映画が終わると自然に拍手が起こりました。宝物にしたいような映画です。

エヴァンス・チャン監督

UP LINK X(渋谷)
40席ほどの小さな映画館。上映1時間前より整理券を配ります。音響はいいんだけど…前に人が座ってしまうと全然見えません。もうちょい何とかして欲しい。ああ、また半分頭か〜と思うと行く気も萎えます。いつも良い映画をやってくれるのに…。
posted by 銀の匙 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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