2007年05月02日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2007

今年もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行って参りました。

本日が初日だったんですが、実は例年GWということで、何の疑問もなくチケットを予約したんですけど、直前になって、はたと気づきました。5月2日って、平日じゃん…(大ボケ)。

仕方ないので休みを取り(自分でも呆れた)、がっつり4プログラム聴きました。

昼過ぎからだったので、ちょっと丸ビルに立ち寄ってみたところ、12時回っていたというのにレストランも並ばず入れました。ここは平日混んでいるし、休みは休みで並んでいるので、空いているのは不思議でした。つまり、この辺で働いている人たちは連休でお休み、よそから来る人は平日で来なかった、ということなんでしょうか。あるいは新丸ビルに人が移っちゃったのでしょうか?

それはさておき、最初のプログラムは「ハンガリーの民俗音楽とコダーイ無伴奏チェロソナタ作品8」でした。民俗音楽の方が聴きたくて選びましたが、街中ではなく舞台でやると、賑やかな舞踊の音楽も何だか寂しい感じで、たった一人、ロール・ディールティンスが演奏したコダーイに負けてしまいました。憂鬱な音楽でしたけど…。

続きましてはトリオ・ヴァンダラーが演奏します、ドヴォルザークの「ドゥムキー」とマルティヌーの「ピアノ三重奏曲 第2番 ニ長調」。B5というホールはあまり音が良くない上に、お客さんも騒がしい人が多くて落ち着かない雰囲気でした。そこへ「ドゥムキー」。これがまたとっちらかった印象の曲で、あっ、何かどっかで聴いたことある…というようなフレーズがあれこれ登場しては移り変わっていきます。第六楽章のマヌケなフレーズが大好きなので、まあ良いんですが。
マルティヌーは初めて聴きました。なかなか良かったです。

その後は、ちょっと間があきましたので、地上にある広場へ。
今年は広場に演奏用のステージが設けてあり、今日はルーマニアのジプシー音楽バンド、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスが無料演奏を行いました。

最初は意外にも、にぎやかなダンス音楽ではなく、バラードから入りました。バラードの2曲目が凄く良かったなあ…。歌ってたオヤジさんも渋かった…。映画「ラッチョ・ドローム」に登場したチャウシェスクについて歌ってた歌を思い起こしました。この無料コンサート、時間帯は違いますが毎日あるようなので、公式サイトでチェックしてみてください。

さて、夜はチェロとピアノの二重奏。今度はメジャーどころのプログラムです。サン・サーンスの「白鳥」、ドビュッシーの「レントより遅く」(この邦題、「レントよりなおゆっくりと」で刷り込まれているので違和感が…)「月の光」「吟遊詩人」、デュバルク「旅への誘い」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ハバネラ形式の小品」、ショパン「序奏と華麗なポロネーズ・ハ長調」でした。

ブリジット・エンゲラーが弾くというので聴きにきてみたところ、病気のため代役でアンドレイ・コロベイニコフがピアノでした。

いかにも私ゃ音楽家タイプのチェリスト、アンリ・ドマルケットと、ガテン系なコロベイニコフという凸凹コンビではありましたが、きっと急拵えだったでしょうに非常に息が合っていて、ピアノは良くチェロを引き立て、「吟遊詩人」なんか惚れ惚れしました。

ご本人たちも会心の演奏だったのか、時間がちょっと余ったせいか、アンコールでドビュッシーの「ボンソワール」とプーランクを一曲やってくれました。ドマルケットはノリノリでもっと演奏したさそうでした。後ろがつっかえてなければ、あと2、3曲はやってくれたかも…。惜しかった。

本日最後のプログラムは、一番楽しみにしてたベルトラン・シャマユのピアノ・ソロでした。ヤナーチェクの「草陰の小径を通って」をライブで聴けるのが嬉しくて嬉しくて。曲目は他にスメタナの「3つのサロン用ポルカ 作品7」「ポルカへ短調」「ポルカの形式によるボヘミアの思い出 イ短調作品12−1 変ホ短調作品13−2」。いずれも現代的で聴かせる作品揃いです。

会場が一番狭い相田みつを美術館でしたので、座席はピアノまで1メートルもないほど接近。ピアニストの表情までよく見えて、大変面白かったです。

っていうか、シャマユは小柄な人なので、フォルテシモでは椅子からぴょんと飛び上がり、全体重を掛けてガガーン!!!と弾くので、そのうちピアノを壊すんじゃないかとハラハラしました。あんな可愛らしい顔の割には大胆果断な演奏ぶりで凄かった。

ということで、これから5日まではフォルジュルネ三昧。明日は1プログラムだけですが、楽しみです。

そういえば、相田みつをへの移動中、展示ホールで無料コンサートをやっていました。学生オケらしく、若者たちが演奏していたましたが、思わず立ち止まって最後まで聴いてしまうほど上手かったです。空き時間があったら、展示ホールもチェックしてみてくださいね。
posted by 銀の匙 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(2) | 舞台/パフォーマンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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