2014年10月17日

蘭陵王(テレビドラマ8/走馬看花編 第4話)

皆さま、こんばんは。
第4話は情報量が非常に多い回のため、記事も長大になってしまいました。時間も普段の2倍近くかかりましたが、その割に、あまり中身はなくて、ただ調べ物をしたから記録しときましたみたいな感じになってしまいましたこと、お許しください。

いや〜、年を取ると話が長くなって困りもんじゃのう。ふぉっ、ふおっ、ふおっ。
助さんも聞きなさい、格さんも聞きなさい…。(

ちなみに、前回(第3話)はこちらです。

第4話のあらすじ

ベクトル真逆の間宮兄弟こと、高家のナンパ四男坊・五男坊は、
首尾よく田舎娘をナンパして花嫁に仕立て上げ、丹州城(たんしゅうじょう)に囚われた義兄弟の救出に向かうのでありました。

何のことやらよく分からない? すいません、失礼しました。

大人数で敵国の拠点に潜り込むため、花嫁行列を装ってみた蘭陵王=高長恭〈こう ちょうきょう〉=四爺〈スーイエ〉一行ですが、当然のごとく敵将・尉遅迥(うっち けい)に疑われ、いいようにからかわれた挙句、見張りつきで斛律須達〈こくりつ しゅだつ〉の奪回作戦に挑むこととなります。

一方、敵国・周のアシナ皇后は、援軍の要請のため自ら突厥〈とっけつ〉に出向いた夫君・宇文邕〈うぶん よう〉が、行方知れずになっているとの知らせに、救出に向かうよう、腹心の臣下・宇文神挙〈うぶん しんきょ〉に命じます。

花嫁に扮した楊雪舞(よう せつぶ)は、城内の隠れ家にたどり着いた途端、お役御免で追い出されてしまいます。それでも別れ際に、はるばる届けにやってきた仮面を渡し、四爺から路銀代わりにと、玉佩〈ぎょくはい〉を貰い受けるのでした。

城門を出ようとした雪舞は、玉佩の文字を見て、ようやく四爺が蘭陵王だと気づきます(遅いよ)。尉遅迥が城門を締め切り、蘭陵王を生け捕りにしようと企んでいると知り、助太刀すべく刑場へ向かうのですが…。



さて、南汾州城〈なんふんしゅうじょう〉の怪しげな旅籠に立ち寄り、花嫁役の妓女を調達するはずが、なぜか女衒〈ぜげん〉に捕まった雪舞を買い取る羽目に陥る四爺ご一行様。

時間もないし、さっさと事情を説明して協力してもらえば良いものを、なんでこんな手の込んだ芝居をしたのでしょうか。

だって別に女の子なら誰でも良かったんでしょ?

そりゃー、もちろん役得狙い(はぁと)ということもあるかもですが(誰か桶持ってきて、桶!

そうだ、雪舞の凶器(桶)ですが、これも気になるなぁ。水を入れて使った後がありますが、手でも洗ったのでしょうか(化粧はしたままだし、靴は履いてるし、服は着たまんまみたいですもんね)。

通常、北中国にああいうサイズの桶があると、それは足を洗うためなんですが。

…いえ、気になるのは桶じゃなく、旅籠に入る直前の四爺のセリフです。

「有去無回」という言葉、吹き替えの通り、「ルビコン川を渡る」(後戻りできない)の意味の方ならいいんですが、“肉包子打狗”(「肉まんを犬にぶつける」―もう戻らない)の方だったらイヤですね。

↑こういうダジャレみたいな決まり文句を、中国語では“歇後语”(シエホウユィ)と言います。上の句だけ言い、後ろは普通言いません。

日常よく聞くのは、
“老王賣瓜−自賣自誇”(王さんが瓜を売る―自画自賛)とか。

“劉備借荊州―借無回頭”(劉備玄徳が荊州(けいしゅう)を借りる―借りたら返さない)とか。

この「歇後语」という修辞形式は、史実でも、このドラマの時代(南北朝)ごろに大流行したのだそうです。

あ、肉まん食べてる場合じゃなかった。次のセリフはもっと怖いんだった。

“不會走漏風聲”(秘密を漏らすこともない)って…。
よくて丹州城に置き去りにするか、最悪、始末してしまうつもりだったのでしょうか…(ひえぇぇ)。

ところが、目の前の女の子は兄上と知り合いらしい。このとき、弟君の、安徳王〈あんとくおう〉=高延宗〈こう えんそう〉=五爺〈ウーイエ〉が、彼女と兄がどういう知り合いと思ったかは、女神・女媧〈じょか〉ニャンニャンのみぞ知る。

プラス、この女の子ときたら、第四皇子殿下に向かって“衣冠禽獸”(紳士のなりをしたけだもの)などと、忠臣・楊士深(よう ししん)がこの場にいたら(いなくてホント良かった)、即、手打ちなセリフを吠え立ててます。

そりゃ、五爺はこの娘に大役を割り振るのは躊躇するでしょうよ…

五爺が反対したらしいことは、ひと芝居うってみて、やっぱり雪舞が助太刀してくれた後に四爺が言う、
“五弟 你看 雪舞姑娘果然是重情重義吧”
(弟よ見たか、雪舞どのはやはり情義を重んじるお人だ)
というセリフで分かりますよね。

続けて、高家の宝刀・必殺「おねだり」技を駆使しはじめる四爺。

このとき雪舞に、「ここまで来たのは仮面を返すため」と言われても、特に何の反応も示してません(絶対忘れてる)。畳み掛けて、「何でも欲しいものを用意しよう」“決不食言”(決して約束をたがえません)ってセリフに思わず吹きました(“食言而肥”言質を食べて自分が肥え太る=約束を破って自分の利益にする、って言葉を思い出した)。

ついには、蘭陵王に会わせてあげるからと、雪舞の協力を取り付けますが、その時の、“君子一言 駟馬難追”(君子が口に出した一言は、四頭立ての馬車でも追いつけない=君子に二言なし)という約束の方は、かろうじて守れて良かったですね、つーか、もう目の前にいるんだから、ほとんど詐欺ですよね。

(お雪:雪舞)「そうすれば、水戸のご老公に会わせていただけるのですね!」
(黄門:長恭)「ふおっふおっふおっ」
(助さん:五爺)「…。(ちっ、ナンパはどっちだよ)」
(格さん:士深)「…。(現場の苦労も知らんと)」

ってことでしょう…?
いや、四爺の場合は暴れん坊将軍かな。

と、ここまでが第3話(前置き長くてすみません)。

話は決まり、花嫁にお化粧をと、宿のおかみが現れて、自分が化粧すればまるで別人、と瓜を売り始めます(私を斉のざわちんて呼んで、なんちて)。

ここで吹き替えでは、
「あかぬけないガチョウも美しい白鳥に生まれ変わるからね」
と言ってますが、ガチョウって言われたくらいで雪舞も大人げない反応。
でも中国語では、
爛泥也能扶得上牆ぐちゃぐちゃの泥だって壁に塗れるくらいにはなるから)

って言われているので、お怒りごもっとも。

ま、塗った結果、
把你捧到手心里疼
(手のひらで捧げ持つほどお気に召してくださる)
んなら許すか…。

この“捧到手心里”はエンディングの歌詞にも同様の言葉がありますが、大切なものを手のひらに掬って捧げもっているという、聞くだにロマンチックな言葉。日本だと、目の中に入れても痛くない、がやや近いでしょうか(あまりロマンチックじゃないけど)。

なお、うっとりしてるところに申し訳ないですが、この部屋のインテリア、覚えておいてくださいませ。

さて、一階では五爺と、バッチリ花婿の装束に着替えた四爺が丹州城のガイドマップを前に打ち合わせ中です。

蘭陵王は武将の割に、結構な衣装持ちのようですが、今回のお召し物はお持ち込みの、
s-epi3_6.jpg

この↑中の服の着回しですよね、きっと。一番中に見える赤の服は、この後も内側に着ておられます。
(私ゃてっきり、撮影用の衣装なんだから、重ね着に見える部分は襟だけ内側に縫い付けてるのかと思っていたのですが、本当に重ね着してるんですね。そりゃ暑いはずよ。)

四爺に限らず、中国の武将は赤いシャツを着てることが多いようで、中国の人に何で?って聞いたら、血がついてもわかんないからに決まってるじゃん、とそんな常識も知らないのかくらいの勢いで嘲笑われました。加えて斉の装束が史実でも赤だということもあるんですが、それはまた後の回(→第7話、→第9話)にて。

さて、流血沙汰とどういう関係があるのかは不明ですが、中国ではお祝いごとの色はと決まっており、伝統的な結婚式では赤い衣装を着ます。ただ、いつの時代からそうなのかは、参考書がまだ届いてないので、はっきりしたことが言えなくてすみません。

四爺がたすきのように前に掛けているのは大紅花といい、 これを掛けるのは実は明代くらいからの習慣だそうです。まあ、時代劇の花婿は何時代の話だろうとだいたい付けているので、これが花婿、という矢印とでも思っていただければ幸いです。

ちなみに、中国の結婚用品は何から何まで赤く、招待状もです。これが届くとご祝儀の心配をしなくてはならないので、招待客は“紅色炸彈”(赤い爆弾)という物騒な名前で呼んでます。後の方のシーンで、段韶が敵の守備兵に渡しているのもきっと紅包(ご祝儀)ですね。(ふつうは結婚する側がもらうもんだと思うけど)

中国語では“紅”という言葉は「人気がある」という意味なんですが、ロシアでも赤が良い色らしく、「赤の広場」とは赤い色に塗られた広場でも、革命の広場でもなく、元は「美しい広場」という意味なんだと聞きました。

と、無駄話をしているうちにだんだん夜も明けてきて、支度のできた雪舞が下りてきます。

そして思わず立ち上がる五爺と四爺の後ろに掛かってる、「青菜豆腐」ってメニューが気になってしょうがないのですが、お酒のつまみでしょうか。今では中華と言えば炒め物!が相場ですが、この時代、特に斉では、まだ煮物がメニューの中心でした。このお話もまた今度。

ここで、五爺は、
這是那位不男不女得雪舞姑娘,
(これがあの男か女かよくわからない雪舞どのか)
と言います。意味合いとしては吹き替えの「あれがあのおてんばで男勝りの雪舞どのか」ということなんでしょうが、見てくれも女の子らしくない、という意味がたぶんに含まれております(殺)

何せ、村娘たちにさえ、
男人婆(おとこ女!)
と言われてる(ハイ、いい意味は1ミリも含まれておりません)ので、女人と見まごう当社比)高長恭とは、ホント、お似合いだと思います。

っていうか、キャスティング的には、女人に見えるといわれてそうでもないウィリアム高長恭と、男の子みたいといわれてるけどそうでもないアリエル楊雪舞はよいコンビ、というべきか。

ここで、五爺は、吹き替えでは「見間違えるほどの美しさだ」と言ってますが、中国語では、

人真不可貌相啊 
(人はホント、見てくれじゃないね)

と言ってます。言いたいことはたぶん吹き替えと同じだったんでしょうが、
あまりにビックリしたのか、何か言葉の使い方を間違ってません?
この言葉、セットで使うことが多くて、

人不可貌相,海不可斗量
(人は見た目に寄らぬもの、海は升では量れない)

というのが決まり文句です。見た目は男の子みたいだったけど、実は女らしい器量の持ち主だったんだなあ、と言いたかったんでしょうかしらね。さすが斉のざわちん、侮れません!

ここで、婚礼の間、顔を隠すための団扇を渡されて、雪舞は
「庾信(ゆ しん)の詩にもこうあるわ 「夫婦(めおと) 床前(しょうぜん)に扇をしりぞく」、これが今の習慣なのよね」
“庾信的詩裏曾寫過 分杯帳裏 卻扇床前”

と言っています。
s-epi4_8.jpg
 
この習慣自体を“卻扇”(チュエシャン)と言います。この習俗の始まりは例の本を見ることが出来たら補足するとして、雪舞が言う詩の方は、やっと見つかったので、ご紹介いたしましょう。

この詩はちょうどドラマと同じくらいの時代を生きた文人・庾信の、《為上黄侯世子與婦書》の一節です。

昔仙人導引 尚刻三秋;神女將梳 猶期九日

未能龍飛劍匣 鶴別琴臺 莫不衔怨而心悲 聞猿而下淚

人非新市 何處尋家? 別異邯鄲,那應知路?

想鏡中看影 當不含啼;欄外將花 居然俱笑

分杯張裏 卻扇床前 故是不思 何時能憶?

當學海神 追潮風而來往;勿如織女 待填河而相見。

                 (《芸文類聚》閨情[32-1])

南北朝時代の詩集をひっくり返してもなかなか出てこないので、こうあるわ、って、こうないじゃん! 詩としては散逸したのかと怒っていたら、『芸文類聚』(げいもんるいじゅう)に載ってた。知ってたらかなり時間の節約になったのに…(怒)

『芸文類聚』というのは、『これでスピーチも安心!お題別名言集』みたいなもので(え?)、「ジュエリー」とか「ファッション」とか「ホラー」とか「魔法」(←ホントにそういう内容なの!)とかカテゴリー別に詩や文章を集めた、唐代の本です。

この詩の作者・庾信は513年に生まれ(斛律光(こくりつ こう)将軍より2歳年上)、ちょうど南北朝が終わり、隋が建国された年(581年)に亡くなりました。おばあ様が言うとおり、雪舞たちにとっては、まさに同時代の作家です。つまり、先ほどのセリフは、

「村上春樹の「扇をめぐる冒険」に書いてあったのよね」

ということでしょうか…

やれやれ。

おばあ様に「星めぐりが悪い」と一言の元に切って捨てられた南朝でしたが、当時、「六朝(りくちょう)文化」と呼ばれる文化が栄えており、庾信は梁の宮廷に使える詩人でした。使者として西魏に滞在する間に政変が起きて帰国できなくなり、そのまま、西魏に替わって起こった周に留まりました。

557年、つまりドラマでいえば第一話で楊堅が出てきた時点で、梁は滅び、陳に替わりました。帰る国の無くなった庾信は望郷の詩人として後代まで知られることとなったのです。

ただ、同時代とは言っても、この詩は斉が滅んだあとに書かれたらしいという説が有力。おばあ様は、詩の内容も予言したのかもしれませんけど…(ははは)。
 
この詩は、政変によって20年も南北に別れ、離れ離れになってしまった夫から南朝にいる妻に宛てて、という内容になっています。無理やり解読してみた大意は(間違ってたらゴメン)、

むかし、仙人は養生のため三年の後の、巫山の神女は節句の日の、
再会を約束したと言う

一対の宝剣は離されれば龍となって消え 
離別された妻の嘆きを奏でる琴の調べは 涙を誘う 

故郷の外に帰る家はなく 異郷にあっては道に迷うばかり

鏡を覗いて泣くこともなく、共に摘む花は咲きほころんでいたあの頃

婚礼の日、帳の中で杯を取り交わし 花嫁の扇を下ろした光景を 
懐かしまないならば いつ憶いだすと言うのか

潮風に乗って行き来する海神のようでありたい 
河が埋まるまでは会えぬ織姫のようにではなく


って雪舞よ、またこんな詩、(お芝居とはいえ)婚礼のときに詠んでどうする。

自分で自分に呪いをかけてる人たちはしばらく放っとくとして、
この詩に詠われた卻扇という言葉は、『世説新語』(せせつしんご)に載ってるエピソードから採られたということなので、そっちも見てみることにしましょう。

こうしていつも資料探しの無間地獄にはまっていくのですが、私はこの『世説新語』という本がとても好きなので、しばしお付き合いくださいませ。

『世説新語』というのは雪舞たちの時代の100年前くらいに、南朝で書かれた本で、いわば人物のエピソード集のようなもの。「disる」「ずるい人」「どケチ」など、36の章に分かれていて、なかには「イケメン」という章もございます(本当です!!)

ひとつひとつのエピソードはすごく短いのですが、すぐにドラマか映画に仕立てられそうな話がたくさん。

ものは証拠に、「イケメン」の章から一つご覧いただきましょう。井波律子先生の読みやすい日本語訳があるので、省エネして引用させていただきます。

潘岳(はんがく)はスタイルが言いようもなく美しく、顔つきがハンサムだった。若いころ、はじき弓を小わきにかかえて、洛陽の道に出ると、出会った女たちはみな手をつないで、彼をとりかこんだ。

左思(さし)はこれまた言いようのない醜男(原文の「絶醜」っていうのが何ともはや)だったが、やはり潘岳の真似をしてぶらついた。
すると婆さん連中からいっせいに唾を吐きかけられ、しょげかえって引き上げた。


ひ、ひど〜い。

さて、卻扇の方は「ずるい人」のエピソードの中に出てきます。ちょっと長いので、はしょり気味に引用させていただくと、

温公は妻を亡くした…おばに娘の結婚相手をさがしてもらいたいと頼まれ、二、三日後に報告して言った。
「嫁入り先が決まりましたよ」…

婚礼が済み、交礼(新郎新婦が顔を合わせて挨拶する)の段になると、娘は手で紗の扇を押し開き、手を打って大笑いしながら言った
「私は最初からおじいちゃん(温公)じゃないかと思っていたけど、やっぱり思ったとおりだったわ」


これが…あのロマンチックな詩の典拠って、どうなの?

1500年前の人の感性はいまいち理解しがいたものがありますが、引用した『世説新語』は平凡社の東洋文庫に入っています。面白いのでぜひ、ぜひ、読んでみてください。作者があと100年遅く生まれてたら、絶対に高一族のエピソードも入れてくれたでしょうに、残念無念!

なんで漢文なんて勉強しなくちゃいけないのよ〜とギャルに聞かれたら、私は絶対こう答えますね。

そりゃあなた、『史記』『世説新語』『資治通鑑』(しじつがん)をナマで読むためよ。

またも話が飛びましたが、いまや、ドラマに出てくるような古式ゆかしい結婚式は、本場ではたぶん見られないと思います。

が、ここまで、紹介した中にも、床に座る習慣等、いくつかあったように、
こうした中国の古来の習俗が、驚くことに今でも、日本で見られることがあります(→http://www.misawa-world.com/loca_wasoujitaku/oiedatinosaho.html

↑ここに紹介されている中で特に興味深いのが、ドラマ同様、

・「扇子で顔をふさぐ」というところと、

・必ず花嫁さんに年配の女性が付き添うということ(第19話の婚礼シーンで皇太后が現れたのは、恐らくこの習俗のためでしょう。だから、段太師や斛律将軍では本来はダメなんだと思います)、

・花嫁さんを通せんぼする習慣(香港では、迎えの人をなかなか入れない、という形で残っている)

・先祖、両親に挨拶するところ(中国の礼法では、同様にした後、夫婦がお互いに挨拶をします。結婚の儀式で一番重要なのはこの箇所なのですが、第19話では前の二つを省略してしまったため、物陰から見ていた鄭児が、こんなのまともな婚礼ではない…と思っている訳です)、

 それから、
・昔の祝言は夕方から行われることが多かった、というくだりです。

古来、婚礼は夕方から行われました(なので昏礼と言った)。通常、陰陽が交代する時間だから…といった説明がされていますが、近代の歴史学者・郭沫若(かくまつじゃく)は、これは古代の略奪婚の名残だろうと言っています。

婚礼前の儀式で一番大切なのが、迎親という、花婿が花嫁を迎えにいくステップなのですが(ドラマのこの場面では、でっかく「本日開店」じゃないや、「迎親」って書いた赤い看板持っている人がいますね)、そういうところに略奪婚の面影があると言うのです。

略奪とは言いませんが、よそ様のお嬢さんにとんでもない事を頼んでいるので少しは良心が咎めるのか、四爺は雪舞に、

姑娘義氣相助 再次表示感謝
(義を重んじて力を貸してくださること、重ねて感謝します)と言っています。

男女7歳にして席を同じうせずの時代に、いくら計略とはいえ派手に結婚式をしたのがバレでもしたら、誰ももらってくれないどころの騒ぎではありません。
(ま、戦乱の時代だから、実際には再婚した人も多かったでしょうが…。)責任とって結婚してくださいといわれても文句はいえないのでは…あ、それが狙いか?

ええと。少しは悪いと思っているのか、下心をカムフラージュするためか良くわかりませんが、隣に女将もいるっていうのに、秘密の計画をしゃべっていいんでしょうか。

事成之後 一定把妳平安地回到村里
(事が終われば、きっと村に送り届けます)

ともおっしゃってますが、このお方の「きっと」は、まったく信用なりません。

五爺がからかっているときは真面目に応対している(でも何となく嬉しいのが隠しきれない)くせに、わざわざ雪舞に,

剛剛忘了說 雪舞姑娘這身打扮 比白山村任何姑娘都要美
(先ほどは言い忘れましたが、雪舞どのの花嫁姿は白山村の誰よりも美しい)

だって。
この弟にしてこの兄ありのセリフを言うあたり、なんかキャラ的にどうなのでしょうか。いえ、実は弟と似たり寄ったりのキャラだというのが真相なんでしょうよ。

と、視聴者を呆れさせておいて、画面は周の国へ。
12月というのに、麗正殿にはやっぱりハスの花が咲いております。

ここでアシナ皇后が碁を打ちながら、左手では数珠を繰っているのにご注目ください。

そこへ登場するのが、われらが統領・宇文神挙〈うぶん しんきょ〉。
演じているのは中国の俳優さん、レオン・ワン(王峥)。そうそう、いかにも北中国っぽいっていうのはこういう感じの人です。彼に比べるとウィリアム・フォンは、「江南の才子」って感じですよね〜。

そういや、ウィリアム・フォンといい、レオン・ワンといい、なぜ中国の俳優さんなのに英文名があるの? そりゃ、香港の俳優さんなら、イギリスの植民地だったんだから、分からなくもないけど…。(最近じゃ外資系で働いてる一般人も英文名を付けてるんですってね。モモコとか。でもそれって英文名なの?)

なぜか最近日本では、中国の俳優さんを漢字じゃなくてカタカナだけで書くから、英文名の方が分かりやすいっていえば分かりやすいですけどね。(フォンシャオフォン、下から読んでもフォンシャオフォン…。失礼しました〜)

でも、いやしくも日本人なら、ハリウッドに進出した俳優さんが「ウィリアム真田」とか、「レオン渡辺」とか名乗るなんて、あり得ないですよね(あだ名ならあるかも知れないけど)。

こういうところ、中国の人は結構、臨機応変だなと思います。意外に相手に合わせるというか、グローバル・スタンダードに合わせるのが好きだしね…。そのあたり、日本人が中国に対して勝手に抱いてるイメージとはだいぶ違うんじゃないでしょうか。

宇文神挙は史書ではだいぶ褒められてる人。活躍するときにまたご紹介するとして、ここでは皇帝が迷子になっていると報告しに来ます。周の皇帝・宇文邕〈うぶん よう〉。出だしからして世話の焼ける人です。

そんな困った人が徘徊しているとはつゆ知らず、花嫁行列は進みます。花婿を載せた踏雪も、赤いリボン(“大紅花”)をつけていますね。この風習、現代でも残っています。現代になるとこんな感じ。

s-honghua.jpg

そこへ、段韶〈だん しょう〉太師(たいし)が行く手を遮り、こう言います。
「この齢までお仕えしてきたのですぞ、殿下のお心も読めぬようでは臣下失格です。」
 
んですけど、ルートはともかく花婿に化けるってことまでお見通しだった段太師は、
おばあ様の向こうを張る占い師だったのか、
“運籌策帷帳之中,決勝於千里之外”(帷幄のうちに策を巡らし、勝ちを千里の外に決する)ってタイプだったのか、(『史記』高祖本紀から。この話は、少し先に雪舞が高緯に言うセリフに出てきます)
婚礼の行列に化けたら?ってアドバイスしようと思ったらその通りだったのか、
宇文邕並みに、常に四爺にセンサーを貼り付けていたのか…
(やんちゃされたら困るから、五爺に張り付けてたのかもしれないけど)

そんで何、止めに来たわけ?と、太師に頭が上がらないらしい四爺は緊張していますが、
“老夫自知是無法阻止四爺你的”
(この老いぼれ、四爺を止める手立てはないと承知しております)
と言われ、怒られるのかと思ったらそうでもなかったのでホッとしてるっぽい笑顔が、怒られなくてすんだ子どもみたいでカワイイですね。

この表情、全編を通して、段太師と雪舞にしか見せてないと思います(現皇帝と皇太后に向かって笑顔を見せるシーンはありますが、もう少しよそゆきの顔です)。この2人にだけは、気を許してたってことでしょうね。

ところで、段韶はここで、吹き替えでは「殿下」って呼んじゃってます(雪舞は輿の中から熱心に聞いている(いつもの必殺技・笑)。
皇子以外の人を殿下なんて呼びますかね…?

それに、なんで四爺は殿下で五爺が延宗さまって呼ばれているのかも謎ですね。

中国語では四爺と呼んでいるので素性がばれないでしょうが、むしろ、段韶を“太師”(タイシ)と呼んでいるのがヤバいです。太師とは元々皇帝の先生を指す言葉で、臣下としては最高の位です。そんな人に敬語を使われちゃうのは皇族以外ありえません。

加えて五爺がダメ押しで、
「おばあ様がご覧になったらきっと大喜びなさるぞ」
吹き替えは上手く逃げましたが、中国語では、

皇姥姥要是知道你娶親 肯定開心死了
(もし皇太后さまが、兄上が花嫁を迎えると知ったら、死ぬほど喜ばれることだろう)
って、言っちゃいました。雪舞は全然予想してなかったために、気づかなかったのでしょうか…。

はてさて、関係ない話で回り道をして、ようやくたどり着きました丹州城。町の入り口にある門の守備隊長に事情を聞かれ、段韶は「兄が大病を患い、厄払いにと甥が婚礼を挙げることに」と答えています。

ここの厄払い(“沖喜”)とは、吉事によって凶事を追い払う、ということで、病気の親の平癒を願ってその子が嫁取りをしたり、甚だしきは、病人が嫁をもらったりします(ひぇ〜)。

ここで守備隊長は段太師の話し方から、同じ陵城の者だな、と言っています。陵城っていうのがどこかは分かりませんが(山東省にそういう地名はあるけど、明らかに斉の領土なので、守備隊長の出身地とは思えません)、後で尉遅迥に「おぬしも丹州の人間なら…」と言われており、四爺も実家が丹州城内にある、と説明しているので、丹州のどこかにあるのでしょう。

最初、さすがは段太師、斉じゃない、よその土地の方言を真似してしゃべるなんてお茶の子さいさいなのね、と思ったけど、第1話のエピソードを見る限りでは、丹州城は斉の領地だったこともあるようなので、ドラマでは本当にここの出身という設定なのかも知れません。

当時、斉も周も、国内を州に分けており、丹州は今でいう陝西省延安あたりにあったらしく、だとすると、中国十大方言の一つ、“晋話”(山西方言)をしゃべれるということですね。ただ、そもそも、丹州城という町が丹州にあるとも限らないけど…。

今の日本だったら、秋田県秋田市とか鹿児島県鹿児島市とか普通にありますが、中国で、州内に州名と同じ名の町があるかどうかは疑問です(少なくとも現代の中国で、州にあたる“省”の名前とその中心“省都”の名前は全部違います)。

国境にあるってだけで、実はどこだかはっきりしない丹州城に入ると、城門(町の入り口)に向かって右側に竹の足場が組まれており、工事中のように見えます。何を作ってるのでしょうか。

旅籠で四爺と五爺が見てたガイドマップだと民家になってるんだけど…あてにならないんじゃない、あの地図?
s-epi4_1.jpg

その建物の城門側に、「法身非相分」という碑が見えます。なぜ町角にあんなものがあるのか、寡聞にして知らないのですが、この言葉は『金剛般若経』の一節(また般若か…)です。てことは、改修中の建物はお寺なんでしょうか(別のドラマで使うセットを先に建てちゃったから、急いで隠してたりして)。

部分全体についてはこちらに素晴らしい超訳→http://bunchin.com/choyaku/kongo/kongo026.htmlがあるのでご参照いただきたいのですが、それによりますと、この語のここでの意味は「外から見てもわからない」ということ。該当部分を引用させていただくと、そのココロは、

「ブッダはこんな姿かたちだ」、などと思い込むものがいる。
「ブッダはこんな声をしている」、などと思い込むものがいる。
そんなヤツらは、私を見ることができない。
そんな方法で私を見ることは、できないのだ!


ということだそうです(何て素晴らしい訳なんだ)。うーむ。しかも、実にこの後のシーンとよく呼応しておりますね。

丹州城の街中を移動するとき、もう一つ、「化無所化分」と書かれた石灯籠のようなものが見えます。

古代、街中にああいった経文からの一節を記した碑があちこちに建てられたことがあったのではないかと、資料をひっくり返しておりました。

現代は経文こそ書いてないけど、街中にいろんなスローガン(「人人講礼貌 処処有文明」ひとりひとりのマナーで 住みよい社会に とか)のでっかい看板が出てるから、そのようなものかと思ったんですけど、特に証拠も見つからず…。

でも、石碑同士は近くに建ってるようなので、この界隈はお寺の勢力圏なのかもしれません。

「化無所化分」、これは「法身非相分」の一個前の節で「私は誰も救わない 皆を救えるなんて思う人が如来な訳ないだろ」ということが書いてある節らしいです。

前の「私が誰だか お前にはわからない」と合わせると、ま、ひょっとしたら高長恭のことかも知れないし、もっと何か意味があるのかも知れないし、何かセットを作るとき参考にした資料にあっただけで、話とは全然関係ないかも知れないし。誰かこれも監督さんに聞いてくださると嬉しいんですけど…。

さて、婚礼の列に紛れて関を突破するっていうの、よくある手ですよね。ごく最近も何かで見たわ…確か《錦衣衛》(「処刑剣」)じゃなかったっけ...。

ま、さすがに尉遅迥〈うっち けい〉はドニー・イェンのファンじゃないと思うのでこの映画も見てないとは思いますが、当然この行列を疑っています(ドニーのファンではなくても、蘭陵王のファンではないかと私は秘かに疑っているのですが)。

“本將軍今天要抓的 是一個長相俊美 容貌出眾的齊國奸細”
(わたしが今日捕えようとしているのは、抜きんでて優れた容姿をもつ斉の間者だ)

と宣言しておられますところ、吹き替えでは、
「いまわれわれが捜しておる斉の回し者は どんな美女にも引けをとらぬ たぐいまれなる美貌の男と聞く」
(ちょ、吹き替えは何でこんなに盛ってるの?)

続くセリフは、吹き替えも原文そのままの訳。

我看你扮成個女人 倒有幾分姿色
「おぬしは化粧でもすれば 女人で通用しそうだな」

ええっーーつ? 何言ってんの、無理無理無理無理無理!!
あぁ、ここにも目の悪い人がひとり…将軍、国境に皇帝を探しに行く前に、眼医者にいらした方が良いのでは…。

しかもここにもう1つ罠があるのですが、「化粧でもすれば」って言ってるけど、実はこの時代の男性は普通にお化粧してたらしいんですね(→第7話の記事参照)。蘭陵王なんてああ見えて(どう見えて?)貴族だから、当然きちんとメイクくらいしていたでしょう。つまり常に女人で通用した、と…。
ついでに言うと、当然、尉遅迥将軍もメイクしてたはず。

おっほん、ここで段韶がすかさず一言。

“將軍真會開玩笑啊”(将軍はまこと冗談がお上手です)
ホントその通り!

お世辞まで言って何とか通してもらえそうになったのに、馬車が動いたとたん、隠していた矢が地面に落ちてしまう。

“分明是有鬼”(絶対何か怪しい)
と言われて雪舞は、自分は「蘇毗王国」から来て云々、と矢の講釈を始める。

と、こんな緊迫した場面にもかかわらず、「蘇毗(そび)王国」って聞いたとたんに、四爺が例の笑いを堪えてる顔になっています。またまたやってるな、と思ったんでしょうね。

しかも、咄嗟に妙な作り話を…と思ったら、「蘇毗王国」っていうのは実在した国らしい上に、確かにあんな表情になってしまう国のようなのです。

《北史》卷九十七、西域列伝に「女国」についての記載があります。

そこは女が王として国を治めている。王の姓は蘇毗,字は末羯(まっかつ)、在位は二十年

女国、というのはなかなか魅力あるテーマのようで、日本でも論文を書かれた方がいらっしゃいます(→http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/145760/1/jor006_6_409.pdf 論文はPDFになっていて参照できますが、何せ1942年発表の論文なので、文中、用語に難のある箇所があります。どうかお気になさいませんよう)

「東洋史研究」という、古くからある大変真面目な学術雑誌に載ってる大変真面目な論文なんですけど、論文中に出てくる、「女王、女軍総出でカシミール軍をことごとく悩殺し、大敗北させた『エロティク作戦』」って、いったい何なわけ?

学術論文でさえこの体たらく、ますます怪しいと踏んだ尉遅迥は、女媧廟(じょかびょう)にお参りに行けとか言い出し、もはや一行をからかってるとしか思えません

女媧について書きだすと、年が明けても書き終わらないことになるのでやめときますが、中国では人間を作った神様とされています。このドラマでも後でまた出てくるので、そのときネタが少なかったら、また書くかもしれません。

藤崎竜先生の傑作マンガ『封神演義』(ほうしんえんぎ)ではラスボスとされており(あ、ごめん、ネタバレだった?)、その神通力たるや宇宙人クラス(ってか、まんま宇宙人)、でもお祈りしたって聞いちゃーくれないって感じではありますな。

“凡是拜過女媧廟的沒有一個不白頭偕老的”
(女媧廟へお参りした者で、共白髪まで添い遂げなかった者はおりません)
って大師も太鼓判押してるのに…(泣)

とにかく、『封神演義』は元のお話(いちおう中国の古典文学なんですけど)もマンガもホントに面白い。まだ『封神演義』読んでない方は、いないとは思うけどぜひ、ぜひ読んでください、お願いします!

さて、視聴者のお祈りは済んだところで(?)主人公様の入場。
“情非得己”(致し方ない) とか言ってる割に、四爺は結構嬉しそうです。

ここで結婚の誓いの言葉を言うのですが、こんな習慣、あるのでしょうか。何か急に嘘っぽくなった気がするのですが、まあ中国は広いし、歴史も長いから、こんな習慣もあるのかも知れません(投げやり)。

中国語の方は、私、高四郎は、と女媧さまの祟りも怖れず偽名(四男坊には違いないから、偽名とも言いきれないか…)で誓っていますが、日本語は、「女媧さま 本日わたくしは妻を娶ります…」と名乗らずに済ませています。

雪舞は困ったような顔をしますが、尉遅迥もビビらすあの表情で睨まれたら、蛇に睨まれた進宝のようなもの。蘇毗王国から来た割には流暢に、「本日わたくしは夫のもとに嫁ぎます…」と応答するんですが、こっちも吹き替えでは名前を言わないで済ませていますね。だって女王さまの苗字が「蘇毗」なんて国から嫁いで来た人が、「楊雪舞」なんて、普通の(漢民族っぽい)名前のはず、ないじゃない…。

絶対怪しいよな〜と思ってる、ピンクの渦巻きをしょった尉遅迥、ここでいきなり刀を抜きます(この渦巻きはお線香です)。

四爺は雪舞を自然に後ろに庇ってますが、これも絶対怪しいって。
いきなり切りつけられて、こんな落ち着き払ってる一般人なんてありえないもんね。

視聴者さえ見破ってるのに将軍が見誤るはずもなく、でも蘭陵王の大ファンと思しき尉遅迥は、一部記念に貰っとこっと、いうことなのか、ニコニコと結髮(ゆいがみ)の儀式を進めております。

晴れて二人は夫婦、と言われて、雪舞は思わず左の手をふりほどこうとしますが、どういう訳か、右の手はがっちり四爺の肘をつかんでいます。乙女の心理は複雑ですね。ここで四爺の後ろに隠れてるアリエル、とってもカワイイです。

後の回を見ると、この尉遅迥からのプレゼントを、四爺は肌身離さず持っていたのが分かります(ふつうは女性が保管してるものだそうですが、そこはやはり女子力の高いお方ということで)。

ところがお話も終盤になると、これを雪舞が持ってるんですね…。

さて、お目当ての蘭陵王には喜んで受け取ってもらえた尉遅迥のプレゼントでしたが、ヨメにも別のプレゼントを渡そうとしたところ、あっさり断られてしまいます。

種がいっぱい詰まったザクロは、現代中国でも子孫繁栄の象徴。そのルーツは本当に、このドラマの時代である斉の頃から始まったようで、斉の歴史を書いた正史《北斉書》に登場しますが、何と五爺のエピソードだったんです(また、あんたか!)。

《北斉史》魏収伝によると、安徳王が李祖収の娘を妃に迎えた折に、当時の皇帝だった文宣帝・高洋が、妃の実家に招かれます。高洋は安徳王のお父さん、高澄の弟にあたる人なので、蘭陵王、安徳王にとっては叔父さんです。高洋は幼いころから賢く、絡まった糸をほどけと言われて、刀で切り裂いたのが「快刀乱麻を断つ」という言葉の元になったと言われております。

雪舞が第3話で気づいたように、斉は製鉄と焼き物づくりで栄えましたが、それはこの皇帝の政策によります。ま、高一族なので、性格はやっぱり、ファンキーなのですが(詳しくは第9話の記事→こちらをご覧くださいね)。

さて、妃の母堂は皇帝に大きなザクロを献呈しますが、文宣帝は意味が分からず(斉の皇帝なのにさ)、捨てちゃいますこらこらっ!)。

臣下の魏収に「ザクロの中には種子(子ども)がたくさん詰まっております。安徳王は新婚なので、妃の母堂は子孫が増えるようにと欲しておいでなのですよ」と説明され、文宣帝は大喜び、さっさと拾ってこいと命令し、褒美に二匹の錦を賜ったそうな。

ということで、おめでたい絵柄には、子どもの脇にでっかいザクロ、というのが定番となっております。
s-yangliu.jpg
こういう吉祥の図柄、由来を知らないと、文宣帝じゃなくても、何だかな〜な感じかと思います。他にもポピュラーなのは、例の南汾客捨の部屋の装飾文様で、コレ↓(第3話)
s-epi4_4.jpg
蝙蝠の図柄、お分かりでしょうか。蝙蝠は中国語でBianfu(ビェンフー)と発音しますが、「遍福」(漏れなくラッキー)と同音なので、吉祥図案とされております。こんな旅館でラッキーとは皮肉ですが…。ま、四爺にとってはそうだったかも。

すっかり忘れていましたが、スターさまは退場してしまい、尉遅迥将軍の場面でしたね。吹き替えは、「蘇毗から嫁いで来た花嫁が斉の習慣に詳しいとは、おかしいではないか」と言っているので、隣に立ってるエラの張った副官が、さすが将軍賢くていらっしゃる、と称賛のまなざしなのですが、中国語は、
“若不是你在齊國做過過年奸細 這齊國的習俗連我都不知道”(もしも斉で長年スパイでもしない限り、こんな習俗、私さえ知らない)
とおっしゃってます。

ってあなたは隣の国の人なんですから、白山村(斉でも周でもないらしい)出身の雪舞と条件は変わんないわよ。

ただ単に教養が足りないだけでは? と、副官のまなざしも、心なしか疑惑含みのような気が…いえいえ、当該国の皇帝さえ知らなかったんだから、隣の国の将軍が知ってるはずないですよね(と、フォローしてみる)。

さて、城内の忍者屋敷隠れ家についたご一行さま。門を開けてくれるのは、この先の回で四爺が謀叛の疑いで牢屋に入れられたときに、ローストチキン(またかい)を差し入れしてくれた、あの兵士じゃないでしょうか。前々から地味にお側に仕えていたのですね。

この緊迫した場面で恐縮ですが、皆さまこの忍者屋敷の内装をとくとご覧ください。壁に飾られたこの絵、どこかで見覚えありません?
s-epi4_7.jpg

s-epi4_10.jpg

そうそう、先ほども話に出ました旅籠・南汾客捨の壁にもありましたよ↓(第3話)。
s-epi4_3.jpg
人気画家だったんですかね?(南北朝時代のラッセンかしら…)あるいは、以前、四爺がお忍びでお泊りあそばした折にもらってきて飾っ…いえ、な〜んでもございませんっ!

まだまだ、お宅拝見は続きますよ。ほら、ここの後ろに飾られている書、気になりますよねぇ…
s-epi4_2.jpg

s-epi4_9.jpg

文字が書かれてると、何が何でも解読しないと気が済まない私。篆書なので、何とか私にも解読できますぜ。最初の行には「張」、最後の行には「高山流水」という字が見えます…とほとんど執念で文字を拾って探してみると、あった! で、でもこれって…。

張一片風帆凌波澜船儿停在月湖畔
江水匯朝北轉我面向南遙望二千年前的石臺
俞伯牙和鐘子期他們的故事從春秋開始就流傳
疏林繁花無言拜子期安葬的江岸有座古琴臺
山巍巍水洋洋高山流水古琴揚


屏風に書いてあるのはここまでですが、
この詩はこんな風に続きます。

我焚香,為峦你再撫一段
秋風寒秋風凉知我音者在漢陽 你說搖琴有六忌八絕七不彈
月復缺月又圓為誰痛心又彷徨 弦可接,琴可復,再覓知音難
出漢江入長江從舟北上不復往 叶落淚两行,愁把青絲亂
你静静聽我輕輕彈琴声悠悠繞山巒
風雨停雲漸散樹影斑駁了單檐殿下漢白玉石案
音奏知音彈石碑上残留的餘音永世傳回轉
七弦声声断伯牙绝弦焚琴處叫作古琴臺


書かれている内容そのものは、「知音」という語の元になった、有名なエピソードから取られています。

春秋時代、俞伯牙(ゆ はくが)という琴の名手がいました。彼の友人、鐘子期(しょう しき)は、伯牙が山を思って奏でているときは「山が見えるようだ」、河を思って奏でているときは「河の流れのようだ」と曲想をピタリと当てたのです。子期が亡くなると、伯牙は琴を壊し、弦を切って、二度と弾くことはありませんでした。

ここから、ロケンロールは千秋楽のステージでギターを壊すことに…ではなく、「知音」というと自分をよく理解してくれる人、という意味になったんだそうです。

今でもそういう意味はあるらしいんですけど、巷では「彼氏/彼女」とか、もうちょい下卑た意味とか、指すことがあるらしくて、むかし中国で『知音』という雑誌を見かけて手に取ろうとしたら(音楽雑誌かと思った、尉遅迥並みに教養のない、残念な私)、友達に「ダメダメそんなの読んじゃ」って止められたことがあります。いったい何の雑誌だったんだろー。後でこっそり見てみればよかったー。

それはともかく、屏風に書かれた詩みたいなもの、どんなエラい詩人の作品かと思ったら、実はこんなポップス調の曲↓の歌詞らしいです。
http://www.tudou.com/programs/view/Z6-CYD_Dt2Q/

なんでそんなもの、屏風に書いてあるの? カラオケの練習用かしら...?
隣の部屋に立食パーティー用か、白いテーブルクロスのかかった丸テーブルも用意されてるみたいだし。

と、いつかここで開かれるべき、蘭陵王主催のディナーショーの幻に浸っていると、そういやそのために来たんでした須達〈しゅだつ〉奪還の話を皆が始めます。四爺は、

“我們絕不能讓老將軍 白髮人送K髮人”
(老将軍に、白髪の人(年配の人)が黒髪の人(若い人)を弔うようなことをさせては絶対にいけない)
と情に篤いことをおっしゃいますが、楊士深に、

四爺 這個姑娘怎麼處置?
(この娘はどうします)
って言われると、ああそうだ、君、用は済んだからさっさと帰って、と言わんばかり。

だいたいがこの楊士深の「処置」って言葉がすごい怖いんですけど、考え過ぎかな…。

ここで四爺はごく冷静に、着替えを用意しておいたって言ってますが、いつよ?っつーか、この服を着て城門までたどり着いたときに、「小娘」って呼ばれてるってことは女物の服のようですが、誰のよ?(まさか余興用じゃないですよね?)

それでも一応、見送りに出るくらいの誠意は見せる四爺は、自分もすっかり忘れてたらしい仮面を渡されて、
“四郎福薄 若能早一日認識姑娘的話 定能結起摯友”
(四郎は福運に恵まれませんでした、お嬢さんと知り合うのがほんの少し早ければ、きっと親友になれたことでしょう)
と、この期に及んでまだ四郎かい、と四方八方から突撃されそうなセリフをおっしゃっています。

せっかく遠路はるばるここまで来て、この場で帯を返されちゃった雪舞の表情がいいですね…

がっかりしたのを見てとったのか、それともちゃんと準備してたのか、ここで四爺は、迷子札…じゃなかった、玉佩(ぎょくはい)を差し出して、旅費に替えてね、と言っている。

あとで鄭児(ていじ)が四爺に玉で作った装飾品を渡したときには、愛情の印だと意味をちゃんと把握していた雪舞。この時点ではまさか知らなかった...んな訳ないか(ただ、鄭児のときも、雪舞は「女性が玉を贈るのは」うんぬん、と言っていたので、男性から贈るときにはそういう意味ではないと思っていたのかも知れません)。

とにかく、何で今コレを? と尋ねないのが不思議なほどの重要アイテム、なぜこの場で渡したのか、雪舞はともかく視聴者は謎に思いますよね?

それでは吉例の3択、参りましょう。

1)忘れ物は確かに受け取りました、という受領のサイン
 →名前書いてあるもんね

2)単に、助けてもらったお礼の品
 →鄭児からもらったときは、「それ以上の意味はない」と断言しておられました

3)1度あることは2度ある。2度あることは、3度ある。
 どうせまた戻ってくると思っているので、ファストパスがわりとして

4)眠かったのでつい。
→この第4話、旅籠の外でのシーンと、隠れ家シーンのウィリアム・フォン、すごく眠そうじゃないですか…?旅籠で寝ずに作戦を練ってた(笑)のかも知れませんが、尉遅迥の手前、居眠りしたらヤバくない?

5)旅費。1割のお礼プラスアルファ。
→正解

…取りあえず、お焼きと取り換える前に、名前に気づいて良かった良かった。

旅費に換えて、と言ったのは、余計な負担を雪舞に掛けないための配慮だったのでしょうが、一方で、この先の回で宇文邕が“長命鎖”というお守りを雪舞に渡した意味と同様に、これを持ってまた斉にくれば、高長恭=蘭陵王に取り次がれるはずなので、蘭陵王に会わせるという約束を守るためでもあったのでしょう。

おばあ様には、また逆らいますけどね。

(それにしても、贈ったものを贈り主に返す道理はないと、四爺はこの先の回で雪舞にはっきり言ってますので、この時点でもう最愛の人は決定済み、ということなんですね。ずいぶん思い切ったものです...。)

でもそれは雪舞には言わずに(こういうところは、やけに奥ゆかしい)、ゆけ、って叩いた馬のおしりに手形が…(そんなに強く叩かなくてもいいのに)でもそんなに大事な人を、こんな戦乱のさなか、独りで馬に乗せて出してどうする気なんでしょう。

たしかに、楊雪舞は自力でダンジョンから脱出しかけた女(同じ手口で四爺が後年、危ないところを助かったほど)。困ったからって泣いて助けを待ってるタイプではありませんが、逆に手もなくオレオレ詐欺にひっかかるタイプ。

簡単に人を信じるなって言ったって無理なことは、四爺、あなたが一番よくご存じのはず。

心配じゃなかったのでしょうか。

と、視聴者さえドキドキしているのに、雪舞は結局独り(と一匹)で西門までやってきます。あれ? 門を守ってる人、さっき検問やって蘭陵王一行を通しちゃった人じゃないですか? 尉遅迥将軍、処分はしなかったのね。それとも東西南北を守る、4つ子の兄弟なのかな?

ここで町の人は、蘭陵王を称して“甕中捉鱉”(瓶の中のスッポン)と言ってます。

羊の次はスッポン…。(吹き替えでは、あとで雪舞が「袋のネズミ」と言っていますけどね)。

このとき、中止になった行事が「鬼やらい」だってことで、今は12月だとわかります。みんな軽装なのに、あんまり寒そうじゃないですよね。ちなみに、現代の延安市付近の12月の平均気温は、最高4度、最低マイナス9度。寒中水泳でもして鍛えてるのか、昔の人は寒さに強いなぁ…。

と感心していると、見回りの兵士の前に、よろよろと現れる段韶太師。ああ〜1枚で銅貨1枚の焼きもちをあんなにたくさん粗末にして…(きっと、雪舞を買ったおつりの、あのぴかぴか(新しい)金銀珠宝で買ったに違いない)

お宝に目がくらんでいる隙に、兵士を倒して装束を頂戴する五爺一行。安徳王は普通の兵士よりもいい兜をかぶりたいためか、隊長さんを襲撃したようです。てか、こんな泥縄で何してるのよ。
女の着替えを用意しないで、周軍の装束を用意しとかんかい!

段韶の方はといえば、あ、あれれれ、またさっきの門番の人が見回り? 段太師と同郷だとか言ったのに、忘れたのでしょうか…?しかもさっき会ったばかりの雪舞のことも忘れたっぽい。

飛び出してきた雪舞も取りあえず許されて、再会した雪舞と段太師。開口一番、雪舞が、城門が封鎖され、蘭陵王がつかまってしまう、と言うので、大師は、どうして四爺の身分を知ってるの、と聞いてますが、ここまで気が付かなかったのがヘンなくらいですよ。

吹き替えでは、この後雪舞は、「とにかく知らせなくてはと思い戻ってきたの」と言いますが、中国語ではもっと具体的に、“就想幫你們解圍的”(包囲を解く手助けをしようと思って)と言うので段韶は、そんなこと出来るわけないと思っているから慌てるわけです。

ここで雪舞が言うのが、“調虎離山”の計。(虎を山からおびき出す)、という意味で、先の回で、妃選びの時に鄭児が使う技。「三十六計」の一つです(「三十六計」については、第8話→こちらの記事をご覧くださいね)。

一方の尉遅迥。刑の執行を前に、ちらっと上を見ています。恐らく、処刑の時刻になったかどうか、確かめているのでしょう。刑を執行する時間、午時三刻は、太陽がちょうど中央に昇り、影が一番短くなる時間です。

見極めると、机の上に木の板を投げていますが、これを“斬首令牌”と言います。 斬首の刑を命令する札、ということで、国が法に基づいて処刑するので、これなしで勝手に首を斬ったりしてはいけません。札には篆文で、令、斬と書いてあるのが見えます。

せっかく色紙じゃなくて斬首令の札まで用意して高長恭を待ってるのに、さっぱり現れないので尉遅迥はガッカリしたのか、ファンを大切にしない人よね…じゃなくて、視兄弟如敝履(兄弟を草履扱いだ) 、とdisっています。

それを聞いて、五爺は腹を立ててるのですが、こらこら五爺、鼻の頭にしわ寄せてると見つかっちゃいますよ

ここで、いきなり火の玉が飛んでくるのですが、慌てふためく守備兵の中に、ただ刀をもってトリプルサルコウしてるだけの兵士がいるのが笑えます。

尉遅迥の傍らで、刑の執行を宣言していた文官は、なぜかこのとき、斬首令牌を数枚回収して逃げていて、さすが。死んでも令牌を離しませんでした、職務を全うされるお姿、感服いたします…と思ったら、ちゃっかり机の後ろに隠れて、牌を盾がわりに振り回しています。なんだ、このために持って逃げたの?(呆)

放てと言われて、弓手が一斉に矢を放ちますが、矢って石にも突き刺さるんですかね?「思う一念 岩をも通す」ってことわざがあるけど、あれは、ふつうは刺さんないから言うんじゃないのでしょうか。

このことわざ、出典は《史記》とされており、そこには、老将軍・李広が、草むらの中の石を虎と思って弓を射、見事に突き立てた、という故事が載っています。この話、後日譚もありまして、李広がその後、石と分かってから射ても、もう二度と石に矢を立てることは出来なかったということになっております。

ちなみに、ここで使っている兵器は“弩”(ど)といい、弓と違ってさほどの訓練をせずに使えるため、人海戦術で戦う場合は重宝された武器のようです。

そこへいきなり文字通りの横やりが入って、後ろに倒れ込む尉遅迥。

“高長恭在此!”(高長恭はここに居る!)「参上!」って、そりゃそうですけど、噴いたじゃないですか。
しかも、すご、日本語はエコーがかかってるんですけど! ここで視聴者笑わせてどうする!?

っていうか、こんなにのんびり降りてきたらハリネズミになるのではと心配するのは視聴者だけなのでしょうか。

弓手(と言っても、正確には構えてるのは“弩”(ど)ですね)は、あまりの成り行きに茫然としています。

だってそりゃそうよ。ヒーローショーに仮面ライダーが来るかと思って待ってたら、どや顔のスパイダーマンが来たんじゃ、キャラ違いだもん。

それに、装填に普通の弓よりも時間がかかる“弩”では、とっさに二の矢を射るのはきっと難しかったのでしょう。

ちなみに刑場まではどうやって来たんだろ、この人。途中の道は封鎖されてるはずだもんね(守備兵を全員なぎ倒してきたのでしょうか。この人ならやりかねないけど…ぶるぶる)

それともまさか、全編空中経由ですか?(禁衛軍より雑技団がお似合い)

似合うと言えば、四爺は、斉の軍服より周の服の方が数十倍似合ってると思う(笑)。さすがにこの人用の衣装はお家に用意してあったんでしょうね。コスプレが好きな同士、どうぞ尉遅迥将軍と仲良くね。

言われるまでもなく、将軍は斬られることはないと分かってるから言いたい放題。「これがお前の素顔か」の次は「大したことないな」というのかと思ったぜ浜ちゃん。

“高長恭 原來這就是你的真面目 你終於現身了”
「高長恭よ これがお前の素顔か とうとう面が割れたな」
と返したくなるのも分かるけど、口の利き方に気を付けないと、キレたら何するかわかりませんよ、この皇子。

原文の“真面目”はマジメじゃなくて「廬山(ろざん)の真面目(真の姿)」の方の意味です。吹き替えの「面が割れたな」は「真面目」と「現身」(姿を現す)を兼ねてて、なかなか上手い訳ですね。

さて、スーさん…じゃなく、段韶太師が馬車で迎えに現れ(この人もいったいどうやって来たのやら)、尉遅迥を人質に、まんまと須達を奪回した四爺一行。

しかし須達はもはや、虫の息です。それでも何とか、重大な情報を伝えようと四爺を呼びますが、話を聞きながら、四爺はさりげなく、須達の乱れた髪を払ってあげています。確かに、しゃべりづらそうだもんね。でもこのときの手つきがきれいで思わずみとれてしまいます。

後で雪舞にも同じことをしてあげていますが、優しい気持ちが表れている仕草で、私は好きですね…。

さて、四爺たちの乗る爆走馬車のおかげで、丹州の町は賠償金いくらになるのか考えたくないほどメチャクチャなことに。楊士深が、追手を妨害するために足場を倒したために、工事中の人が門だか牌坊だかに乗り上げてるのが凄すぎる。

しかし城門が閉まっているため、丹州城を脱出することができません。物陰に隠れていると、前から尉遅迥がやってくる。困ったところに、雪舞が兵糧庫に仕掛けた爆薬が爆発して、まんまと尉遅迥をおびき出すことに成功します。

ここで四爺は段韶に向かって、「実に見事な作戦だ」と褒めていますが、ここの原文は“聲東擊西之計”と言っています。「東と言っといて西を討つ」…。なんかこういうのありましたよね、何だっけ?

あっち向いてホイ?

ちなみに、中国語ではアホか?!というとき、“傻瓜”(シャーグワ)と言うのですが(あとで雪舞が、こともあろうに蘭陵王に向かって言っている)、他にも西瓜とか南瓜とか、東西南北の瓜があるので、人をコケにするとき、言葉遊び風に、こう言います。
“東(冬)瓜,西瓜,南瓜,北瓜,還有一個大傻瓜”
(トウガン、スイカ、南カボチャに北カボチャ、も一つおまけに、どてカボチャ)

右見て、左見て、バカを見る…こんな連中を相手に戦わなくちゃいけないなんて、尉遅迥将軍もホント、お疲れ様です。

やれやれ…と思ったところで、次回(→こちら)に続く。
posted by 銀の匙 at 01:44| Comment(10) | TrackBack(0) | 蘭陵王(テレビドラマ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!待ってましたよ、蘭陵王!

そして、びっくりしました。
四爺が弓を放つ時にフレームインしてる
「法身非相分」の石碑!
調べましたよ、私も!
けれども、何故、あそこにあるのか?という疑問は解けぬままでした。
「外見で人を判断すんなよ」
というのはどちらかというと関を守っている兵士たちへの戒めの言葉ですよね?
そんなんわざわざ石碑にする?
朝礼のとき(笑)社訓のように大声で皆で言えばすむような気がするんですけど?
銀の匙さんの「寺の工事中」で納得がいきました。
そして長恭様が持ってたガイドマップは情報が古い!斉の領地だった頃のマップなのだ!
これで納得です!オールオッケ♪

もひとつびっくりしたこと。
今、私、井波律子先生の本読んでるんです!
「破壊の女神〜中国史の女たち」という本です。
柳如是の事を調べていました。
私も気になったことは深く掘り下げるタイプ。
時代劇ドラマ初心者なので、いくらでも疑問に思うことはあるんですね。
調べるの楽し〜♪
いくつか答えがでなかった疑問があるのですが、質問させてもらっていいですか?
玉佩、玉璜を想い人に贈るというのは中国時代劇ではよく見る光景だと聞きました。
私が視聴した、数少ないドラマでもありました。
しかし、文献では玉佩、玉璜はいわゆる「お守り」「魔除け」のようなもので、異性に贈るものとはどこにも載ってないのです。
「そういう風習があった」というのも見当たらない。
実際のところはどうなんでしょうねえ?
ロマンチックで素敵♡とは思いますが。

両想いだったからよかったものの、(両想いて!小学5年か!?)
結構無理やり長恭様は雪舞に持たせてますよね?酔いつぶれた手首につけたりこっそりバッグ(風呂敷?)にしのばせたり。。。

これに関連しますが長恭さまが雪舞に「ハートがドキュン」したのは白山村で雪舞が自己紹介、「雪舞、楊雪舞というの♪」したときだと思ってます。
あんな表情、好きになったか眠たいときしかしないと思います!
いくら好きになっちゃったと言っても、後からも何度も出てきますが、
長恭さまは「愛する人はただ一人」な信条の持ち主なのです。
もっと相手の事よく知ってから決めたらよいのに。
これも、私なりの意見ですが、

6)女媧様に(いた仕方なく)誓っちゃったから

に一票です。
長恭さま、なんだかんだ言って信仰深いお方のようです。
まるで自分自身に言い聞かせるかのように
「女媧様に誓ったからな(君を守るのは)。」
と何度もおっしゃっておりますよね。
まあ雪舞で当たりだったからよかったけど。

てか、長恭さま、村人全員の前でねるとん紅鯨団の告白タイムのごとく「お願いします!」したくせに帯を返して「良い人に渡すのだぞ。」て!(おっとここでも年齢がバレそう)
あのまま帰ってたら雪舞は確実にキズもの娘です。
天女の血筋というハードルの高さに加えて村では見たこともない美男子のお手付き。誰も見向きもしないでしょうね。
もしかして長恭さま、それをわかっててあえて?
戦がひと段落したらお迎えにいくつもりで?
いくら敵国にいて、人手が一人でも減ったら困るからと言って雪舞一人で帰すのは男として間違ってる。
5話で軍営の壺口関からも、今度は馬にも乗せずに帰してるもんね。
「戦乱の世に似合わない」
んではなく
「戦乱の世にひとりで危険」
なんだってばー!

でも長恭さま、生涯独身を覚悟して送り出したかもしれないです。
「そばに」望みだしたのは宇文ヨウの登場で危機感を感じたからですもんね。

。。すみません、中国語全くわからない私は二人の心情の移り変わりに心奪われます。
銀の匙さんの「歇後语」とか、本当に勉強になります!これからもお願いしますね♪
次回はあの、きっと五弟がセッティングしたであろう東屋デート♪(わくわく)

Posted by びち at 2014年10月17日 23:12
すみません、文字化けがひどい。。

玉コウ

ジョカさま

です。

Posted by びち at 2014年10月17日 23:15
首を長くして待ってた甲斐がありました(〃▽〃)

「芸文類聚」「世説新語」「捧到手心里」の説明や結婚の風習、処刑の手順、赤シャツ(坊ちゃんか!)、そび王国(すいません「封神演義」、知らなかったです・・・)等々、「そうだったのか〜!」なところ、城門の兵士の金太郎飴(もしくはクローン養成)疑惑などツッコミどころモロモロ、面白かったところを全部書いちゃうと銀の匙さんと同じくらいの分量になってしまいそうなので、やむを得ず絞りますね(>_<)

おっきなお花つけた踏雪、カワイイですよね^^
車の大紅花も、ちょっとうらやましいかも(笑)。

「参上!」は私もガクッとなったシーンです。
ツッコミどころが多すぎてB級映画っぽいですよね^^;(言っちゃった)

そして、私が「ん?」と思った場面3つもちゃんと押さえてありました^^
雪舞が「ここまで来たのは仮面を返すため」と言ったときの蘭陵王の反応の薄さ(確信犯的に置いてきたのではなく単純に忘れ物だった?・・・まあそもそも、わざと置いてきて追いかけさせるなんて駆け引き、恋愛初心者の蘭陵王には無理な気もする・・・)、
尉遅迥にもらった結髪を最初は蘭陵王が大事に持ってて、しかもそれがいつのまにか雪舞の手にわたってること(帯と交換した?)、
実は重要アイテムだった玉佩を、ロマンティックな演出も特にないシーンで蘭陵王が一見無造作に渡していること(あとで玉佩の持つ意味合いを知って驚きました)。

個人的な解釈ですが・・・
白山村で心惹かれ、離れがたい気持ちを覚えながら村を後にし、宿屋で再会してさらに好意を深めたものの、相手が色気のカケラもない雪舞では、友情なのか恋なのか、蘭陵王は自分でも判別がついてなかったのではないでしょうか(なにせ恋愛初心者だし)。

それが、階段落ちシーン(蒲田行進曲か!)で、見違えるように女らしい装いの雪舞にときめきを覚えて、そのときハッキリと、自分の気持ちが恋であることを自覚したのかなと思いました。
なにせ「初恋=最初で最後の恋」と心に決めていた人だし、女禍廟でも誓ったし、そうなると玉佩を渡すのも蘭陵王にとっては自然ななりゆきだったのかも??

それにしても尉遲迥と鄭児、大事な人を見せしめに処刑することで蘭陵王をおびきよせるって、手口が同じですよね。
さすが蘭陵王のストーカー同士、行動パターンが似てくるのでしょうか。

太師に向けた無邪気な笑顔や須達の髪を払ってあげる仕草、私もすごく好きです。
あと、雪舞の持っている扇子を強引に下げさせちゃうとことか、五弟と二人になったときに「おまえなー」ってやってるとことか^^
五弟の兄上いぢり、大好きなんですよね^^

実は外国語の映像作品は、どこの国のであろうとすべからく吹き替えが苦手です。
かといって字幕には字数制限があり、元のセリフの意を十分に汲み取れないこともあってもどかしく思うことも。

やはり原語そのままで理解できるのが一番なのですが、そこまでの道のりが遠すぎて・・・。
だから、原語のセリフをきちんと和訳・解説してくださって、とてもとても嬉しかったです。ありがとうございました!

あー、やっぱり長くなってしまいました。ゴメンなさい〜(>_<)
Posted by 銀 at 2014年10月18日 00:49
びちさん、こんにちは。

いつもコメント、ありがとうございます。とても嬉しく、しかもとっても勉強になります。

このブログ、本文はユニコードを通すくせに、コメント欄はJISしか通さないみたいなんです(何か私の設定が間違ってるのかも知れません...。)文字化けでご不便をおかけして申し訳ありません。

「法身非相分」、やっぱり気になりますよね。しかも第5話では、主人公のアップの脇に、テロップかと思うほどデカデカと…

なるほど!あれは社是だったんだ!と私は大きく納得しました。この際、アシナ皇后から楽士借りてきて毎朝歌っちゃえばいいのに。家を壊すぜ 橋を壊すぜ 日本ブレイク工業〜♪ 

二番も歌いたいところですが、ちょっと我慢して話を戻すと、実は私の方は、古代、街中にああいった経文からの一節を記した碑があちこちに建てられたことがあったのではないかと考えて、資料をひっくり返しておりました。

と言うのも、丹州城の街中を移動するとき、もう一つ、「化無所化分」と書かれた石灯籠のようなものが見えたからです。

今は経文こそ書いてないけど、街中にいろんなスローガン(「人人講礼貌 処処有文明」ひとりひとりのマナーで 住みよい社会に とか)のでっかい看板が出てるから、そのようなものかと思ったんですけど、特に証拠も見つからず…。

でも、石碑同士は近くに建ってるようなので、この界隈はお寺の勢力圏なのかなぁと思った次第です。


「化無所化分」、これは「法身非相分」の一個前の節で「私は誰も救わない 皆を救えるなんて思う人が如来な訳ないだろ」ということが書いてある節らしいです。

前の「私が誰だか お前にはわからない」と合わせると、ま、ひょっとしたら高長恭のことかも知れないし、もっと何か意味があるのかも知れないし、何かセットを作るとき参考にした資料にあっただけで、話とは全然関係ないかも知れないし、でもやっぱり周軍のスローガンかも知れないし…。

誰かこれも監督さんに聞いてくださると嬉しいんですけど…。取りあえず、マップは改訂しといて頂きたいものです!

お読みになってる、井波律子先生の本面白そうですね。読んでみようかな(ってことをやってると、また書くのが遅くなる…)。

《柳如是》の映画の方は見てないけど、ウィリアム・フォンが出てるらしいですね。まさに江南才子の役、これはきっと文句なく似合ってることでしょう。

玉についてのご質問ですが、考古学的には林巴奈夫先生の本とか見れば何か書いてあるかも知れませんが、段ボールの山からすぐには出てこないので、以下、あまり根拠のないお返事になってしまって申し訳ありません(何か見つけたら、またコメントいたします)。

一つの参考としては《詩記》《楽府》に採られているような、昔の詩の中に玉を歌ったものがあって、それに付けられた注釈に、これは愛情を契ることを歌った、といったような内容があることです(説明が長くなりそうなので、第5話の本文でご紹介しますね)。


「戦乱の世にひとりで危険」
おっしゃる通りです!いったい何を考えてるんだか、何を考えてないんだか、私にはさっぱり分からないのですが、やっぱり高長恭のあの表情は、眠たかったんでしょうか…。

第5話を見れば、もうちょいハッキリするかも知れません。ということで、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
Posted by 銀の匙 at 2014年10月19日 11:08
銀さん こんにちは。

今回も素敵なコメント、ありがとうございます。
見合うような記事が書けてるかどうかは甚だ自信がないのですが、とても嬉しく、
やる気maxになっております。

「坊ちやん」、メチャメチャ受けてしまい、誰がどの役なんだかいろいろ考えちゃいました。赤シャツとマドンナを取り合う「坊ちゃん」は高緯なのか??とか、まさか「坊ちゃん」イコール赤シャツなのか?とか、漱石もビックリの展開??!!だとするとうらなりは宇文ヨウか?!とか、清はやっぱり皇太后さまだろう、とか…面白すぎです。

それにしても、「蘭陵王」、ホントB級ですよね(←あ、言っちゃった)。すごくきちんと考証してあるかと思えば、何じゃこりゃみたいなところがあったり。どこかで読んだ少女マンガみたいなエピソードの順列組合せの中に、ときどき火樹銀花が埋まってたり(雪舞が仕掛けたのでしょうか)、そんな危ういB級展開がとても気に入ってます…。

仮面ですけど、第4話まで見ると、本当に忘れて行ったとしか思えないですよね。剣と違って、あまり大事にしてるみたいでもないし、量産品なのでしょうか。そんなものをわざわざ、命の危険を冒して届けに来てくれた雪舞を、蘭陵王はどう思ったでしょう。(ありがたいと思ったんなら、護衛くらいつけて帰してよ、と思わなくもないけど)

相手を慮ってか、二人とも、相手が気にしそうなことはお互いに言わない傾向がある(しかも、思ってることと行動が逆になったりとか)ので、観る側としては、それでいったいどうなの?と問い詰めたくなる箇所がいくつもあるんですけど、この玉佩のシーンはことにそうですね。

高長恭は、雪舞に頼みごとをした時点で「蘭陵王に必ず会わせる」と自信満々でしたが、その時点ですでに、別れ際には玉佩を渡すつもりだったんだと思います。須達奪回に成功するまでは言うことができないけど、雪舞が無事に丹州城を出た後に、玉佩に書かれた名前の意味を知れば、必ず会いに来ると確信があった。だから第5話の成り行きは彼にとっては相当予想外だったんじゃないかと思います。その辺、また第5話を見た後で、皆さまのご意見をうかがってみたいですね。

結髪、いつ雪舞の手に渡ったんでしょうね。私は20番台を飛ばし飛ばし見ていたので、その間に何かあったのか、何もなかったとしたら、いわゆる「遺品」ってやつなんでしょうね…(これはネタバレとは言えないですよね?)。

蘭陵王と安徳王は本当にいいコンビで良いですよね〜。蘭陵王は良い兄貴ではありますけど、兄、弟でケンカもせず、ここまでほのぼのしてるのは、やっぱり安徳王の人柄のおかげかな、と思います。

私も映画を観るときは吹き替えより字幕派なので、真剣に吹き替え版を見たのはたぶんこの作品が初めてだと思います。細かく見てみると、口の形に合わせなければいけなかったり、表情と矛盾がないような順番で訳さなくちゃいけなかったり、ものすごく大変な作業だと思います。削ったところを他のセリフで補ったりとか、大技小技を駆使した苦心の跡が伺えて、思わず合掌しちゃいます…。そういう意味では、お気楽な立場で見てられる私にとっては、とても面白くて勉強になります(^^)。

ということで、引き続き頑張ります。どうぞ次回もよろしく!










Posted by 銀の匙 at 2014年10月19日 18:40
おはようございます。
「うらなり=宇文ヨウ」というキャスティングに朝から吹きだしつつ(私も、清は皇太后のハマリ役になると思います!)。

玉佩の件・・・
最初見たときは私も、蘭陵王は白山村の時点でただ一人の相手と感じたのだろうと思ったのですが、その後玉佩の意味を知って、「でもそれなら村を出るときに渡したのでは・・・?」と考え、2段階認識説(笑)になったのでした。考えすぎちゃいましたね。

もしかしたら村を出るとき蘭陵王は、後ろを振り返りながら、「しまった・・・雪舞に玉佩渡せばよかった・・・」と思っていたのかもしれません(笑)

私も蘭陵王が最初に玉佩を渡したときは、あとで名前を見た雪舞が自分の正体を知って必ず会いに来ると確信していたからだと思います。
あんな慌ただしいタイミングで渡したのも、そのせいだったのでしょうね。
その場でじっくり玉佩を見られたら、その時点で雪舞にバレちゃって、その目論見がおじゃんになるから。

>すごくきちんと考証してあるかと思えば、何じゃこりゃみたいなところがあったり。どこかで読んだ少女マンガみたいなエピソードの順列組合せの中に、ときどき火樹銀花が埋まってたり(雪舞が仕掛けたのでしょうか)、そんな危ういB級展開がとても気に入ってます…。

はい、実は私もそういうところがとっても気に入っています^m^
プレッシャーかけて無理させてしまってるようで少し良心が咎めつつ、蘭陵王を見倣っておねだりモード全開で次回もお待ちしています(^^)/
Posted by 銀 at 2014年10月20日 09:12
銀さん

こんばんは。お返事ありがとうございます。

「うらなり」ってどういう状態か実はよく知らないんですが(恥)、宇文ヨウがピッタリかな、と思うのは、彼は色白だからよね、と良いように解釈しています。(←しなくてよろしい)

それから玉佩の一件、ポイントをついたご指摘だと思います。第4話でギリギリ別れ際に渡したのは、銀さんがおっしゃる通り、その場で名前を見られないためだったのでしょうね(だから、馬にも速く走ってもらう必要があった、と…笑)。

最初に別れたときに渡さなかったのは,
たぶん蘭陵王の行動原理によるところが大きいと思います。

玉佩の話は、判断の材料が出そろう第11話で書くつもりでしたが、やっぱりロマンスの行方は気になりますもんね…。

まずは第7話で検証してみるつもりですが、最初の別れ際(第2話)には渡さなかった理由があり、3話の段階でその問題が解消されたと考えています。

彼の行動原理は第36話まで一貫しているのですが、こと雪舞への態度に関して言うと、第6話で客観的な条件が変更になったことが、これまでの態度を変えるきっかけになったのだと思います。

この推測が正しいかどうか、脚本に沿って考えて行こうと思いますので、引き続き、ご一緒に楽しんでみて頂ければ嬉しいです。

と言いつつも、遅々として蘭陵王を捕獲できない末将を、引き続き、アシナ皇后のように叱咤していただけましたら幸いです。
Posted by 銀の匙 at 2014年10月21日 01:33
わくわく♪
こんなに深かったの?蘭陵王?

2話で
「あ・持ってきちまった(帯)」
4話で
「あっ白山村に忘れてたんだー(般若)」

なストレートな返しでなく?(笑)
私、玉佩は白山村に持ってきてなかったと推測してました。
戦帰りだしね。
ナンパ用の玉は常に四次元ポケットに持ってても!

4話での村での「夫婦の契りをかわした帯」を返し、相反するように玉佩を渡す。
最初は深く考えずに「路銀にかえる高価な玉」ぐらいにしかみてませんでしたよ。迂闊もいいとこ。
ずっと後に疑問におもいました。
何故雪舞の気持ちは(帯)返し自分の気持ち(玉佩)は渡すのだろうかと。
4話で帯を返した時に喜ばせようと(女子力の高さをみせつけようと)縫い付けた玉ははずしてありました。

それもこれも「行動原理」によるものですかー。
楽しみです。

>6話で客観的な条件が変更になったこと
これ、知りたいです!
世間にお披露目しちゃいましたもんね。
でもそれもこれも戦乱の世に一人で帰したことが要因です!男としていかがなものか。
赤ずきんちゃんがオオカミに狙われてしまいましたー。(楊林氏はだから預言で彼をオオカミにたとえたのでしょうか。。笑)


「脚本に沿って」
ここがありがたいです。
なにせ「日本語吹き替え」と「日本語字幕」が頼りの人間です。
脚本家の人たちは丁寧に言葉を紡ぎだしていて、そこを私は「日本語吹き替え」と「日本語字幕」が頼りなものだからどんなニュアンスに変えられているのか、あるいは全く意味の違う言葉にすり替えられているのか、知る由もないのですから。

返信不要です。
次回を首を長くしてお待ちしております。

最後に銀さん、
やむを得ず絞った最初のコメントがおっきなお花をつけた踏雪。。。。。おもしろすぎます。
なんだか銀さんと二人で椅子に座って銀の匙さんの講義を聴いてる感覚です。。。よろしう。

Posted by びち at 2014年10月21日 11:25
何回もお邪魔して恐縮です…が、「蘭陵王」をマニアックに語れるのが嬉しくて、つい入り浸ってしまいます。

蘭陵王、あとで玉佩に記された名前に気付いた雪舞が、2話の温泉の時のように「どうして言ってくれなかったの!?」と怒った顔ですっ飛んでくるのを楽しみにしてたんじゃないかなーなんて想像してしまいました。
雪舞の怒った顔もお好きらしいので(笑) 

蘭陵王の行動原理、私もワクワクしながら待っています。

そして、びちさま。
(銀の匙さま、伝言板に使ってごめんなさい)

言われてみたら、帯の玉、外してありますね!! いつの間に・・・
また蘭陵王自ら、チクチクと針仕事をされたのでしょうか・・・ていうか、わざわざ外さなくたって・・・。

踏雪、宇文神擧と並んで好きなキャラなんです^^ 1話の温泉のシーンで、兵士と乱闘している雪舞を唖然と見ているような撮り方をしているのがまた好きで^^

銀の匙さま、勝手に書いといてアレですが、私も返信不要です!
そのエネルギーはぜひ、次回の原稿を書くのに使ってくださいませ。

銀の匙先生の講義、びちさんが優等生で、私が赤点ギリギリの生徒という感じで出席しております。単位落とさないように頑張ってついていきます!
Posted by 銀 at 2014年10月22日 01:06
びちさん&銀さん

いつもコメント、ありがとうございます。おかしいな、軽〜いノリでネタとヨタを書いてたつもりなんですけど、何かだんだん眉間に祖ていみたいにシワが寄ってきちゃって…すみません。

まぁ中国史関係はエライ方がたくさんいらっしゃり、私ごときの知識なんて、「山の次の…この字はナニ?」な韓暁冬と同レベルなんで、え、そんなこともあるのかな?くらいに流していただけますと、幸いです(笑)。

同じドラマを見ていながら、違う意見が出たり、見る人ごとに違うところにツッコんだりと、本当に面白いですよね(ツッコミどころ満載だからなせる業かも)。

帯に飾りがついてない訳は、自分なりに考えがございますが、プランA(ネタ;鳥スープ)、プランB(マジメ;ゆで卵)のどっちにしようかな…。ま、たまにはプランBで行ってみましょうか…。

私は取りあえず、物語の答えは物語の中に探す派なので、いちいちセリフが気になるんですが、テレビドラマは、種々の都合で脚本を変えることも良くあると聞いてます。だから、小説のように一語一語こだわる受け取り方は、実はそれほど意味ないのかも…。

それから念のため、ここで皆々さまに一つ強調しておきたいのは、原語のセリフをご紹介してるのは、別に翻訳が間違ってるからじゃないということです。

このドラマの吹き替えは、元の中国語と違う言い回しにしているところも多少ありますが、それはたぶん、せりふ同士の整合性をとるためと、日本語ではそう言った方が自然だからじゃないでしょうか。

訳語は元の中国語の口の動きによく合わせてあるし、あまり背景知識がなくても聞いて分かるようによく練られているし、とてもクオリティが高いと思います。

なので、日本語で見ても、内容の理解にはまったく支障はないと思います。

私が原語を引用するのは、元の中国語から、いろいろヲタクなネタが引き出せるという、ただそれだけなんです!ファー付きの冠をひっくり返すと高長恭のウサギが出てくるって、ただそれだけなんです! エラそうに、紛らわしいことしてごめんなさい…。

第4話はさすがに要らない話が長すぎたので、5話以降はもうちょいはしょって行きたいと思います(文章の長さにかかわらず、書くの遅いのですが…)。お見捨てなきよう、よろしくお願いいたします。
Posted by 銀の匙 at 2014年10月24日 00:12
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/407012854
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック