2014年11月24日

蘭陵王(テレビドラマ11/走馬看花編 第7話の1)

さて、前回第6話(→こちら)で、いよいよ登場しました周の皇帝・宇文邕(うぶん よう)。

演じますは香港の大歌手・ダニエル・チャン(陳暁東)。

浙江電視台で行われた制作発表会の写真とか見ると(→コレ)、事務員のお兄さん(ウィリアム・フォン)、歌のお姉さん(アリエル・リン)、クラブの受付係(?)(ロナルド・チャイ;翟天臨)、スポーツジムのイントラ(ウェイ・チェンシャン)に交じって、独り、香港スター様のオーラを放っておられます。

ってことで、今回はまず、ダニエル・チャンの公式インタビューからご覧ください。(→ソースはこちら

ダニエル・チャンは、南方アクセントのある標準中国語で話しています。

(ダニエル)このドラマで僕は宇文邕(うぶん よう)を演じています。
彼は実在の人物で、一代の覇主でした。
周りの環境のおかげで、彼は自分の気持ちを抑え、耐え忍ぶことを学びました。
それができなければ、いつどこで殺されてしまうかわからなかったからです。


(アリエル)東哥(ダニエル兄さん)は、ホントは宇文邕とはかなり違います。

宇文邕の衣装で、ダニエルがセットに入っていく。

(インタビュアー)今日演じるのはどのシーンですか?
(ダニエル)演じるのは…第31話の第15Aですね。はははは。(ご機嫌麗しい)

にこやかなおじさま(?)・宇文護(うぶん ご)と二人、妙な踊りを披露しているダニエル。
(アリエル)なぜかと言うと、とてもネアカだし、

今度は宇文神挙(うぶん しんきょ)に妙な踊りを披露しているダニエル。
(アリエル)話し好きだし、

下々の者を引き連れて歩いてくるシーン。
(アリエル)朗らかなの。

(ダニエル)獅子座はいいよ。思いやりがあって、
 子どもを可愛がるし、家庭的で、
 金銭運にも恵まれて、芯が強くて上昇志向がある。 
 僕の月の星座が獅子座なんだ。あっはっは..


月の星座とは、生まれたときに月がある星座のこと。普通、○○座というと、どの星座に「太陽が」あったかを指しますが、そちらが表の性格を表し、月の星座は裏の性格を表すんだそうです(ホントかいな)。

くだらない話を、本物の皇帝の訓話のように熱心に拝聴する宇文神挙とアシナ皇后も笑える..。

(ダニエル)皆の者、下がれ!(声が裏返っている)
(スタッフ)音痴だな。
(ダニエル)皆の者、下がれ! 下がれって!

第6話のセットでインタビューに答えているダニエル。(この髪型、キュートです陛下)

(ダニエル)このシーンはつまり…僕は周の皇帝なんですけど…
蘭陵王に正体を見破られて、あそこの闘技場に連れて来られるんですね。
彼は自分とではなくて、トラと戦わせるように仕組むんです。


遠くに、檻の中をうろうろするトラが見える。

(ダニエル)すごく遠いとこから、スタッフがトラを連れてきたのが聞こえてきたので、「こっちに連れてくるな」って言ったんですよ。そしたら、「怖くない、怖くない」って言うから、「いやオレは怖いんだ、ダメダメ連れてくんなって無理無理無理無理!」」

スタッフと話し合っているダニエル。
(ダニエル)トラと心を通わせろって? 馬ならまだしも…。ああ、いっちょ通じさせてみるか。
(スタッフ)トラなんてネコとおんなじだってば。

トラを組み伏せているダニエル。
(スタッフ)どいて、どいて!

(インタビュアー)トラの背にまたがるって自分から提案したそうですね。
(ダニエル)そのくらいは行けると思って。
(インタビュアー)そのあとトラと組み合って転がるんですよね、1カットまるまる。
(ダニエル)ひゃぁ…。
(ダニエル)良いシーンに仕上がると思いますよ。
 皆さんこれまで観たことのない、本物の虎と人間によるシーンですからね。


第6話のシーン、スタントじゃなかったんですね。なんつームチャぶり。
監督、あなたは宇文護か、高一族の末裔なのですか?

監督の意外なルーツが明らかになったところで(←なっていません)、行ってみましょう、第7話

ちなみに前回の第6話は→こちら です。
最初からご覧になりたい方は第1話(→こちら)からどうぞ。

第7話のあらすじ

南汾州城(なんふんしゅうじょう)で拾った奇怪な人物を、“阿怪”(怪 かい/アーグヮイ)と名付けて“賤民村”へ連れてきた楊雪舞(よう せつぶ/ヤン・シュエウー)。しかし、何と彼は、周の皇帝・宇文邕(うぶん よう/ユィウェン ヨン)でした。皇后の出身地・突厥(とっけつ)に援軍を頼みに行き、疫病に倒れて斉の国にいたのです。

宇文邕を見事生け捕りにした蘭陵王(らんりょうおう)=高長恭(こう ちょうきょう/ガオ チャンゴン)=四爺(スーイエ)でしたが、楊雪舞に壁ドンしてるすきに(あれ、何か、はしょっちゃった?)、宇文邕を奪回された上、自身は毒矢に当たって倒れてしまいます…。


雪舞の必死の命乞いの甲斐あって(…)、宇文邕は無事逃げおおせ、周軍の奇襲から辛くも逃れた村人たちはトラの代わりに檻に入れられています(違った?)。

そこへ現れた安徳王(あんとくおう)=高延宗(こう えんそう)=五爺(ウーイエ)は、
“我四哥只是受了點輕傷 沒什麼大事”(兄上は軽傷だ。大したことはない)
と説明すると雪舞を檻から出し、

“他想見雪舞姑娘”(兄上が雪舞どのに会いたいそうだ)

と言います。雪舞は、
“他沒事了嗎?”(無事だったの?)
と聞きますが、五爺はそれには答えず、

“記得 打扮得漂亮點”(いいかい、綺麗に着飾っておいで)
と言います。

それを聞いた村人たちが好き勝手言うので(吹き替えは相変わらず「見初める」と上品ですが、中国語の方は“受寵幸”(寵愛を受ける)と結構露骨…)、韓暁冬(かん きょうとう/ハン・シャオドン)は、
“別胡說八道”(デタラメぬかすな)
と叱っています。

この“胡說八道”、前の2文字だけでも「デタラメ」という意味です(4文字だとさらにパワーアップ)。

そもそも「デタラメ」って言葉自体、「マラルメ」とか「マクラメ」とか「アキラメ」とどこが違うのか、見てるうちにゲシュタルト崩壊を起こしそう(いや、単語単位でゲシュタルト崩壊はムリか…)な不思議な言葉の上に、漢字で「出鱈目」って書くのもデタラメらしくて困っちゃうんですが、中国語の“胡說八道”も妙な言葉です。

どうやらこの言葉も、このドラマの時代、すなわち魏晋南北朝にルーツがあるらしい。

中国は大陸国なので、四方八方を別の国に取り囲まれています。

で、囲んでる側をdisって、「東夷」(とうい)、「北狄」(ほくてき)、「西戎」(せいじゅう)、「南蛮」(なんばん)と呼んでた、というのは世界史とかで習ったことあるかと思います。

まあ、どう考えても、周りの民族の方が強いから、腕っぷしじゃ勝てないのでせめて口先では勝とうとした、というのが私の「中華・口だけ番長説」なのですが、どうもこういう言葉は使い勝手が良いらしくてどんどん使い道が拡大され、日本もポルトガルのこと「南蛮」って呼んでたりしますよね(「カレー南蛮」に至っては、訳わかんないし)。

ということからも分かりますように、北の方に居る野蛮人、っていってもざっくりしすぎな上に指す場所も中国が伸び縮みすると変わるので、秦漢時代以降は、西方〜北方にいる遊牧民を一般には“胡人”と呼んでたらしい(この言葉は元々は、場所に関係なく、漢民族じゃない野蛮人、という意味だったそうですが)。

で、あの野蛮人どもが話す(“說”)とワケわからん、というのが“胡說”

英語で同じような表現に“ It's Greek to me.”(それは私にとってはギリシャ語=ワケわからん)っていうのがありますが、フランス語ではギリシャ語の部分が「中国語」らしいです。

だんだん、説明自体がワケわからなくなりつつありますが、ともかく、実感を持って感じられるくらい、北中国の漢人が「胡人」と接触するようになったのが五胡十六国(ごこじゅうろっこく)、つまり、ドラマの舞台・南北朝が始まる一個前の時代だったということで、この言い回しが使われるようになったのもその頃とされております。

どうせ、“胡”が強くなった→どや顔でしゃべられると耳障り→ヤツらの言葉なんてデタラメだ、という具合に発展していったに違いありません(憶測)。

アシナ皇后は“胡”の代表格・匈奴(きょうど)の出身だし、宇文邕(うぶん よう)も“胡”の鮮卑(せんぴ)族の出身。これらの民族の人たちの中には、イラン、トルコにつながる系統の人も多かったようで、たとえばアシナ皇后のパパは、青い目をしていたと史書に記されています。

尉遅一族も“胡”の出身だったので、ドラマの尉遅迥(うっちけい)は琥珀色の瞳どまりですが、《狄仁傑》で尉遅真金を演じたウィリアム・フォンは赤毛灰青色(設定はだったかも)の瞳をしています。

西北方面がルーツと思われるものは今でも、「胡瓜」「胡弓」「胡麻」等々、漢字で書くと“胡”の字がついてますよね。

ってことで、宇文邕の御前でうっかり“胡說!”とか言うと、首が飛ぶ可能性がありますから気を付けるように。って、ちょっと聞いてる? 暁冬(シャオドン)?

ま、いっか。この回、後の方で、五爺も祖珽(そ てい)に向かって言ってるから。
でも、人がせっかく説明してるというのに、暁冬は村人のゴシップに気を取られて、それどこじゃありません。

「結婚式を挙げたらしい」
「実は夫婦らしい」
「新婚旅行は丹州城だったらしい」(←あ、これは言ってないか)

という無責任な噂に、複雑な表情の韓暁冬。

庶民がゴシップを広めるのは、昔も相当早かったらしい。次の回で作戦にも使われています、って、ほれ見たことか! 「新婚さんいらっしゃい」作戦なんかに加担すると、ヨメに行けなくなるじゃないの!

と全国の視聴者が警告しているというのに、分かってるんだか分かってないんだか、雪舞は素直に五爺が持ってきた服に着替えています。

ちょっと仏像チックですが、色遣いもとても綺麗で雪舞に似合ってますよね…

ってちょっと、だから何で野営地に女のドレスがあるんだって。

丹州城の隠れ家といい、ここのサーカステントと言い、誰かそういう趣味の人でもいるのかと、テントの中に乗り込んで問いただそうとする(してません)雪舞に向かって、赤シャツ、いやさ四爺が背中で語る(?)このセリフ。

“到我身邊來”(私のそばに来てくれ)
“我需要你” これはまんま、吹き替え(「君が必要だ」)通り。

言われた雪舞の“啊 ?”って顔がなんかスゴイんですけど。(アリエル、これはどういう指示を受けた演技なの?)

っつーか、ここは英語の“I need you.”と誤解して欲しかったんだろうけど、中国語としては、これだけだと翻訳調だし、文章が終わってない感じがします。気を持たせようとしてるんだろうけど、若干無理があるな…。

雪舞はこの後もたれかかってくる四爺を押しのけてるけど、アリエルの表情からは(やっぱりこの人すごく重いわ…!)って心の叫びがひしひしと伝わって参ります。

“我真的很需要你 幫我”(本当にあなたが必要なんだ 私を助けてくれ)

はい、そうですね。これが中国語としては普通の言い方だと思います。ここはまた無理やり気を持たせようという脚本家の計略(?)で、わざと“我真的很需要你”“幫我”の間をあけたセリフになってますが、おそらくこの2つで1文で、頭から訳すと「私には本当にあなたの助けが必要です」となります。

ひとつ前のセリフは、後ろ(“幫我”)が省略されていたんですね。中国語的には、文字通り「需要」の意味(たとえば、「世界が君を待っている!」みたいな場合ね)じゃない限りは、後ろにもう一個動詞をつけて、「〜することが」必要です、にしないと、すごく座りが悪い感じがします(歌のタイトルとかなら、このままもアリだと思いますけど)。

さて、そんな考察をしている余裕もなさそうな四爺、毒矢に当たって今にも死にそうです。

軽傷だったはずでは?と驚いている雪舞に、士気が乱れるから負傷のことは絶対に伏せなければならないと説明しています。

この手の話は日本にもあるし、中国史でもチンギス・ハンとか諸葛孔明とか、いろいろありますよね。後者は「死せる諸葛、生ける仲達(ちゅうたつ)を走らす」という諺にもなってて有名です。

史実では、四爺の父君・高澄(こう ちょう)も、その父(四爺にとっては祖父)・高歓(こうかん)が西魏(周の前身)との交戦中に病没したのを隠しています。

という事で、五爺に着替えを持っていかせて、わざわざ村人に誤解させるように仕向けたのは四爺の策だったらしいですが、なんだか勝手にどんどん外堀を埋めてるように感じるのは私だけでしょうか。“醉翁之意不在酒”(酔翁の意は酒にあらず=本心は別にある)、なんて第3話を彷彿とさせる言葉を思い出してしまいますが、さすが虫の息とはいえ四爺、おぬしも策士よのう。

しかしそれも命あっての物種、策士・四爺はここぞと高一族秘伝の「おねだり」技を開陳しております。

“現在 我只有請你幫我了”(いまや、私はあなたに助けをお願いするしかない)
“你是天女 一定會有辦法的 一定要幫我”(あなたは天女だ。必ずや何とかできるはずだ。どうにかして私を助けてくれ)
もはや、頼んでるんだか脅してるんだか分からん…

ここで四爺が倒れてしまうので、雪舞が軍医を呼びます(待機させといて良かったですね、四爺)。

“大夫!”ダイフ!というのは、吹き替えで「先生!」と呼んでる通り、敬称です。時代劇っぽい言葉ですが、実は21世紀でも使われています。酔っぱらって歌舞伎町を歩いていると、韓暁冬さえ「社長さん!」と呼ばれてしまうのと一緒です(ちょっと違うかな)。

そんなエライ人も匙やら槍やら投げてしまう四爺の病状。ちなみに諦めてるとき投げる匙とは、薬を調合するときの匙だそうです。と、枕元でトリビアを披露しついでに、段太師が毒薬の名前を教えてくれます。それは、「周秘伝の毒薬「百歩散」(はくほさん)」。これについては、第8回でもうちょい詳しく出てきますので、そのときに。

周の秘伝なので、斉の国には解毒薬がない、ときいて雪舞は思わず、

“怎麼會這樣”(なんでこんな事に)と言います。これを聞いた楊士深、吼える吼える。
“怎麼會這樣 難道你不知道嗎?”(なぜこんな事にだと?まさか自分は知らないとでも?)。八つ当たり(この場合はそうとも言えないですけど)する癖は主従共通のようです。

八つ当たりしたって四爺は治らないと知っている賢い五爺は、兄に引き続き、家伝の「おねだり技」を繰り出してきます。

“楊雪舞 我想你一定會知道”(楊雪舞よ、君にはよく分かっていると思うんだが)
“之前我四哥要殺掉阿怪易如反掌”(兄上は、阿怪を殺そうと思えば「手のひらを返すように」簡単だった)

ここで注目していただきたいのは、五爺が皇帝陛下を「宇文邕」と言わずに、雪舞が呼んでいたように、“阿怪”と言うことです。さすが人心掌握に長けた兄弟、勘所をよく心得ていますね。

もう1つ面白いのは「手のひらを返す」という言い方。日本語じゃ「手のひら返し」っていうと全然別の意味ですよね(同じ意味なら「赤子の手をひねる」かな)。

中国語を習う人は必ず先生に注意されてると思いますが、中国語には日本語と漢字が似てても意味が違う語というのが結構あり、甚だしきは、漢字が全くおんなじなのに意味が全然違う、というのもあります。

有名どころでは、
“老婆”→妻
“娘”→お母さん
“手紙”→トイレットペーパー
“工作”→仕事
“失神”→油断する(日本語の「失神」と同じ意味の場合もある)
“質問”→問いただす、非難する
“湯”→スープ(温泉で「男湯」「女湯」という文字を見て悶絶する、という笑い話は日本に旅行した中国人観光客の鉄板ネタ)
なんてのがございます。こういうのを同形異義語といいます。

他にも、簡体字(簡略化した漢字)が原因でよく分からなくなってる、
“手机”→携帯電話
なんてのもございます。

後ほど、四爺は“失神”してトリの煮え湯…いや、“湯”を飲まされることになっちゃうんですね。(実態はそれに近いが…)油断禁物です。

おっと、五爺の話の腰を折ってしまいましたが、続く言葉をいちいち訳すと、
“可是他沒那麼做 是因為他認同你的想法”(でも兄上は、そう(阿怪を殺すこと)はしなかった。それは、君の考えに共鳴したからだ)

“不想做一個濫殺無辜的人”(罪のないものを殺めるような者ではありたくないと)

“才會花時間找證據給你看”(その一心で、時間をかけて君に証明した)

“你應該明白他的用心了吧”(君にはその心配りが分かるはずだ)

ということで、長々しゃべっていますが煎じ詰めれば、吹き替えの訳の通り、「そなたのためだった」っつーことですわね。

分かったところで、そうそう治す手立てもあるわけじゃなし、雪舞は取りあえず看病要員としてその場に残ることに。ただこの病人、瀕死の割にワガママで、「寒い」って言うので火を起こそうとすると、「行くな」って言うし、どうすりゃいいのよ!?とか、イラつかないあたりが、「困ってる人を放っておけない」雪舞の偉いところ。

ただ、添い寝してあげるのはいいんですけど、雪舞の腕が傷口にぶつかりそう…。

と視聴者がくだらないことを心配しはじめたので、カメラは周へ飛びます。

傷口を小突かれそうで寝るに寝られない四爺と違って、睡眠もばっちり取れた皇帝陛下。髪もばっちりオールバックに結い上げています。被っているのは“冕冠”(べんかん)という礼帽で、皇帝陛下ならスダレが前後に12本ずつなくちゃいけないのですが、11本しか見えないような。

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陛下たちは“竜船”に乗り、テロップによると、“黃河汾河交界口”(黄河と汾河の合流地点)にいるらしい。現代のGoogleアースでみると、合流地点は山西省萬榮縣榮河鎮廟前村あたり。

この“汾河”流域の名産品としては白酒(バイジュウ)の代表的なブランド“汾酒”がございます。アルコール度数は60度(!)。火を噴きそうです。そしてこのお酒、なんと正史《北斉書》に記載があるのです。

武成帝・高湛(こう たん;高緯(こう い)の父君)は河南康献王・高孝瑜(こう こうゆ;蘭陵王の一番上の兄君)と同年で仲が良く、彼にこんな文書をよこした。「私は“汾清”“汾酒”のルーツになった酒)を二杯飲むから、君も鄴(ぎょう)の都で二杯飲んでくれ」

アル中 酒好きの武成帝らしいエピソードです。ちなみに高孝瑜という人は、剛毅な偉丈夫ながら謙虚な人柄で、文学を愛し、ひと目で10行を読んで間違いがない、という速読術の持ち主だったそうです。かわいそうに、結局、彼はこんなに仲の良かった高湛に殺されてしまいます。

悲劇の兄弟の四男坊‧四爺も命は旦夕(たんせき)に迫り、その功績を讃えちゃったりして、宇文邕の中では、もはや過去の人(おいおいおい)。

彼の心は、はや皮算用の世界に遊んでおります。
“如此江山 難怪群雄逐鹿”(かくのごとき山河を 群雄が争うのも無理からぬことよ)

皇帝陛下の言ってる“逐鹿”とは、天下を取るために相い争う、ということ。猟師が獲物である「鹿」を追う、という意味の他、古代に“涿鹿”という場所で天下分け目の決戦があり、その後、中国という国が固まったところから、「鹿」=中国文明の中心地である“中原”(ちゅうげん)を指すようになった、という説もあります。

覇権を争う、という意味で良く使われるのは「中原に鹿を逐う」(覇権を争う)という成語ですが、その出典は唐の魏徴の超有名ポエム「述懐」です。     
       
中原初逐鹿 投筆事戎軒(中原 初めて鹿を逐い 筆を投じて戎軒(じゅうけん)を事とす)
縱計不就 慷慨志猶存 (縦横の計は就(な)らざりしも 慷慨の志は猶お存せり)
杖策謁天子 驅馬出關門 (策を杖(つ)きて天子に謁(まみ)え 馬を駆りて関門を出(い)ず)

人生感意氣 功名誰復論(人生 意気に感ず 功名 誰か復た論ぜん)
                  
最後の一連、心意気に感じて行動するのが人生だ、手柄や名誉をうんぬんするのは、後世の人に任せておけばよい、というくだりは良く知られてますよね。

これは、魏徴が、自軍に加わってくださいと武将にお願いしに行ったときに作った詩らしいのですが、このポエムを囁かれたらすぐ説得されちゃいそうです。こんなおねだり技もあるのですね(ちなみに「初めて鹿を」を「還(ま)た鹿を」、「策(ムチ)を杖きて」を「策に依りて」にしてるテキストもあります)。

トナカイより、やっぱ鹿だよなぁ…と皇帝陛下が遠い目をしていると、忠臣・神挙が甲板に現れます。

“據探子來報”(密偵からの報せによりますと)
“高長恭軍中夜夜歌舞昇平 他還迷戀上一個叫楊雪舞的女子 納為小妾 日夜痴纏”
「高長恭は夜ごと歌舞に興じ、楊雪舞という女子を側女にし、痴情に溺れているそうです」

吹き替えは全く原文通りなんだけど、日本語で聴くとなんかスゴイな…。
いえ、中国語でも少なからぬショックを陛下に与えたようで、“納為小妾”のところで宇文邕は目を伏せてます。

しかし、そこは隠忍12年の皇帝陛下、心の動揺は押し隠して卓見を述べられます。

“高長恭這麼做根本是欲蓋彌彰”(高長恭はこのような策を弄して却って馬脚を現しておるわ)

これだと分かりづらいので(皇帝陛下がイケズなのはよく分かりますが)、吹き替えの方は馬脚の中身を表に出して、「ならば高長恭はかなり容体が悪いと見える」と言っています。

“當然他也知道騙不了朕 他要騙是他的齊軍”(むろん、彼とて朕を欺けないことは承知しておる。欺きたいのは己の斉軍の方だ)

まあ、あなたみたいな“騙子”(イカサマ野郎)を騙すのは、さすがの四爺といえども困難至極なことでしょうよ。

“當然作為萬軍之首 他也不可能 把他受傷的消息轉出去 否則必定不戰而敗”(当然、万軍の長として、己の負傷を漏らすことは絶対にできぬ。さもなくば、戦わずして敗れるは必至)

ドラゴンボートに乗っていながら、遠く離れた四爺の策をピタリと当てる皇帝陛下。そりゃ、指揮官が都合の悪い事は伏せるという過去例はわんさとあるからこの場合は当然ですが、ここで強調されているのは、彼には四爺の言葉に隠されている意味を推測できる洞察力がある、ということでしょう。

遡ってみると、まず、“賤民村”で四爺が周の禁衛軍の装束の切れ端を手に、「全て拾い上げた」と言っているのはハッタリだと見抜いていたはずです。そこで考えることは当然、四爺も援軍が来ると見抜いたはずだから、何とか時間を稼がなければならない、ということ。

そこでわざと四爺を挑発するような言動をして、護送されるまでの時間を引き延ばそうとする策に出る訳ですね(壁ドンしてもらいたかったという可能性は排除できませんが…)。

他の場合なら、こんな小細工に四爺も引っかかる筈ないのですが、楊雪舞のことが絡むと彼は全く冷静さを失ってしまうらしい(と、ご本人が後の方の回で告白してくださいます)。

宇文邕は四爺が楊雪舞に対峙していたとき、口調は非常に厳しいながら軍令を翻したりする様子を観察していたと、何か言うたびにいちいち阿怪を映すカメラワークが雄弁に語っております。当然、四爺の弱みはこの女だと、たちどころに見抜いたことでしょうよ。

「美人関が越えられない」(第6回)のは、言ってる人の方じゃなくて言われてる人の方だったんですよ四爺。

と、皇帝陛下の顰にならってくだらないトリビアで引き延ばしていたら、今回の記事、まだ15分ぶんじゃないですか。この回、まだあと3分の2も残ってる!(ひぇ〜)。そして私はこれから、必ず感想を書きます、と約束した映画を観に行かねば…。

ということで、非常に中途半端ですがこの辺でいったんレポートを斉の国にお返しいたします。次回は「四爺、煮え湯を飲まされる」の段、しばしご猶予を!

次はくだらないトリビアで盛るのはやめにしよっと…(→こちら
posted by 銀の匙 at 21:20| Comment(8) | TrackBack(0) | 蘭陵王(テレビドラマ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回もお待ちしておりました☆
仕事の方は昨日でようやく山場を越したのですが、その反動か、怠惰モードになっております…。

インタビュー和訳、ありがとうございます!
陛下のグダグダを一生懸命笑ってあげる神挙が可愛いです(笑)

不勉強にして、実はダニエル・チャンのこともこのドラマで初めて知ったのですが(というか、中国のテレビドラマを見たのも「蘭陵王」が初めてですが)、確かにこのインタビュー映像だけを見ても、なんだかオーラを感じられるような。
(ちなみに、宇文ヨウのルックスは、この賤民村での長髪姿が一番好きです^^)

そしてそんな大スターにここまで身体を張らせるとは…製作陣の本気度がわかりますねっ(違)

それにしても、ドラマよりもメイキングを見て逆に心配になったのですが、トラ相手にここまでしてて本当に大丈夫だったんでしょうか?
マタタビ的なナニカを与えて一時的に大人しくさせてる???

”中国語式デタラメ”胡說八道の解説もありがとうございました。ちょっとアタリメが食べたくなりました^^

なぜ野営地に女のドレスがあるのか…
さらっと描かれていますが、実はこれかなり謎ですよね^^;
潜入作戦などに使いそうな敵の鎧はないのに、いないはずの女性の服、それも変装用の普段着とかではなくドレスを用意してある野営地…。

これはやはり、兵の士気を保つための宴会芸用ですかね?(笑)
入陣曲の振り付けもみんなで考えてたみたいだし(笑)

おっと…
怠惰モードとか言っといて、こんなに長々と書いたら全然説得力ありませんね^^;
続きも楽しみにしております!


★びちさん

撮影したのに放送時にカットされた部分、Youtubeで見られるのですか?! 
見たくて必死に探したのですが、見つけられませんでした(>_<)
検索のキーワードだけでも教えていただけると嬉しいです。み、見たい…(>_<)

原作本、どこかの出版社が日本語版を出してくれることを切望しているのですが、韓国と違って中国の場合は自国のマーケットで充分まかなっていけるから、期待薄かもしれませんね…(現在の日中関係のこともあるし)。
せめて英語なら頑張って読むのですが…日本語は無理でも、シンガポールやインドネシア用に英語で出してくれないかなー(泣)
Posted by 銀 at 2014年12月02日 01:50
あああっまたコメント一番乗り取られちゃいましたー(どんな競争。。。)
コメント下書きして、一旦CM。。。でなく次の日に投稿しよう♪と置いていたら先を越されます。。。まるでウサギとカメ。。。

○尉遅迥と尉遅真金は親戚説。。ホンマですか?楽しく読みましたが。
 しかしかたや「うっち」でかたや「ゆーち」て!
 願えるなら銀の匙さんに項羽と劉邦のときの「ペンシャオペン」のご解釈を賜りたいです。
 てかもうすぐ「ライズオブ〜」の予約していたDVDが届きます♪楽しみ♪

○斉の公務員の職員旅行中、グリーンカードほしさにナンパした女の子とリゾートウエディング、が正しい解釈です。
 で、成田離婚を旦那が狙った、と。(もうすでに「成田」っておかしいですが)

○「寒い」そして「行くな」はイコール、「君が私を温めてくれ」です。
 はい、策士です。
 銀の匙さんは雪舞の腕に気をとられていますが、四爺の左腕はしっかり雪舞を腕枕しております。

○雪舞によって四爺の心の奥深くに封印されていた感情、というものが掘り起こされ、大きく揺すられているようです。表情から目つきから変わりますものね。
 気色悪系女子の好物なところでございます。

四爺にとっても、瀕死の状態でありながら、雪舞の事が心配でしょうがなかったのではないでしょうか?
貧しい村では天女認定されてしまって、自分との婚礼もすませたことも村人は知っていて、銀の匙さんいわく、ゴシップはデング熱並みの広がりを見せる(言ってない)のだから。
仔馬陛下が雪舞を周に招待してるのも横で聞いていたし、国内も国外も雪舞狙う。
四爺が危惧していた状態ではないのでしょうか?
それなら、自分の側に置いておくことが今は一番雪舞の身の安全を守れる、と考えた末の「我需要ニー」だと思います。ま、本心は別でしょうが♪


銀さん

Youtubeですが、未公開映像集、ではなく、多分おそらくですが、「絶賛撮影中!放送をお楽しみに!」的なCMではないかな、と考えています。未公開映像もちびっとです。
アドレスが文字化けしなければよいのですが貼り付けます。二つあります。
特筆すべきは、アフレコがまだなのか、全てご本人の声です!なので斉の軍神もヘナヘナながらご本人の声!私はこちらのほうが好きですが。
香港版の宣伝用Youtubeも見たことありますが、こちらはダニエル中心でまるで主役でした。雪舞も四爺も脇役な映像で笑っちまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=quRUEDlURWw&list=RDtZw0liMa8es&index=14


https://www.youtube.com/watch?v=yG7-72Inas4&index=9&list=RDtZw0liMa8es
Posted by びち at 2014年12月02日 14:12
追記ですが

トラですが、最初はあれの3分の1ぐらいの大きさの子供のトラを用意されてて、カメラワークでなんとかしよう、という考えだったのでしょうが、なんとも迫力が出ず、急遽大きなトラを用意されたようです。
ダニエルも急に格闘シーンを撮るように告げられたのではないでしょうか。
しかしダニエル、明朗活発、とてもお人柄がよさそうな感じがでていますね。
萌えませんが(笑)。
Posted by びち at 2014年12月02日 17:05
銀さん、こんばんは!

ようやく一息つかれているとのこと、お疲れのところ、いつもながら、早速のコメント、ありがとうございます。今回中途半端で本当にすみません。

押しも押されぬ大スター様に、崖から落ちろとかトラにまたがれとか白目を剥けとかテーブルを叩き割れとか女にふられろとか、要求した監督は本当に命知らずだと思います(笑)

>マタタビ的な何かを与えて

トラと同じシーンにはなぜか尉遅迥が現れませんが、まさか、尉遅迥のシーンを全部撮り終えた後、おやつに与えてその後で…(以下自粛)

それから、衣装の件、また激しく納得です。そうか、宴会芸用ね。別に死ぬほどのケガなんかしてなくても、いつも宴会開いて歌舞音曲三昧だった訳ですね。

カラオケも練習してたみたいだし、余興の振り付けも凝ってますもんね。

噛むほどにアタリメのように味が出る蘭陵王、続きも頑張ります!

敬請期待(どうぞご期待ください!)

PS びちさんから提供いただきましたリンク、面白かったです(ただの予告だと思ってスルーしてました…)びちさん、ありがとうございます。

セリフはほぼ全て劇中と同じですが、いくつか本編にないシーンがあるので訳しておきますね。

(前のリンク)
(雪舞:旅館のシーン)おばあ様の言ったことは本当だった。白山村の外は悪人ばかりよ。

(鄭児)もしもそなたが妾の望みを一つ叶えるならば 我が子のように民を愛する皇后になると約束しましょう

どう 拒むとでも?

(蘭陵王)皇后陛下 どうかお慎みください

雪舞は生涯ただ一人の妻 たとえこの命を投げ出してでも
あなたに手出しはさせない

(後ろのリンク)
(こくりつ将軍)一日 周の首領を見逃がせば
それだけ我ら斉にとって脅威となることでしょう

(阿怪)君は私を案じて悲しむのか
それとも蘭陵王が 君が考えていたような 
世を憂い民を憐れむ者ではなかったのが悲しいのか

(雪舞)蘭陵王と結ばれることはあり得ないわ
だっておばあ様の予言は必ず当たるのだもの

彼は他の女人を愛する運命なの 私じゃないのよ

結構重要なシーンをカットしちゃったんですね。それにしても、予告編で8分、大盤振る舞いですよね…
Posted by 銀の匙 at 2014年12月02日 23:35
びちさん、こんばんは。

大事なお時間を割いて、丁寧なコメントをいただいてありがとうございます。

ここが洛陽城だったら、先陣争いに勝ったものは皇帝陛下から褒美をいただけるんですが、コメント欄なんでハトもウサギも出なくてすみません。

「尉遅」は日本語だと「うっち」なんですけど、中国語の発音は「ユィチー」です。

最初の字はドイツ語のUウムラウトと同じなんで、「う」の口で「い」と発音するんですが、ピンインローマ字の綴りがYuだから、英語からカタカナにしちゃうと「ユー」と間違えるみたい。(あるいは、発音の仕方は知ってるけどユィって発音しづらいからユーにしちゃうのかも)

ユィチ―って聞くと、どうしても「フカヒレ」(魚翅)を思い出しちゃって…

フカヒレ卿、お声自体は素敵だし、現代劇にはピッタリだと思うんですけど、時代劇は通る声が必要だから、確かに、ちょっと合わないな〜と感じるときがあります。「腹話術」でしゃべるって設定が、さすがツイ・ハーク監督、頭良いなと思って、つい吹き出してしまいました…

「項羽と劉邦」は…すいません、途中で思いっきり寝ちゃって…機会があったら、また見ときます。何分ごろが知りたいか教えてください...

それから、ご一行様が公務員というのは、なるほどです!(庶民は官爺って呼んでるもんね)私腹を肥やしてどうするつもりなんでしょう(なんか別の意味になってるみたいだけど気にしない)

せっかくのリゾートウェディングも、金属探知機やら検疫やら税関やらにつかまって、不仲になって成田離婚…という成り行きは、当たらずと言えども遠からずなのが哀しいですね。

四爺の左手にも困ったもんですね。(右手じゃないから、「ミギーの仕業」とは言い訳できまい)。もうあと何話か先の雪舞だったら、「寒い」+「行くな」=マッチで火を点ける、になるんじゃないかと心から怖れている私です(自らコメント欄を炎上させる女)。

四爺も、思わぬライバル出現でかなり必死ですよね…。実は、1回目に第7話を見たとき、コイツまさか仮病か…?と疑ってしまいました。ごめんなさい。

PS 予告編のご紹介、ありがとうございました。とても良くできてますよね。日本でもこれを流したらよかったのに(流したのかな?)簡体字でタイトルの「蘭陵王」って字がかなりマヌケな感じなのは笑ってしまいましたが…。

それにしても、中国語、バッチリ理解してらっしゃいますよね、本当に尊敬の一言です。

ではでは、次回もよろしくお願いいたします。

追加:ダニエルは職業=スター、ですもんね。台湾と中国のキャストがあまりに素朴で素人みたいに見えてしまいます。そこが、良いんだけど…。
Posted by 銀の匙 at 2014年12月03日 00:29
おはようございます。
やっと来られました(>_<)

びちさんのリンクと銀の匙さんの和訳はスマフォで見て「ぎゃ〜!!(〃▽〃)」と密かに喜びの声をあげていたのですが、先週から今日まで12連勤で連日寝落ちしていたため、PCを開く時間が取れず、コメントが入れられませんでした。今日も出勤前なのですが、時間の許すところまで書かせてくださいね。

まずは、びちさん、銀の匙さん、リンク&和訳、本当にありがとうございました!!
萌えパワーのおかげで疲れも吹っ飛びました。
先日書かれていた怪との面会シーンもありますね!

史劇には向かない高めで声量の足りない声でも、私もウィリアム・フォン本人の声の方が好きです^^

しかしこの野営地、檻がたくさんありますね〜。移動するときはサーカス団みたいに檻を引いて行くんだろうか…。

銀の匙さん、なるほど、そうでしたか。
オヤツに尉遅迥を食べたあとで食あたりを起こしていたせいで元気がなかったのですね(違)
もしかしたら後で、お口直しに飛燕をもらえたかもしれませんね。

びちさん、そういえば「項羽と劉邦 White Vengeance」の中で、項羽と劉邦が咸陽の一番乗りを競いあっていましたね。
ということはさしずめ、私が項羽でびちさんが劉邦ってことで…( ̄▽ ̄)ホホホ ←煽る煽る

なんてバカなことを書いていたら時間切れになりました。
続く、ということで…(続かんでよろしい)
Posted by 銀 at 2014年12月05日 09:18
続きです(しつこくてすみません)。

第7話の「寒い」+「行くな」はたぶん、意識がしゃんとしている時であれば言わなかった言葉ですよね。
毒で朦朧としていたせいで、さしもの分厚い蘭陵王の理性の鎧にも綻びが生じて(いや分厚いのは鎧で、身体とは言ってません)、そこから本心がこぼれ出たのでしょう。
よかったよかった(笑)

それと、「蘭陵王と天女、熱愛発覚!」ゴシップの件ですが、そもそもどこから漏れてどうやって賤民村の皆さんの間に流布したのか、ちょっと不思議だったんですよね。

高長恭と雪舞が周で結婚式をあげたのは作戦にかかわった一部の人間しか知らないはずで、まあ蘭陵王の部下には知れ渡ったとしても、賤民村の住民の隔離・封じ込め作戦を取ってたということは、兵士と住人がいろいろ話をするほど接触する時間は、この時点ではまだないような…。

もしかして、賤民村の中に蘭陵王の部下が潜入していたんでしょうか…。



びちさん

着々とウィリアム・フォン出演作を手に入れられているようで羨ましい限りでございます。

私も、ダニエルさんは素敵だし宇文ヨウのツンデレキャラは魅力的だと思うのですが、とても冷静に「これは女子に人気出るだろうな〜」と思うばかりで、なぜか萌えません…。

いっぽう高長恭の方は、ドラマを見る前に「蘭陵王」のスチールや動画で見たときは特に好きなビジュアルとは思わなかったし、ウィリアム・フォン本人の画像を見てもピンと来なかったのに、ドラマが進むにつれどんどん好ましく映るようになり、41話以降で完全に堕ちました。
人生、どこに落とし穴があるかわからないものですね(笑)
Posted by 帰ってきた銀(ウルトラマンではありません) at 2014年12月05日 18:12

銀さん、いらっしゃいませ。12連続勤務って、だ、大丈夫ですか!? どうかお体大切になさってください、さ、このスープでも飲んで…。

ということで、お見舞いに1本、書いてみました。41話以降の四爺とアラゴルン、なんだか似ている気がします。ワイルドなのが、お好みなのでしょうか…。

何を入れてたんだか怪しい檻の多い野営地で聞かれた「熱愛発覚!」のゴシップもなんですが、8話でもう一つ、不思議だと思ったことがあったんです。寝てからまた考えよう…。

ではでは!
Posted by 銀の匙 at 2014年12月06日 04:21
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