2015年07月21日

蘭陵王(テレビドラマ22/走馬看花編 第11話)

皆さま、こんにちは。

「ブラタモリ」、ご覧になってますか?

先日、たまたま出先で見かけたら、奈良を取り上げていて、またしても用件そっちのけで(なぜ、私のパソコンは「ようけん」って入力すると「楊堅」が出てくるんだろう…。解せないわ)、画面に見入ってしまいました。

春日大社も、最後の締めくくり部分で大きく取り上げられていましたね。

タモリさんは段差や坂がお好きだそうで、番組中でも坂にまつわる小話をされてました。

いわく、

人生には3つの坂がある。

のぼり坂と、くだり坂と、そしてもう1つは…。

アナウンサーを脱力させた、その答えの前に、第11話のお話を、と行きたいところですが、ドラマ《蘭陵王》はだいたい10話ごとにお話が折り返しになるため、この機会に、ざっと、ドラマを楽しむための基礎知識をおさらいしてみましょう。

《物語の時代》

このお話の舞台は紀元550年前後、南北朝時代の中国です。
日本では古墳時代。
中国で、その前後はどうなってたんでしたっけね。

いまんとこ、実在が確認されている一番古い中国の王朝は(いん)です。
紀元前17世紀ごろから栄えていました。

甲骨文字を使ってたのは、この時代。

そのあと、国がだんだん傾いてきて、結局、にとって代わられます。
それが紀元前1046年ごろ。

この辺の時代を知りたい方は「封神演義」〈ほうしんえんぎ〉を読んでみましょう。
歴史+神々の戦いという凄いスケールのフィクションで、歴史書じゃありませんが、遠い時代へのとっかかりとして楽しく読めます。特にマンガ版がおススメです。

周の時代はすご〜く長く続きますが、途中でだんだん息切れしてきて、異民族の侵入を受け、都を東に移します。それが紀元前770年。

この時点から前を西周、東に移してからを東周と言ったりします。

東周の時代、周の力は弱くなり、諸侯が乱立します。
またの名を春秋戦国時代といわれる群雄割拠の時代で、秦の始皇帝が天下を統一するまで500年間、国はぐちゃぐちゃです。
(でもいちおう、東周は続いてます)

この時代のことを知りたい方は「東周英雄伝」を読んでみましょう。
短編マンガ集ですが、とてもクオリティが高いと評判です。

でもって、の始皇帝が中国を統一します。
この時点で紀元前221年。

しかし、その治世はあまりにも短いものでした。
たった15年で国はまたバラバラに。

次に天下を争ったのは、身長207cmの大男・項羽〈こう う〉と任侠の男・劉邦〈りゅう ほう〉。
勝った劉邦はを建国します。

この時代のことを知りたい方には、司馬遷の『史記』がおススメです。
『史記』は伝説の時代から、漢代の初めまで、人物エピソード中心に編纂されていますので、歴史に関係なく読んでもお話として面白いです。

「史記」は日本でも訳本がいろいろ出てますが、はっきり意味は分からなくても、眺めるだけでも、一度、漢文で見るのをおススメします。

秦の始皇帝の元へ、単身、暗殺に乗り込む刺客の話とか漢文で読むと、刺客が始皇帝の側に近づくにつれ、
文章の方も畳み掛けるように短くなって、ゾクゾクします。

漢建国の時代を描いた映画もいくつか撮られています。
本ドラマのファンの皆様には、蘭陵王を演じたウィリアム・フォンが項羽として登場する《鴻門会》(『項羽と劉邦 White Vengeance』)がおススメです。

しかし、項羽とウィリアム・フォンじゃ、江南地方出身というくらいしか共通点思いつかないほどかけ離れているのに、よくぞキャスティングしたものです。

漢は、中断を挟んで400年続きます。

続きは皆さまご存じ、の三国が争った三国志の時代。

は鼎立した三国のうち、もっとも実力のあった国。
このころ、日本(倭)はようやく邪馬台国の時代です。
卑弥呼が魏に使者を送ったことが、中国の正史「魏志」の倭人伝に出てきます。

この後も、倭王はたびたび使者を中国に送るのですが、こんなにしょっちゅう政権が交代してたり、乱立してたりじゃ、どこへ使者を送るかも頭の痛い問題だったことでしょう。

逆に、外国から使者が訪れるということは、来られる側にとっても権威を高める効果があったのではないでしょうか。本ドラマでも、この先にちょこっとそういう描写が出てきますね。

さて、魏から起こり、最終的に三国を統一したのは〈しん〉。

しかし、二代目皇帝にして早くも国が乱れ、騎馬民族・匈奴〈きょうど〉の侵攻を許して、晋は滅亡してしまいます。

そしてこの後、中国史を学ぶ人なら誰もが覚えづらくてぶ〜たれる、五胡十六国〈ごこじゅうろっこく〉の時代が始まります。

いろいろな政権が興っては倒れるため、どこまでを国とカウントするか(そしてどこまでを「中国」とカウントするか)も悩ましい時代ですが、だいたいの成立順で見ると、

前涼・成漢・前趙・代・後趙・前燕・冉魏・前秦・後秦・西燕・後燕・西秦・北魏・後涼・北涼・南涼・南燕・西涼・大夏・北燕

これら北の国々と、南の東晋、劉宋が対峙していました。

五「胡」という名称から分かるように、この時代、力をもっていたのは北方の諸民族。

そのうちの鮮卑〈せんぴ〉族が建てた北魏は、439年から北中国を100年近く統一しますが、内紛があって、蘭陵王のじっちゃんが実権を握った東魏と、宇文邕〈うぶん よう〉のじっちゃんが実権を握った西魏に分かれてしまいます。

そして、魏の時代から隋が南北を統一するまでが、魏晋南北朝とひとからげに呼ばれている時代です。

東魏はのちに北斉に、西魏はのちに北周になります。

つまり、このドラマは、三代にわたる因縁のたたかいの最終章なんですね〜。

南中国の方は、分裂こそしなかったものの、くるくる王朝が変わる、安定しない時代に突入です。

この時代、北は仏教が盛んになる一方、鮮卑族などの周辺民族が実権を握り、自らの習俗を守り権威を打ちたてようという勢力と、漢民族に同化しようとする勢力が争います。

南は貴族文化が華ひらいた時代です。

この辺りの事情が、実に上手いこと、ドラマの脚本に織り込まれていますよね。

そして最後はどうなったかっていうと、
北周の楊堅〈よう けん〉が、589年に〈ずい〉を建国。

これで、220年の漢滅亡から、実に400年近く続いた戦乱の世も終わり、ようやく全国がまた統一された!

…と思ったのもつかのま、またも二代目がボンクラで、にとって代わられてしまうんですね〜。

ふぅ。

《参考資料》

中国では、前の王朝の歴史を次の王朝が編纂する伝統があります。

こうして作られた史書を「正史」〈せいし〉といいます。
逆に、個人的に編纂された歴史書や、民間に伝えられたエピソードを集めた歴史書を野史〈やし〉と呼んだりします。

ドラマに登場する「北斉」「北周」にも、それぞれ「北斉書」「北周書」が編纂されています。

加えて、「北史」「南史」という通しの史書もあります。

歴史ドラマのエピソードの出処は、だいたいこれらの史書ですが、プラス、もう一冊、使える史料に、北宋時代(南北朝よりだいぶ後)に編まれた、『資治通鑑』〈しじつがん〉があります。

この史書はエピソード集ではなく、年代を追った記述になっていて、南北朝部分はデキる人が編纂したと高評価を得ています。ただし、北朝で起こったことも、「南朝」の年代で書かれているので要注意。

正史を読みたい場合、中国でも出版されてるのですが、何しろ簡体字に直されているので、私の知識じゃ繁体字に逆変換をかけることが困難。しかし、他の史料を参照するときに、元の漢字が分からないと困る事が多い。

そこで、台湾の中央研究院・歴史語言研究所のアーカイブ↓を参照しています。
http://hanchi.ihp.sinica.edu.tw/ihp/hanji.htm

日本ではちゃんと「漢文」を習ってるんですから、これらの古典を読むのはチョロい…と思ったら、高校までの漢文の知識は、実はほとんど役に立ちません。

なんでかっていうと、白文(何の記号もついてない文章)を読む練習をしないからです。

昔習いましたよね、一、二とかレ点とか。覚えるのもメンドーくさいし一体なんだこりゃ、と呪ったりなさいませんでしたか?

実はあれもすでに一種の解釈なので、大変ありがたいヒントだったわけです。史書なんか見ると、一文がどこで終わるかも皆目見当がつかず、これならクリンゴン語の方がよっぽど分かると言わざるを得ません(←冗談です)。

急がば回れで、現代語をやった方が解読は易しくなります。私も、いい加減とは言い条、漢文がちょっとは読めるのも、現代語を習ったおかげです。

しかし、やはり古典は、現代語とは語彙も文法も違いますから、それなりの知識は必要です。

現代語が読める方なら、

初級は北京语言文化大学出版社の《古代漢語課本》
本格的には中華書局の《古代漢語》

がありますが、両方とも簡体字なのが玉にキズ。

日本で良い入門書がないのだろうか…とおっしゃる向きには、今のところ白水社の

加藤 徹先生著『白文攻略 漢文法ひとり学び』

一択です。

有り難いことに、唯一のこの入門書は大変良くできているので、どなた様にも自信を持っておススメできます。

これで基本の文法をおさえて、分からない単語は漢和辞典で引く。
この地道な作業で解読した内容が、結構とんでもないお話だったりするので「北斉史」はやめられません…。

ってことで、参りましょう、第11話

前回のお話は第10話(→こちら)へどうぞ。

さて、場面は変わりまして、独り、飲み直している皇太子・高緯〈こう い/Gao Wei〉。

宝石をはめ込んだ、すごい豪華な器。ここのロウソクは、第8話→こちら)のときとは違って、ナショナルカラーの赤ですね。

高緯はこの時代の習俗通り、床に座ってますが、演じてるロナルド・チャイは、とても座りづらそうです。何だか罰として正座させられてるみたい。

そこへ、腹心の臣下・祖珽〈そ てい/Zu Ting〉が通されます。冠が曲がっているのをみて、高緯は近づき、直してやります。

いとこの高長恭(こうちょうきょう/Gao Zhanggong=蘭陵王/Lanling Wang=四爺/Si Ye)といい、高緯といい、性格破綻してるのかと思えば、ときどきこういう優しいしぐさをするところが、高一族の興味深いところです。

高緯は尋ねます。

“怎麼搞得如此狼狽”
(なんだってこんなひどい有様なのか)

そう、自業自得とはいえ、彼は百臣の居並ぶ前で蘭陵王の側室・楊雪舞〈よう せつぶ/Yang Xuewu〉に侮辱され、意趣返しに出向くと、今度は蘭陵王本人にカンザシでお尻を刺される、という可哀想な目に遭ったのです。

“狼狽”ということば、日本語でも「うろたえる」という意味で使いますが、中国語ではそのほか、この時の祖珽のように、散々なありさま、というシチュエーションでよく使います。

ちなみに“狼狽 ”とは“狼 láng”プラス“狽 bèi”のこと。

伝説によると、狼の群れの中には“狽”という動物がおり、前足が短く、後ろ脚が長いために自力では歩けず、常に狼におんぶされて行動しているらしい。

二人羽織みたいなもんですかね?

だから、オオカミがいないと“狽”は行動できず、困ってしまう。

逆にオオカミにとっては、そんな邪魔なもの背負っているなんて何のメリットがあるのかと思いますが、実は“狽”は大変頭が良く、群れが危機に遭遇したときには的確な指示を出す、いうなれば諸葛孔明みたいな役割を担っているらしい。

なので、オオカミの方も“狽”がいないと途方に暮れちゃう。

だから、“狼狽”=うろたえる、すごく困ってる様子という意味になったんですって。

へ〜ぇ…

と感心したところで、傷心の癒えることもない祖珽は、蘭陵王の僭越ぶりを、縷々、太子に語ってみせますが、太子は不興げに、祖珽は楊雪舞の言うとおりの

“弄臣”(奸臣)

だ、と揶揄します。祖珽はそこで、

「蘭陵王は国は我が家とまで言い切りました。この後、皇太子の座を狙ったとて、不思議はありませぬ」

と言います。ここは原文では、

“四爺既然能提出國事如家事
難保他以後不把您的父王當作自己的父王啊”

(第四皇子殿下は国の大事は家の大事だとまで言ったのですから、
先々、あなた様の父君を我が父君と見なさないとも限りません)


と言っています。

原文はやや回りくどく、つまるところは、皇太子の座を狙っているぞ、という意味なので、この場は翻訳としては分かりやすさを採用したのでしょう。(この直後のセリフが補っているため、意訳しても問題ない箇所です。)

幼い頃に父親を亡くした蘭陵王にとって、本ドラマでの現皇帝・高湛〈こう たん〉は父に等しい存在という設定のようです。

ここは、脚本の上手いところだと思うのですが、いかがでしょうか。
つまり、皇太子は、皇太子の座を脅かされる以上に、だんだんと、父の愛情を奪う存在として蘭陵王を意識していくことになるのです。そして、話が先に進むと、それに加えて別の愛情も奪われたと感じることになるわけですが…。

この場の皇太子は、とりあえず祖珽を叱ります。

“大膽!”

無礼者、と叱責された祖珽は、四爺を悪しざまに罵っては(本音はどうあれ)太子の不興を買うと悟り、絡め手から説得にかかります。

ここで、先の邙山〈ぼうざん〉の戦いの失策を父君がどう思われるか、という話に持っていき、攻撃目標を、皇族である四爺本人ではなく、いったんは他へ転換します。

“不過此事 還有挽回的餘地
高長恭自從有了這個自稱天女的妖女 楊雪舞之後 才會目中無人 狂妄自大”


(しかしこの件には、まだ挽回の余地はございます。
高長恭は天女と自称する妖女・楊雪舞を得てから、眼中に人なく、
傲慢なふるまいをしております)


“楊雪舞出身賤民村原本就得民心”
(楊雪舞は賤民村の出、民心を得るのは当然です)

雪舞を賤民村の出身と言うのは、それ以前のことまでは情報をつかみ切れていないのかもしれないし、わざと貶めているのかも知れません。

雪舞を元凶のように扱うのは、祖珽にとっては一種の方便ではあるわけですけれども、結果的には、雪舞の存在が四爺を窮地に陥れることになっちゃうわけですね…。

それにしても、宇文邕にも、祖珽にも、弱みは楊雪舞だと一瞬にして見抜かれてしまう四爺は、戦乱の時代の武将として脇が甘すぎるのではないか、ま、どっちでもいいけど、とかなりの数の視聴者が感じていることでしょう。

ちなみに、“挽回”って言葉、中国語でも日本語でも、ここのセリフと同じ意味で使いますが、中国語では「よりを戻す」「失った愛情を取り戻す」って時にも“挽回”という語を使うときがあります。“挽回愛情”って言うのですが…何だかスゴく未練がましく感じるのは私だけ?

*

ところかわって、未練がましい皇帝が帰還した周の奉天殿。

ナショナルカラーがだからって訳じゃないだろうけど、画面も雰囲気も、とっても暗い周の朝議。

車に乗ってついに登場したのは、大冢宰〈だいちょうさい〉・宇文護〈うぶん ご/Yuwen Hu〉。これで、ようやく、雪舞のおばあ様が予言した、時代を動かす4人が揃いました。

悠々と馬車を降りる足元が映りますが、京劇で主役が登場するときの所作っぽい感じですね。

それにしてもずいぶん気を持たせたもんです。このドラマ46話までなんで、もう約四分の一終わっちゃいましたけど?

ギャラが高かったのか?

予算のことはさておき、いくら健康のためとはいえ、こんなご高齢の方に、エスカレーターもないとこ登らせるなんて虐待ではないでしょうか。

周の禁衛軍のしるしである、黒色馴鹿マークの上で何かをチャージしてるらしい宇文護ですが、相当息が上がってそうです。

しかし、朝議の場に到着すると、どっちが皇帝だか分からないほど華麗な衣装をまとった宇文護は、帝国なのに皇帝がいないなんてどーするよ、とか、格下相手にコテンパンに負けやがって、等々の説教を、矢継ぎ早にかましてきます。

そしてトドメはこれ。

“告老還鄉 望皇上恩准”
(老いの身にあれば辞して帰郷いたしたく、皇帝陛下のお許しを願い奉ります)

せっかく本人がああ言ってるんだし、
あっ、そ〜お?じゃ、宇文護ちゃん、お疲れ! 後會無期!(永遠におさらば)
ってヒマ出しちゃえばいいのに…と思ったけど、そう簡単には行かないんですね。

こんなおバカな皇帝がいるなんて、監督の私の責任ですんで里に帰ります…という大冢宰を引き留めるため、ひれ伏す朝臣たちの中で、独りぽつねんと立ってる、宇文邕〈うぶん よう/Yuwen Yong〉の腹心・宇文神挙〈うぶん しんきょ/Yuwen Shenju〉の目立つこと目立つこと。

さすがの宇文邕も空気を読んで、大冢宰に翻意を促す芝居をせねばなりません。油断も隙もない宮中の人間模様。皇帝だからって好き勝手できるわけではないんですね。

ほとんど玉座といってもよい席に招かれる宇文護。まだ息切れも収まってないのに、この上また階段を上らすか? と怒ったりはしません。よく見ると、大冢宰もさりげなく編み込みしていますね。

朝議も終わり、佞臣の李安が、大冢宰のご機嫌とりに、こんなことを言います。

「(宇文邕は)5つの頃、大冢宰に叱られて井戸に放り込まれて、
おまもりをしかと握って泣きじゃくっておりましたなあ…」


原文では、

“他五歲的時候 被大塚宰教訓 扔到了井裡
抱著長命鎖哭哭啼啼 你們大家今天看到了 他還是這個樣子”


宇文邕が「おまもり」を握って泣きじゃくってる有様は、今日、皆々様がご覧になっているのと同じで、相変わらずですなぁ、ということですね。

「おまもり」のところは原文では“長命鎖”

つまり、第6話→こちら)で雪舞と別れるときに渡して、のちに、第7話→こちら)で雪舞が蘭陵王の解毒薬を得るために周に来たとき取り返した“長命鎖”は、宇文邕が小さいときから身に着けている大事なものだったのです。

それにしても、臣下に叱られて井戸に投げ込まれるって、どういうシチュエーションよ?と思いますが、この先の回を見ると、これはお仕置きなどという生易しいものではなく、かなり怖ろしい状況だったのでしょう。

無事で長生きしますように、との肉親の祈りが込められた、子どもに掛けるお守りを、成人して自分の子もいる身で肌身離さず持っているとは、よっぽどの環境かと思われます。

しかし、こんな「虎の穴」で育ったオオカミである仔ブタ陛下(もはや訳が分からない)は気丈にも、

“宇文護 朕要謝謝你”
(宇文護よ、朕はそなたに礼を言わねばならぬ)

とおっしゃっておられます。

それは良いけど、原文のセリフの“謝謝你”(ありがとう)って、何か軽くない?

オオカミに育った人だの、オオカミに育ててくれた人だの、
オオカミを育ててあげた人だの、いろんなオオカミ関係の人が渦巻く本ドラマですが、 

「されど確かに宮廷には陛下を仔馬と呼ぶ方が…」

と言っているときの宇文神挙の表情はとってもcuteですね。

ここで登場する貞児というのは、アシナ皇后が宇文神挙に説明している通り、宇文邕の兄、宇文毓の忘れ形見なんですが、史実では皇子のはず。話がややこしくなるから姫君にしたのかな。

だいたい、宇文神挙は宇文邕の側近で、事情通のはずなのに、このタイミングで貞児を守る理由を説明する必要あるのか意味不明。

と、数々のミステリーに包まれた貞児ではありますが、そんな大人の事情をものともせずに、言いたい放題なのが可愛らしい。

小さい頃から病弱らしく、看病に来ない叔父さんの宇文邕に向かって、

“臭小馬兒 以後貞兒叫你小豬兒”
(くされ仔馬ちゃん、これからは貞児、あんたのこと仔ブタって呼ぶから)

言われた宇文邕は嬉しそうに、

「わかった仕方ない。仔ブタでもよい。
会いに来ない仔ブタが悪かった。」


と応えます。中国語ではさらに進んで、

“好吧好吧 以後就叫朕小豬兒 小豬兒給你賠個不是”
(わかったわかった、今後は朕を仔ブタと呼ぶがよい。仔ブタは詫びを申す)

わ〜い、お許しいただいちゃった!
じゃ、これから私たちも、仔ブタと呼びますね!

以下仔ブタ陛下と呼びます宇文邕は、貞児に約束します。

“就帶這貞兒 去騎馬 去獵豹”
(そうしたら貞児を、馬に乗せてやろう。豹狩りに行こうぞ)

日本語で一瞬
「さすれば仔馬が、貞をパリに連れていってやろう」って聞こえた…
(誰が呼んだか、空耳アワ〜♪)

貞児にはおフランスの魅力が通じなかったらしく、パリの…いや、狩りの話はもう飽きちゃった、“最危險的” (いちばん危なかったときの)お話をしてほしいの、とおねだりします。

宇文邕はちょっと考えてから、斉に囚われてしまった話をします。

“就是天女欺騙了阿怪 背叛了阿怪
所以阿怪很生氣”


(つまりは、天女が怪を騙して裏切ったのだ。
それで怪は怒った)


ってあんた今度は子どもを騙して…

と思ったら貞児は

“可先做錯的明明是阿怪啊
天女把阿怪當朋友 是阿怪先騙天女的”

「でも、先に天女を騙したのは怪よ
天女は怪を友だちだと思っていたのに
うそをついていたでしょ?」


とバッチリ見抜いております。

賢いお子だこと…やはり、宇文護の元で育つとオオカミになるように、“騙子”を乗り物にしてると、詐欺に耐性ができるのでしょうか。

“騙”という言葉に敏感に反応する詐欺師陛下ですが、貞が「でも、怪はいい人」とフォローしたので、ほほぉ…という表情になります。ここの、

“所以貞兒覺得阿怪不是壞人嘍”
(貞は怪が悪人とは思わぬのかな)
ってセリフ回しがとっても可愛らしい。

ちなみに宇文邕は、史実では大変厳格な父親だったらしく、厳しく躾けられた皇太子は大変恨みに思っており、父が崩御すると大喜びで羽目を外し、結局国が滅んでしまいました。子育てって難しいですね…。

そんな困った皇子とは反対に、天女が周国の天女だったら民もきっと幸せなのに、とプリンセスの自覚たっぷりに話す賢い貞児に、「機会があれば周に招いて、会わせてあげよう」と約束する、仔ブタ陛下。

この方の約束履行率はどんなものか、蘭陵王と比べて楽しみですね。
(はっ、しまった!比べるなんてウソです、四爺、お願い、壁ドンはや〜め〜て〜!!)

        *

一方の戦勝組ご一行さま。

アスファルトで固められたかに見える、素晴らしく整備された道の先には、斉の都・鄴〈ぎょう〉が蜃気楼のごとくそびえています。

現在の河北省邯鄲市臨漳県香菜営郷三台村(またしても、微妙にイナカくさい地名だこと…)に位置したと思われるこの都市は曹操の魏の時代に作られ、後趙、冉魏、前燕、東魏、北斉の六朝の都として栄えてきました。

当時の副都・洛陽〈らくよう〉に比べると知名度的には今ひとつですが、儒教の古典『周礼』〈しゅらい〉に則って築かれたほとんど唯一の都で、帝王が住むにふさわしい作りだったようです。

その決まりを「条坊制」〈じょうぼうせい〉と言います。

大きさは9里四方(ご記憶でしょうか、は帝王の数字でしたね)、東西南北に9坊の街路があり、通りは9台の馬車が並列で通れる広さを持ち、中央に宮室、その北側に市を配するなどとされます。

そんな偉大な首都なのに、テレビ映りが悪いのか、門構えは洛陽より小さいですね。宇都宮駅に大きさで負けてる栃木駅みたいなもんだろうか(関係者の皆様ごめんなさいごめんなさい)。

大通りを通らずに、車が2台すれ違うこともムリそうな路地を行く戦勝者の皆さん。誰も顔を見たことない割には、蘭陵王はバッチリ庶民にも顔が知れ渡っております。

馬上でもリラックスした感じの五爺と違って、四爺は片手で手綱をとり、片手は腰に当ててる歯磨きの時みたいなスタイルで、大物感を醸し出しております。こういう細かい演技(あるいは演出)、なかなか上手いですね。

村育ちの楊雪舞は、都会の喧騒に驚きます。
“好熱鬧”
(すごく賑やかね)
“我現在終於知道 什麼叫人聲鼎沸了”
(いま分かったわ、「人の声が沸き立つ」ってどういう意味か)

吹き替えでは、
「人の波ってこういうことを言うのね」
と視覚的な表現になっていますが、中国語では聴覚で賑やかさを表現するのが面白いですね。

雪舞たちは車の中にいて、音で周りの様子を知ったのでピッタリの表現です。

後ろの馬車にいる雪舞の様子が気になるのか、振り向く四爺に向かって五爺は、

“四哥你們吵架了
怎麼雪舞姑娘大病初愈 你們卻不一起坐馬車 也不聊天
這也太奇怪了吧”

(四兄、ケンカでもしたのか?雪舞どのは病み上がりなのに、
なぜ一緒に馬車に乗って話をしたりしないんだ。ヘンなの)


と言うと、四爺は

“你身邊來來去去這麼多女人
有誰拒絕你的理由 是因為她覺得你命中注定會跟別的女人在一起”

(お前の周りにはあんなにたくさん女人がいるが、運命の相手が他にいるはずという理由で拒絶した者はいるか)

と聞きます。いかにもこの手のことに不慣れそうな割に兄貴風を吹かしている四爺と、いつも余裕な態度でも弟らしく見える五爺のコントラストがおかしくて、つい笑っちゃうのですが、このあたりの2人の演技も上手いですね。

と、そこへ飛び出してくる年配のご婦人は、無事に息子が凱旋したものの、さらなる出征に備えて、履物をひと針縫ってほしいと懇願します。

日本にも、出征の無事を祈って道行く女性にひと針ずつ縫ってもらうという「千人針」という習慣がありますが、関係あるんでしょうか。

中国では布靴を履くため、家族の靴の底をかがる“縫鞋”というのが女性の大切な仕事でした。履いたら擦り切れてしまう場所にもかかわらず、素敵な刺繍を施したりすることも多く、恋人に贈るために作ったなんて話も聞きました。

ともかく、大事な刺繍帯だってグズグズで、最後は蘭陵王に手伝ってもらった雪舞。履物をかがるも、危なっかしい手つきで、まわりも固唾を呑んで見守ります(としか見えない・笑)

続きのシーンを見ますと、このひと針に小半時はかかってしまったのではないでしょうか。
こういうときのためにちゃんとお裁縫を習っておかなければならなかったのですね。さすがは未来を見通すおばあ様、ちゃんと予見していたのでしょう。

ものすごく手伝いたかったでしょうが、そうは行かないこのシチュエーション、生温かく見守るしかない四爺は、おばあ様並みの予知能力で、時間がかかることを予見していたのか、

“民為先 社稷次之 君為輕”
(民のことが優先で国家、帝王のことはその後だ)
という、《孟子》の言葉(孟子は“民為貴”)を引用して、雪舞を促します。

“雪舞 還愣著幹嘛,趕緊幫老婆婆縫鞋吧”
(雪舞、ぼうっとしていないで、はやく靴を縫って差し上げたら?)

これはまた、身内にいうような言葉遣いですよね…。

何とかこの試練(笑)を切り抜けた雪舞が暁冬と馬車に戻ろうとすると、四爺はいきなり、雪舞を「お姫様抱っこ」します。

このシーン、ウィリアム・フォンはかなり軽々アリエルを持ち上げてるように見えますが…。

そう言えばこの方、《鴻門会》とか《宮》とか《蘭陵王》とか、管見の限りでも結構何度もお姫様抱っこをやらされてるけど、まさかキスシーンみたいに自発的に増量した、ってことはないですよね…。

実際はどのくらいの物(?)まで持ち上げられるんでしょうか。

という、私の素朴な疑問に、もやもやとながら答えてくれた台湾のバラエティ番組がございましたので、参考までにご一緒に見学いたしましょう。

その名も中天電視の《康熙來了!》(康熙が来る!)

これって、ロンブーの田村淳さんが出た番組じゃなかったでしたっけ。
同じ番組に2013年11月にはウィリアム・フォンさんがゲストで出ました。

…しかし、動画がないな。これ、公式なんだろうか…?
http://www.iqiyi.com/a_19rrgubpsd.html

間違ってたらごめんなさい。↓こちらは公式HPです。
http://blog.ctitv.com.tw/10hour/archive/2013/11/03/14044.aspx

もう皆さま、ご覧になっていらっしゃることと思いますが、コメントから見る限り、この番組(特にこの回)は、地元での評判がすこぶる悪いです。

曰く、ウィリアムは滅多に台湾には来てくれないのに、なんで他のゲストと一緒くたなの?

とか、

せっかく呼んで、ほとんど話をさせてない。

とか、

ウィリアムは、やるせないって顔してますけど。

とか、

なぜ他のゲストとか、ファンを見なくちゃいけないの。

とか、とか、とか…。

その気持ちは分かりますが、バラエティ番組なんて、どこでもそんなもんですよね…。
逆に、普段は海外のバラエティ番組なんて見ませんから、これは良い機会かも知れません。アウェイで居心地悪い状況になったらどうするか、まずはウィリアム・フォンのお手並み拝見と行きましょう。

彼は、いくつか基本的なテクニックを使ってますので、参考になります。
中国語圏でのコミュ力アップにお役立てください!

この番組の司会者は、蔡康永と徐熙娣(小S)のコンビ。
《康熙来了!》という番組タイトルは、2人の名前から1文字ずつ取って付けたものだとか。
では、どうぞ!

=蔡康永
=徐熙娣(小S)
=馮紹峰(ウィリアム・フォン)
=番組を見学に来たファン

:本日の《康熙が来る!》は、遠方からの大スターをお招きしています。
とにかくファンの数がすごい。ご覧の通り、私と小Sの向かいにも20人いらっしゃいますけど、セットの裏側に集まっている人の数って言ったら、カメラさん?
 
(後ろで見学していた人たちは急に映されたので、慌てて逃げまどう。般若の面で顔隠してる人もいます(笑)

:憧れの人をひと目見ようと集まった方々です。
  皆さん、そろそろ出勤時間なので、面出しはマズイ、ということなんですね〜。 
:お子さんの面倒を見なきゃいけない人とか、食事の支度をしなきゃいけない人とかも…
:それでも一部、捨て身の方々もいらっしゃいますね。
:それもそのはず、この場にいるとオイシイことがあるんですよ。
  憧れの人とお話したり、質問に答えてもらったり、さらには、

(カメラが、スタジオの中で立っているファンを映す)

:近くで触れ合ったりも出来るわけなんですね〜。

(近くで触れ合うって…アルパカ牧場か!?
と、ツッコミを入れる視聴者を後目に、番組はガンガン進行します)

:ファンの皆さんの他にも、スタジオにはゲスト出演者をお呼びして、一緒に遠方からの特別ゲストを歓迎したいと思います。
(中略)
  では、お迎えしましょう、蘭陵王を演じた、馮紹峰さんです!
(中略)
:ようこそ、こちらへどうぞ…

(と、アルパカ…いえ、馮紹峰に握手しようとする男性司会者に、強引に取って代わって)

:馮紹峰、いらっしゃい。こちらへどうぞ。
  こちらは、私とコンビを組んでる司会の蔡康永です。ねっ!(客席爆笑)
:ちょっとしたお土産を持ってきました。
:ありがとう。
:(わざわざ回り込んで)これは一体何かしら?(無理やりなボディタッチに客席爆笑)
:北京の“剪紙”(切り紙細工)です。
:せんし?
:そうです。
  (徐は包みを開け始める)
:馮さん、今回の出演にあたって、誰かにアドバイスしてもらいました?
  お隣りの女傑対策について…。
:僕ですか…(徐に向かって)僕、フェイとは良い友だちなんですよ。 
:フェイって、汪小菲?
:そうです。
:ちょっと、いつ知り合いになったのよ?
  (徐の剣幕にちょっとビビる馮紹峰)
  フェイと知り合いなら、早く言ってよ。
  (テロップ:早速、手を握ってる)
  (思わず苦笑する蔡)

皆さま、ここで馮紹峰が使った戦略、分かりましたか。
相手の親友と知り合い、ということを見せるのは、
中国の方と即、お友達になりたいときには、とても有効な作戦です。

しかもここでウィリアムが名前を出した汪小菲とは恐らく、司会者小Sのお姉さん(大S)の旦那さん。つまり小Sにとってはお義兄さんにあたる人です。

満州貴族の出身で、北京の大財閥の御曹司、自身も財閥のCEOを務め、東日本大震災のときには、日本にぽんと数千万を寄付したと噂の人物であります。

中国語圏、特に台湾や香港のように伝統を守っている地域では家族のつながりが非常に強いので、家族の友だちは粗略にできない存在なのです。

もちろん、自分にとって目上の義家族のお友達なら、お行儀よく接しなくてはいけません。

:汪小菲の話が出たってことは、このリアクションはなしって事じゃない?
:いいえ、そんなによく知ってるんなら、先に楽屋でいろいろお話できたでしょ。
:「せんし」は僕が持っとくよ。君の手がふさがらないようにね。 
  はい、これでフリーハンドですよ、お好きにどうぞ。
  で、これが馮紹峰が君に持ってきたプレゼントなんだね。
  (額装した切り絵を見せる)
:あら、馬だわ。じゃ、私が午年生まれだって知ってるってこと?
:ええ…。
:あら、あなたってどうしてそんなに“貼心tiexin”なの?!

はいはい、中国の方へのプレゼントで大事なこと、思い出していただけましたね。
「あなたのため」を思って「特別に用意した」と分かっていただくことが、大変重要なんでしたね。馮紹峰も、この戦略を採用しました。

そして、愛され男子になりたければコレ、“貼心”

“貼心”とは何か、先の回でご紹介しますが、ドラマでもキーになる概念ですので、覚えといてくださいませ。

もちろん、この司会者は、ドラマを知ってるから特にこう言ったんでしょうね。
この場の文脈で訳すと、「気が利いてる」になってしまうでしょうが、会話の続きからも、この言葉のより深いニュアンスが感じ取れると思います。

:馮紹峰の鼻に向かって「ゲッチュー」のジェスチャー)
(テロップ:お茶目さん)

:なぜ私が午年生まれって知ってるの?
:僕も午年生まれなんです。

馮紹峰の次の戦略、分かりますよね。
日本でもそうですが、早い段階で相手と自分の共通点を見つけ出し、共感を得るのはとても大事です。

:それでね…。
:何、君たちお互いもっとお近づきになりたいわけ?
:ていうか、私、真剣にゲストのプロフィールをチェックするんですけど、
  とっても驚いた事実があるのよ。
:どんなこと?
:彼は1978年生まれだってことよ。
(不安げな面持ちで蔡を見るウィリアム)
:で?
:私もそうなのよ!
(抱きつかれて、冷や汗三斗のウィリアム…)
  奇遇だわぁ…ホント、奇遇よね?!
(美女ゲスト3名が映る)

:しかもね、1978年生まれの人って希少なのよ。それも午年で。
:そんな、ワインの当たり年とかじゃないんだからさ。
:御縁があるってことじゃない?

ちなみに日本では、「ひのえうま」の迷信のために、出生数が減った午年がありましたが、日本統治の影響で、何と台湾にもその習俗が伝わっていたそうです。ただし、日本とは内容が若干違っていて、ある条件が揃った年に結婚すると死別や離婚が増えるとして、その年(“孤鸞年”)には結婚を避ける風習がまだ残っているそうです。

:(ウィリアムに)ねぇ、何か助け舟を出してあげた方がいい?
:いいえ、とても良くしていただいて…今回台湾に来て…
:私たち台湾人はね、熱烈なおもてなしで有名なのよ! 
(スタジオに集まったファンたちに)
  そうでしょ、みんな?!
(熱烈に拍手するファンたち)

:皆さんにもあとで特別なおもてなしがありますよ。 
  馮紹峰は特に、ファンに優しい人だもの。
  だからきっと、ハグとか、握手とか、一緒に写真撮るとか、
  何でもOKじゃないかと思います。
  てことで、私は向かいに移動してファンの方に聞いてみましょう。
 
:(ファンの脇に立って)馮紹峰、君のファンはどんな年代の人が多いの?
  幅広いの?
:いろいろです。
:最高齢の方は?
:覚えてるのは、ファンの中に女の子を2人連れたお母さんがい  て、その日は僕の誕生日会に参加してくれたんです。
:つまり、母娘であなたを愛している、と。
:そうですね。家族ぐるみで応援してくれてます。

おほほほ。上手い切り返しですこと。さすが機転が利きますね。

:(スタジオのファンに)じゃ、お歳を伺ってみましょう。おいくつですか。
フ:29です。
:今日はお仕事は、サボってらっしゃる?
(スタジオ・笑)
フ:社長は、追っかけ女子してもOKだって言ってくれてます。
:社長の許可済み。
フ:そうです。
:理解してくれてるって事ですか。
フ:ちょっと理解しがたいみたいです。
:でしょうね。いつからファンに?
フ:《蘭陵王》を見てからです。
: それって、脱いでるシーンがあるから?
フ:違います。とてもカッコいいと思って。
:時代劇と現代劇とどちらの彼が好きですか。
フ:現代ものの方が好きですね。
;じゃ、こっそりあなたの質問を聞かせてください。
  彼に聞いて良いかどうか私の方で判断しますんで。
フ:(耳打ちで:「付き合ってる彼女さんと結婚しますか?」)
:(真顔で)そんな質問は適切じゃありませんね。
フ:(驚く)ホント?
:彼女、何ですって?
:(耳打ちで:「ガールフレンドと結婚するのかって」)
:これは聞いてもいいと思うわ。
  だって、私も彼のガールフレンドのこと好きだもの。
(スタジオ:え〜〜っつ!?)
:じゃ、どうぞ。sが聞いてもいいって言ってるから。
:(ウィリアムに)今のガールフレンドと結婚しますか?
:付き合ってるって事は、どうしてもそうなりますよね。
  さもないと時間のムダだもの。
:良い人だなぁ。ファンからのこういう質問にも嫌がらずに答えるんですね。
:それはいいけど、あなた方、彼女が誰かは知ってるの?
フ:(スタジオ内のファンは皆うなずいて、口々に)知ってます。
:誰?
フ:ニー・ニー(倪妮)でしょ。
:(ファンに向かって)そんな事まで知られてて、馮紹峰は君のこと嫌いにならないかな。
フ:だって2人はオープンにしてますよ。
:ガールフレンドは、《金陵十三釵》(チャン・イーモウ〈張芸謀〉監督の映画。第10話の5→こちら)をご参照ください)に出てた人よ。
蔡:(小sに)もういいって。彼自身は、この件について、あなたにペラペラ話して欲しくないかもよ。せっかくのゲストなのに、この話題で引っ張って良いかどうか確認しといたの?
:(ウィリアムに)だって私の知ってる限りでは、あなたはいろんな時にガールフレンドの話をしてるでしょ。
:それが普通だと思います。
:じゃ、結婚するっていう話は前にもしてるんだ。それとも、今日初めて無理やり言わされたの?
:だけど、いつかは決まってません。それはまだノープランなので。
:だとすると、なかなか寛大ですね、このファンの方も。
  彼、ガールフレンドと結婚するって言ってますけど、特に気にしません?
  それとも実は内心、すごくショックを受けてます?
フ:ええ。
:おっと、ショックなんだ!
  じゃ、もうこの場にはいたくないでしょ。追っかけはやめる?
  それとも、やっぱり近くに行きたい?
  S、彼女、任せるから。馮紹峰が何か彼女にしてあげても良いと思うことがあったら、お願いしてくれる?
:いいわよ。
:OK,じゃ、あちらへ。
(アシスタント(陳漢典?):ずいぶん近くまで来たね)
(ウィリアムが握手したかと思ったら、いきなり彼女にハグしたので騒然とするスタジオ)
:私、まだキュー出してないのに、自分でそこまでする?!
:(ファンに)はいはい、ハケてください。  
(陳:来た甲斐、あったよね)

ああ…わずか1年半前の話だって言うのに、何だか気の毒。
でも、こればっかりはしょうがないですよね…。

脱線の上にまたまた脱線しますが、この番組の1か月前に、ウィリアム・フォンは今度は中国国内の別のインタビュー番組《大牌駕到》(BIG SHOT)に出演しています。

こちらは、クオリティの高さで評判のよい番組。ウィリアムは2014年の9月にも同じ番組に出演していて、いずれも質問・答えとも深みがある、大人の会話が展開されます。そのせいか、この番組では毎度ウィリアム・フォンの映りが非常に良く、そこがまたポイント高かったり…。

《神都竜王》撮影時を中心に、《狼図騰》(「神なるオオカミ」)撮影時の映像や、ヤン・ミー、ファン・ビンビンなどこれまで共演した女優さんたちへの評価など、興味深いトピックがてんこ盛りの本プログラム、24:00ごろから話題はインディペンデント系の出演作《我想和你好好的》(「息もできないほど」)に移ります(この映画についての紹介は→こちら)。

=華少(司会)
=馮紹峰

:この作品で一番忘れられないのはどのシーンですか?
:忘れられないのは…すごく寒い日に撮ったストリーキングのシーンです。
 彼女が後ろから追いかけてくるって設定で、台本にはストリーキングって書いてあるんだけど、実際には、
:全裸じゃない、と。(スタジオ爆笑)
:一糸まとわず街中を走ったって訳じゃないですけど。

ほほほ、とても印象に残りますが、結構カワイソーなシーンですよね、これは。

ウィリアム・フォンは女にだらしないコピーライターの役。
ブレイク寸前の女優(ニー・ニー)と付き合うものの、彼女は常軌を逸した束縛女。
(…ある程度はウィリアム・フォンが悪いんですが)
ついに耐えきれなくなった彼は、彼女のお金で買った服を脱ぎ捨て、
下着姿で彼女から逃げる。これがストリーキングのシーン。

タクシーに飛び込むと、運ちゃんに物凄い北京なまりで、

“搞藝術的 行為藝術吧?”
(お客さん、ゲージツ家? 前衛ゲージツかい?)

って言われる場面です。(中国では最近、パフォーマンスアート=ストリーキングになってるらしく、観客大爆笑)。

:この映画で描かれているのはいわゆる、現実世界の恋愛であって、頭の中で考えてるような、映画の中で見るような完璧でファンタジックな恋愛ではないですよね。
:等身大でナチュラルな映画なんです。経験がある人なら、自分と似たようなところを探し出せると思いますね。
:こういう映画だと、演じてるときに自分の地が出るってこともあったでしょう?
 ちょっとした仕草とか感じ方が出るということはあったと思いますね。日常にとても近い映画ですから、演技に見えてはいけない。だからパーソナルな部分が出てるとは思います。彼女自身の一部も投影されています。どうしても出ますよね、セリフだとか、口調だとか、ちょっとした雰囲気的なものとか。役者は自分自身を材料にして料理を完成させるしかないから。

(インサート映像/李蔚然監督:「恋愛ものの場合には、主人公の男女が一緒にいるとき、火花が散ってるようでないとダメです。この映画では上手く2人の状況とタイミングが合いました」)

(インサート映像/ウィリアム・フォンのインタビュー映像:「一番良かったことは、僕たち2人が時間をかけてすり合わせをしなくても良かったということです」)

:あの時は本当に僕たち2人ともこの台本に魅了されていました。本当に良い脚本でしたし、素晴らしい映画だった。完成した映画を観ましたが、とても気に入っています。出演した甲斐があったし、苦労も報われたなと感じました。
だけど同時に、この映画に出たことを後悔してもいるんです。

:どうしてですか。良い映画だったんでしょ?
:ちょっと後悔してるんですよ。あまり深く考えてなくて。
  だって、僕とニー・ニーが演じてると、実際、僕たちはこういう関係でしょう、
  映画が上映されたら、プライベートに結びついてしまう。
  僕はプライベートな事を持ち出したくない。そこに注目されたくはないんです。
  (と言いつつ、なぜかとてもアンニュイな表情をするウィリアム)

:だけど仕事柄、どうしたって注目されますよね。そうならないようにってのはムリでしょう。
:そうですね。僕は理想主義だから…そんなことは理想でしかないかも知れないけど、でも僕は心の中の理想の境地を守っていたい。その点は申し訳ないとしか言えない。

この発言は、同じインタビューの前の方でウィリアム・フォンが、「自分は出演料ゼロでも出ることがある、やり甲斐は金額の問題じゃないし、自分が必要とするものは足りてる。お金なんかたくさんあったって意味ないですよ。いっぱいお金を持ってて、どうするの?」と発言して、「それはずいぶん理想主義ですね、実利を尊ぶ上海人にしては珍しい」と司会者に言われた事と呼応しています。

:それに本当言って、大したことないですよ。
  僕たちの生活はみんなと全く同じで、ごくごく普通なんです。
  お互い、ちょっと忙しいけど、でもそれは周りの人を見てたってそうです。
  しょっちゅう出張に行ったりね。
:ありますね。
:でしょう。普通ですよ。ここのカメラマンの方だっていつも出張が…
:矛先をそっちに飛ばします?(笑)そんな困った顔しないでくださいよ、
 もうこの話は聞かないですから。

(ウィリアムの横にテロップ:やっと切り抜けた…) 



ってことで、蔡さんがプライベートな話題を出すにあたって、ウィリアムに気を遣ってるのはホストとして当然の態度だという事ですね。

逆に、こういうことはホストとして聞きづらい(テレビ局の見識を疑われかねない)ので、ファンから聞く形にしたのであれば、なかなかの高等戦術と言えるでしょう。

実際、クオリティの高さを褒められているこの《大牌駕到》でもゴシップは取り上げざるを得ないためか、視聴者が知りたい10大キーワードからルーレットで選んで質問する、という形式を採っています。

視聴者が知りたい、そのキーワード自体も、何だかな〜というか、ある意味興味深いのですが、ここは話がややこしくなるので、元の《康熙来了》に戻りましょう。

10分過ぎくらいから:

:じゃ、あと3人で終わりにしますね。
  (ファンを見て)この中から選んでもらえますか。
:それは難しいですね…。
:選べない?
:何が苦手って、選ぶのが一番苦手で。

またまた機転が利くところを見せてくれましたね。
本当に優柔不断ってこともあるのかもですが、この場はもちろん、彼自身が選んだら、他の子たちが傷つくからですよね…。

:じゃ、代わりに選んであげていい?
:よろしく。
:この列の後ろの方に立ってる、その女性の方。
:こちらの方ですか? 前へどうぞ。
  伺いますが、ご家庭を放り出してきたんですね。 
フ:そうです。
:お子さんがいらっしゃる。
フ:2人います。
:旦那さんがご覧になったらどうします。
フ:大丈夫です。だって、主人に、今日は馮紹峰に会いに行くのって言ってあるので。
 そしたら、「じゃ、早く馬に乗って行かなくちゃ」って言ってくれました。
(お辞儀をするウィリアム)
:ってことは、旦那さんはやきもちは焼かないと。
フ:はい。
:小Sがあなたを選んだのには、きっと理由があるんでしょうね。
フ:ええ、だって私も1978年生まれだし、うそ、1979年です。
:実は私の従妹なの。

仕込みかよ!

:何だよ、身内のコネか?
:今日は馮紹峰に会う以外に、親戚同士、久しぶりに対面するって意義もあるのよ。
フ:そうね。お久しぶりです。
:身内ってことは、あなたの希望はsが絶対叶えてくれるということですかね。
フ:ホントですか? でも彼、すごく痩せてるから…。
:ん? 
フ:だってほら、実際の馮紹峰はあまりにも痩せてる。
  彼、《鴻門宴》(『項羽と劉邦』)で覇王・項羽を演じたでしょう。
  すごくがっちりしてる人っていうイメージだったので…彼は最後に虞姫(虞美人)を腕に抱いてぐるぐる回るじゃないですか。だから、私にもあれして欲しいなと思ったんですけど、私は大柄だし、彼はあんなに痩せてるし。
:だったら、あなたが彼を抱っこして回ったらいいじゃないの。
フ:いいの?
:私の従妹を持ち上げてみてもらっていい?
:大丈夫です。
:やってみてくれるって。頑張れ。
:(従妹に)お腹のコアに力を入れて、自分でも自分を支えるようにしてね。
(漢:気を付けてよ)
(びっくりするほど軽々持ち上げたのでスタジオ騒然)
(漢:すごい力持ち。全然OK)
:うちの親戚、ちょっとやり過ぎじゃないかしら。
:従妹さん、ありがとう。

…長々引用しましたが、実はまだ続きがある!!!
(今回はもう大サービスっていうかもうヤケクソ)

お姫様だっこはもはやこの人の特技?トレードマーク?になってしまってるらしく、今年に入ってもまだやってます!

では、ご覧いただきましょう、中国・安徽電視台の看板番組、《非常静距離》
↓こちら。
https://www.youtube.com/watch?v=JpdzH63FP2A
2015年3月放映の回です。

司会者は、これまでも何度かご紹介していますトーク番組、《超級訪問》(スーパー・ヴィジット)と同じ、李静さん。

2:09からどうぞ。

=李静
=馮紹峰

:それでは拍手でお迎えください!
:皆さんにご挨拶をお願いします。
:hello! 皆さんこんにちは!
:みんな、馮紹峰はずいぶん痩せたと思わない?
(スタジオ:痩せた痩せた!)
:最近、新しい映画を撮ってるからみたいよ。
:そうです。《三打白骨精》(「西遊記」シリーズの1作)って映画です。
  それで僕は…
:(ウィリアムを押しとどめて)何の役か、当ててもらいましょうよ。
(スタジオ:唐僧!!(三蔵法師))
:誰よ「白骨精」って言った人。

はははは。
白骨精は名前の通り、骨と皮の妖怪なんですよね…。

:監督に言われたんですよ。三蔵法師は、この映画じゃ修行僧だから、あまり栄養よかったらダメだよって。それで僕…
:おや、あなたが演じるのはお師匠さまですか。(拝む)
:善い哉、善い哉。

以前(第7話の3こちら)、ちらっと出てきましたが、三蔵法師は実在の人物で、しかも、イケメンなことで有名だったんですよね。

彼が天竺からお経を持って帰ってくると、長安中の女性がひと目その姿を見ようと通りに繰り出して、大変な事に…。

日本でも、女に見まごう美法師ということで、夏目雅子さんとか、美女が演じる伝統がありますよね。

てことは、また、女に見まごう美男子の役なのか…。

:彼は痩せてますけど、でもすごくガッチリしてるのよ。
  そうだわ、あなた褒めてくれてないじゃない、私も痩せたの。
  3キロ半も痩せたのよ。
:ホントだ、(ハグして)痩せましたね。
:もともとは手がぐるっとは届かなかったんだから。
:ホントホント。

何が「ホント」なんだか…

:この前はワン・リーホン(王力宏:言うまでもないかと思いますが、大人気のイケメンシンガーソングライターの方です)が一発で私を持ち上げたのよ。
(思わずウィリアムと目が合うと、ウィリアムが抱きかかえようと手を伸ばすので逃げる李)
:いいから、いいから。
:出来ないと思ってるでしょ。
(スタジオ:抱っこして!抱っこして!)
:(ウィリアムと腕を組んで照れる)ダメダメ、終わり終わり。
 あなたがダメだって思ってる訳じゃなくて、持ち上がんないのがイヤなのよ。
 痩せたって言ったって…
:今晩は本気で行くからね(いきなり抱き上げる)

(中略)
 
:《狼図騰》(「神なるオオカミ」)は撮影にどのくらいかかったの?
:僕が出た部分だけで8か月です。
:ずっと圏外だったんでしょ、ロケ地は。
  そんなことであなた、どうやってニー・ニーとお付き合いするの?
:(ちょっと困ったような表情)
:都会のカップルだったら、ほとんどが1週間のうち少なくとも2回くらいは会うでしょう? あなたたちは何か月も会わないんじゃない?
スターがお付き合いをするって、実際どうするの?
:彼女だってロケ地に遊びに来ますから。
(と言って、なぜかため息をつくウィリアム)
:8か月のうち、4か月くらいは滞在してたんでしょうね?
:それはないですね。
:じゃ、どのくらい?
:(いきなり話を変えて)電話できますから。今は電話がかけられるんですから。
:彼女はオオカミを見たの?
:来たときに見てます。
:彼女、あなたより勇敢でしょ?
:すごく度胸がありますよ。彼女は全然、その手の…
:ニーニーは、ぱっと見、いかにもおとなしそうですもんね。
  でも本当は、
:女傑みたいなところがある…
:(さえぎって)すごく破壊力がある人なのよ。
  見た目と中身が全然違う人なの。いつか、単独でインタビューしたいと思ってますよ。
:僕が思うに…
:(さえぎって)あなたに一言いいたいわ。
  おつかれさま(笑)
:ものすごく破壊力がある。それは本当です。
:ニーニーは、あなたが一緒にいるときは、いかにも弱弱しそうに見えるけど、全然違うわよ。そうでしょ?
:そうとも限りませんたら。
:(大笑い)

この司会者、さすがよく観察してますな…ほとんど言い当ててると思うわ。

このあと、ゲストとしてマダガスカル(《後会無期》(「いつか、また」)に登場した犬)が登場するんですが、掛け合いがとにかくすごく面白いです。

草原から帰ってきたら動物と話をするようになったんです、とか言ってる脇で勝手なことをするマダガスカル兄貴。ウィリアムは全然相手にされてません…。

そのほか、大学時代の「ご学友」も呼ばれていますが、誰かを当てるのに、3つまで質問してもいい、って言われて最初の質問が、

:男ですか?

って(ははははは)…。

その後の司会者の答えが、

:女を呼べると思うの?

っていうのがまた笑う(はははははは)。

この後、大学時代のクラスメートに、実はハイパー進学校の出身だとか、大学時代、女の子にどんな態度だったかとか、実家が結構金持ちだとか、あだなの話とか、先生にえこひいきされてた話とか、いろいろ暴露されててとっても面白いんですけど、また関係ありそうな回のときにご紹介しましょう。

それにしても、演劇大学の入試とか課題とかって大変なんですね。180度開脚とか、できないって…

あ、いえ、でも痩せたのは役作りのためだけなんでしょうか。
まあ、言っても仕方ないことですけど、本当に気の毒。
しかもこれで分かったけど、《狼図騰》のすぐ後だか、同時だかに《西遊記》も撮ってたってことですよね。そりゃ全然オフなんかないでしょう、可哀想に…

 *

ドラマに戻ると、非常に短距離、どころか、楊雪舞には距離を置かれそうになってる四爺ですが、今や彼はめげません。

“本王知道你要跟本王保持距離
但不管怎麼說 你始終還是我的妾
咱倆一起坐馬車吧”

(私とは距離をおこうとしていることは
知っているけれど、結局のところ、
あなたは私の妻なのだから、馬車には一緒に乗ろう)


ここの声の演技もとってもいいですね。

私があれっと思ったのは、主語の「私たち」に、
“我們”ではなく、
“咱倆”という言い回しを使っていること。

“我們”はニュートラルなニュアンスですし、自分が入っていれば人数は何人でもよく、「私」の方にウェイトがあります。
“咱倆”は口語で、「私とあなたの二人」という意味ですが、ここの「あなた」は身内の人、というニュアンスがあります。日本語でいう「わたしら」的な感じですね。

こんな細かいとこまで、勝手に既成事実化していますね。

ただし、ここの記事を書くために日本語で聞いてみると、セリフの印象はかなり中国語と違います(もちろん、翻訳のせいではありませんが)。

原文をよく見て頂くと、「私の妻」のところは、

“我的妾”

私の“妾 qiè”(側室)だとはっきり言っています。

日本語で「側室」という言葉は、「正室」を強く意識させるので、ちょっとまたニュアンスが違ってしまうから、ここでは使えなかったのでしょう。

なので、日本語で聞いてると、もろ少女マンガチックなシーンですが、中国語で聞いていると、現代人としては、やや興覚めなセリフですし、次のシーンへの重要な伏線にもなっています。

一方、馬車から徒歩で行く羽目になった韓暁冬は、

“找適合離開的馬車”
(出ていくのにピッタリな馬車を見つけてやるからな)

と心に決めます。
乗り物の恨みは怖いぜ!(←何か違うけど気にしない)

背後に大変めだつ、パッチワークキルトのおふとんを被った人物が立っていますが、誰も気にしてませんね。現代日本なら職質ものだと思うけど、当時は別に誰も気にしてないのかな。ま、冬だし熱中症の心配はないでしょうけどね。

街はそろそろ、夕景に入ろうかというところ。

宮殿の中では、ひと針縫うのに午後いっぱいかかってる?雪舞のために、文武百官が待ちぼうけを食らわされており、斛律光〈こくりつこう/Hulv Guang〉将軍もやきもきしています。

遅れてくるのは大物の証(?)なのは周も斉も一緒のようで、厳流島の決闘じゃないですけど、待たせされてイラついたら負けなのも、世界共通のようですね。

とはいえ、いくら王侯とはいえ四爺の宮廷での地位はさほどでもないらしく、非難の声が飛び交うなか、してやったり的な祖珽の表情がウマすぎです。ぜひご注目ください。

同じ回に、周の実力者・宇文護と、斉の皇族・蘭陵王の似たような登場シーンを登場させる狙いは、もちろん両者を比較して際立たせるためでしょう。

そしてもう一方では、こういうことをすると周りがどう思うか、ということを視聴者にはっきり提示する意図もあるものと思われます。

つまり、蘭陵王の方は、善意から遅れて参内する羽目になった訳ですけれども、周りの彼への評価は宇文護と同じ、すなわち、実力の誇示と、簒奪者としてのイメージが強く印象づけられる、ということです。

善かれと思ってしたことが、結局、積もり積もって自分の悲劇を招くことになるという物語の伏線が、ここにも着々と張られています。

さて、周よりは、かなり階段が低い、斉の玉座。
朝廷内もお互い距離が近くて、ややカジュアルな雰囲気ですね。

そこへ、おお、もう一人、重要な関係者の登場です。

斉の皇帝・高湛〈こうたん/Gao Zhan〉と胡皇后。高緯の実父・実母です。

“高長恭此次戰功彪炳 回城時多受百姓擁戴 故而耽誤了時辰”
「高長恭はこたびの武勲で民より盛大なる歓迎を受けておるため、ずいぶんと参内が遅れるようです」

ところで、さっきから祖珽は蘭陵王を呼び捨てにしてますが、あんた四爺より位が高いわけ?

段太師が急いでフォローしているところに、四爺、五爺、雪舞のトリオが参内します。

それにしても、通路の真ん中になぜ邪魔なものが?
どうみたって香炉に見えますが、こんなもの、必要なのでしょうか。
あんまり見たことないけど、この時代の宮殿はこうだったのかしら。

これに近いレイアウトのお部屋がある場所といえば…。

寺か?

この時代、仏教が盛んだったということなので、こんな風な内装にしてみたのでしょうか…。ちょっと私には謎でございます。

さて、巧みに遅刻のフォローをする雪舞。「さきほど蘭陵王と…」いうセリフに敏感に反応して、雪舞を見る四爺がカワイイですね。

庶民の負担を慮って…という雪舞の発言に乗っかって蘭陵王も、庶民といえども血筋を絶やさないようにすべきだとそれを支持する発言をしますが、言ってる間にちらちら映る、祖珽の表情がまた、実にウマいです。得々として進言する雪舞と蘭陵王の2人。

民をないがしろにしたと見なされた高緯と祖珽にとっては、相当耳障りなことを言われているはずなのに、また、このしてやったり的な表情…。

この後、高緯は皇帝から叱られ、祖珽に至っては減給処分になってしまうのですが、本来の目的である、雪舞と蘭陵王を引き離す、という作戦の方はまんまと成功します。

冒頭の、蘭陵王が現皇帝を継ぐのでは、という祖珽の讒言に始まって、

独り残った子を兵隊として取られないように、という雪舞の訴え

庶民と言えども血統を絶やさないように、という蘭陵王の訴え

蘭陵王自身も家系を絶やさないようにする義務がある、

と上手くつなげた脚本の巧みさが光ります。
祖珽が何だか嬉しそうだったのは、雪舞と蘭陵王が自ら罠にはまってくれたからだったのですね…。

ついに蘭陵王は、貴族の中から正妃を選ぶように、という命を受けてしまいます。
“選妃大會”って名前がまたスゴイですが、さすがの四爺といえども、皇帝の詔には逆らえません。

そう、人生には、上り坂と下り坂のほかに

まさか

があったんですよ、四爺。

果たしていかなる仕儀に相成りますことか、気になる続きは第12話の1(→こちら)にて!
posted by 銀の匙 at 02:28| Comment(23) | TrackBack(0) | 蘭陵王(テレビドラマ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
伊藤左紀子さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

ウィリアム・フォンが「項羽と劉邦」の項羽…なんか違うな…と私が思ってしまうのは、項羽とは、身長2メートル、容貌魁偉な、粗暴で力自慢の人っていう、これまでの刷り込みがあるからでしょうかね…。

たとえば、三国志でいうと、周瑜の役なら順当でも、関羽の役だったりしたら、その映画の関羽には似合っていたとしても、違和感あるなって思っちゃいそう。

項羽に関していえば、監督さんは、元々のイメージを覆して新しい項羽像を提供するために起用したんだろうし、そのことを評価する、っていう観客が多かったのだろうとは思いますが、有名な歴史上の人物って、それなりのイメージがあるから難しいですよね…。

オリジナルの声はもちろんステキだと思いますが、今回声優さんを起用したのは、アテレコに時間がかかりすぎるとか、何かいろいろ理由があったんでしょうかね。

あと、「蘭陵王」でも予告はオリジナルの声で面白かったのですが、声質が高いし細いので、静かなお芝居のときはよくても、この声で全編通してだと、結構キツイかも。「ライズ・オブ・シー・ドラゴン」はオリジナルの声で武将役ですが、やや聞き取りにくかったですし。

逆に、独特の雰囲気があるので、朗読とか、海外作品とかのアテレコしてくれたら嬉しいなと思います。そんなヒマないかな…。

ところで、ご本人さまは今年の4月に日本にいらっしゃってたんですね。全然存じませんでした。情報、ありがとうございます(^^) 

滞在を楽しんでいらしたようで、良かったですね。

日本にファンクラブとか、あるんでしょうかね?なかったら、きちんとしたファンクラブを作れば、公認してもらったり、お会いしたりできるかも知れませんね。

さすがに、プライベートで来日されたときに一般ファンが声をかけるのは遠慮した方が良いと思いますが、ファンクラブのスタッフとからなら、逆に、良いスポット教えて、くらい向こうから聞かれるかも知れないし(笑)

何しろ、中国のファン第1号の人をご自身のマネージャーに任命したっていう実績がありますから(^_^)

念のために申し上げておきますと、私が記事でインタビューなどをご紹介しているのは、作品での表現を理解する手助けになるかも、と思っているだけで、私自身は、出演者のリアルタイムの情報をフォローしたりはしていません。
(せっかく上映された映画も見逃しちゃったし…哀)

記事に近況のニュースを使わせていただくことはありますけど、あくまでも話のマクラとしてなので…。

逆に、何か面白いニュースがあったら、教えてくだされば嬉しいです。今、私が怖れているのは、《狼図騰》が万一日本で公開されても、気が付かないで終わりそうってことです...。

ああ、「ぴあ」よ。なんで休刊したの…?

ってことで、情報ソースとしては全く役に立たない当ブログですが、よろしかったら、引き続きお付き合いいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
Posted by 銀の匙 at 2017年04月27日 00:55
別件でPCを開いたついでに念のためとここに立ち寄ってみて正解でしたヾ(*´∀`*)ノらっきー

力作ありがとうございます〜!!
読むだけで30分くらいかかっちゃって時間切れなので、とりいそぎ足跡だけ残します。
コメントはまた改めて(^^)/
Posted by 銀 at 2015年07月21日 08:45
はじめまして

いつも 楽しく拝見させていただいております。

中国語がわからない私には こちらの記事を読みながら そういう意味があるんだ ただ ただ 感心しております。

巧みな脚本なのだと感心し 解説の場面を見直すなど 2倍3倍とドラマの楽しみ方が増えました^ ^ ありがとうございます。

いつもは 読み逃げさせてもらっているのですが… 今回は ドラマの楽しみ方を増やしていただいた 銀の匙さんに是非、お礼を申し上げたかったのと 「上り坂、下り坂」そしてもう一つの「サカ」のオチがたまらなく可笑しくて…コメント残させてもらいました。

いつも、銀の匙さんの文章力には感服させていただいておりますが、今回のオチ! そうくるのか(゚Д゚) と噴き出してしまいました。
とても楽しく 勉強になる記事をありがとうございます!

これだけの文量を載せるのは大変だと思いますが、とても楽しみに読ませて頂いてますので、是非、最終回までなんとか頑張っていただきたいと切望しております。

文章力が無いので、つたないコメントになりましたが、何とか気持ちだけでもお伝えできていればと思います。






Posted by 亜子 at 2015年07月21日 22:52
またまた 続けてコメントさせてもらいます^^;

蘭陵王で 初めてフォンさんを知ったので フォンさんにそんな特技??があるとは知りませんでした。

そんな訳で 時間の有り余ってる私は 数えてみました(ほんとヒマでしょ^ ^)

四爺が雪舞を実際にお姫様抱っこしたのは 4回ですね
1話の最後と この11話 13話 そして最終話ですね

そして、5話では五弟が 「兄上がこうやって抱き抱えて」っと言った会話の中で (これは関係ないか?(^_^)a )

あと、21話だったかな?お風呂に入るシーン これも、メイキングを見ていると上手くいかなかったみたいで アリエルが上手に引き込まれた風に入ってるみたいですけど

あと、同じ話数で おんぶを1回って感じですね

こんな風に 何度も見返して楽しんでる私です(^O^)


話は変わりますが、2話で 帯に飾りを付けた意図について みなさんと話されてますが、私も ただ、綺麗に飾り付けてあげたかっただけなのかなぁ〜って思います。
あの後、成人の儀で お祖母様が 「慕っている男の子を壇上にあげ 帯を腰に結びつけよ」って言った時に 四爺の顔が 『そんな意味のある帯だったのか?』みたいな顔をするんです。

いやいや、あなた村の娘達と雪舞の会話を立ち聞きしてたじゃないの?って思って 立ち聞きのシーンを見直してみたのですが…

やはり、それなりの事を娘達が話しているのだけど、 四爺は 都合の悪い箇所は聞こえないタイプなのでしょうか?
うーん、そうとしか思えないのです。

こんな風に 銀の匙さんの記事と皆様のコメントをよんでは 繰り返し視聴している次第です。(ほんとヒマでしょ^ ^)

ではこの辺で失礼いたしますm(__)m
Posted by 亜子 at 2015年07月22日 13:34
銀さん、こんにちは!

早速足跡残してくださって、書いた甲斐がありました。

このブログ、記事書いたりコメント書いたりしても、なかなか携帯画面やトップページに反映されないことがあってご迷惑おかけしてます。

11話は何も書くことないかなと思っていたら、書きだすといろいろありますね(だいぶ水増しはしちゃったけど)。

プロモーションのためかと思いますが、中国の俳優さんって律儀にトークショーに出ますよね。

日本の俳優さんがテレビに出て延々しゃべってるのってあまり記憶にないけど、そもそも日本では「徹子の部屋」くらいしかないからかしら...

ともあれ、お楽しみいただけたようでしたら何よりです!12話はネタがなくて大変困っているので、何か振ってください。よろしくお願いいたします<(_ _)>
          (&#8599;他力本願)
Posted by 銀の匙 at 2015年07月25日 10:36
亜子さん、こんにちは!
いらっしゃいませ。

拙いブログでもお読みくださり、
コメントくださって、ありがとうございます。

気が付いてないだけかも知れませんが、周りに特にこのドラマのファンの方もいない(というか、そもそも中国ドラマファンの人にもリアル社会で出会ったことがない)ので、コメントで話しかけていただけて、とても嬉しいです。

中国語上級者の方々にとってはスルーしてしまうようなことも、初中級の人間には面白いので、せっせと書き止めておりますが、解釈の方は、何ぶん、このレベルですので、そういうこともあるかもね〜くらいに受け止めていただけましたら幸いです。

そして、例のオチ、これはタモリさんに感謝ですね。番組見た瞬間から、おっ、これはいただき!と心のノートにメモってしまいました(笑)

おかげさまで11話は無事落ちましたが、早くも、次回をどう終わりにするか困ってます。

何だか努力の方向性が間違ってるような気も致しますが、どうか今後ともお見捨てなきよう、お時間のある折にでも、またご感想いただければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 銀の匙 at 2015年07月25日 10:54
亜子さん、

おっ、夏休みの課題にピッタリな(はぁと)実際の統計資料ありがとうございます(^^)

4回も抱っこしてたんですか!

例の1回も、本当は撮りたかったのにと、さぞ心残りだったことでしょう(笑)。

それから、帯の件、ありがとうございます。こうやって一つのシーンについて、皆でワイワイお話し合えるのって楽しいですね(^^)

そうか、第2話だったっけね…(すでに遠い過去)と思って、さっき見返してみましたが、このころの四爺は“公子”にふさわしい立ち居振る舞いで、ホントに素敵でしたね…(遠い目)

12話を見返してる今となっては特にそう思っちゃうんですが(おっほん)、改めて村娘のシーンを見てみると、四爺が話に気づいたのが、ちょうど「この帯は好きな男子に結ぶための帯」と言っているセリフの箇所なので、話の最初の部分が聞こえてたかどうかは、確かにやや微妙です。

ただ、窓辺によってから後にも飛燕が「どこの男子があなたの帯を受け取るっていうのよ」と言っているのを聞いています。

雪舞が部屋に戻ったあとに、「先ほどの話は全部聞いた」と言って、彼女の手から帯を取って、「この帯は大切なものだったんでしょう?」と聞くので、話はいちおう聞いていたんだと思いますね。

何も置いていくな、って言われていたのに、般若の面とか置いてっちゃう人だから、人の話なんか聞いちゃーいねーという線もなくはないですが(笑)

しかも彼としては、村娘たちや雪舞の様子から、村の男子が雪舞を相手にしていないと知りつつも、成人式の途中まで、やはり誰か村の男子があの台の上に現れるのではないかと半ば思ってたと思います。

それでもその場に居たのは、怖いもの見たさ(笑)…じゃなくて、相手が誰か、気になったんでしょうね、すごく。カワイそうに…。

だから、おばあ様のセリフのときの表情はまさに固唾を呑んで見守るってとこだったんじゃないでしょうか。…これはあくまで、私の推測ですけど。

そして帯の飾りの方ですが、思い出せないんだけど、何かこれと似たような話をどっかでみたような気がしてならないんですよ…

だけど、それを言い出すと、このドラマ全編そういう印象なので取りあえず棚にあげといて、ドラマの枠内だけで考えてみますね。

先ほど、雪舞の部屋でいったん帯を手に取ったときに、見知らぬ自分を命に替えて助けてくれた善良なひと、と雪舞を褒めていますね。そしてその後、この帯は特別な帯になる、と言ってます。

このあとの話を見ると、このドラマの登場人物、特に四爺は、借りた恩は必ず返す、というポリシーの持ち主。

なので、ストレートに解釈すれば、帯の飾りはせめてもの恩返しです。

本当だったら玉佩くらい渡して帰っちゃいたいところだったでしょうが、お忍びの身+村に留まった方が雪舞のため、ということを考えると、それはできない。

成人式の日に、晴れがましく取り出す帯が綺麗なら、雪舞も喜ぶでしょう。

でも、四爺はこの帯が何に使われるかを知ってる訳で…。

ま、なかなか切ないシチュエーションですよね。

と、私は思いましたが、それもあくまでも私の推測。亜子さんご指摘の通り、ここは四爺が成人式の前に、どこまで帯のもつ意味を知っていたかが解釈の分かれるポイントですね、なるほど。そこは気づいていませんでした。ありがとうございます。

てな具合に、いろいろ考えるのも楽しいですよね。亜子探偵の今後のご調査に期待しています!

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
Posted by 銀の匙 at 2015年07月25日 12:04
お返事ありがとうがざいます。

ほんと、こうして皆さんの意見を聞きながら違った目線でドラマ見るのって楽しいですね^ ^

私の周りにも、華流の方はまったくいないんですよね(u_u)
だから、余計にこうしてお話しできるのは とても 楽しいです。

銀の匙さんの仰しゃるとおり 四爺 「話は全部聞いた」って 言ってますね
吹替えや日本語字幕では 「娘達の話は聞き流せ」としか言ってないので わかりませんでした。

なので銀の匙のお返事を読んだ後、中国語字幕の動画を検索して観たところ “都” って言ってますね!、確か都が全部•全て って意味ですよね?

それで あのシーンを見直してみるとほんと“固唾を呑んで見てる”様に見えました(^O^)

やはり、翻訳するのにはどうしても限度があるんでしょうね

6話の楊士深が言った「あの者はどうします?」なんて「あの娘はどうします?」に替わってて ???
それって雪舞のこと?って なんか、士深に対してもそうだし
「疫病が抑えられなければ 7日も保たずに死ぬであろう」って言った 四爺に対しても印象が 変わってしまいますもんね

銀の匙さんのお陰で 私の中の四爺と士深の誤解は解けましたけどね^ - ^

私も銀の匙さんの考えと一緒で、四爺は雪舞にかなり早い段階で 一途な感情を抱いていたと思います。
なので、銀の匙の仰しゃるとおりこの時すでに 玉佩を渡したいくらいの気持だったと思いますね

3話で娘を買いに行った時 雪舞が娘達を逃した鉄冊を曲げた方法をみて安徳王が「なんて賢い娘だ」と感心してた時も、四爺の頭に浮かぶのは雪舞の様で「私が知る娘も賢いがな」って言ってますものね

このシーンも初めて見た時はすごく違和感があったんです
ここで、その台詞は必要なのかなぁ?って

その後、銀の匙のブログを見ている内に この脚本家さんはもしかしたら この一言に 「四爺は離れてもずっと雪舞の事を思ってる」って事を表現したかったのかな? あくまで勝手な憶測ですが…

このドラマって ほんとそういった演出?多いですよね(はっきり言葉にするんではなく表情で演技するみたいな)

意図してそういう風に創ってるのでしょうか…(私みたいに 妄想と想像が止まらないように…(^◇^;)


ただいま 私は蘭陵王を餌に友達を華流に引き込もうと画策中ですが 今のところ まだ、誰もハマってくれそうにないので
銀の匙さん 是非是非またコメントさせてくださいね

そして 銀の匙さんの見解を教えていただければ嬉しく思います^o^

今回も とても丁寧な見解とコメントありがとうございました(*^◯^*)
Posted by 亜子 at 2015年07月26日 11:56
亜子さん

こんにちは。

コメント+新たな手がかり、ありがとうございます。

なるほど、四爺と雪舞の会話の箇所は、やや意訳だったんですね。確かに、原文は直訳しづらいですもんね。

仰る通り、「都」は「全部」という意味です。

いやほんと、お気づきの通り、こちらは時間制限がないし、何より字数制限がないのでかなり情報を拾えますが、吹き替えの訳とか本当に大変だな〜と思います。情報を付け足しすぎてもダメだし。

そうそう、例の鉄柵の場面、何だか唐突ですが、おっしゃる通り、雪舞のことが頭から離れないというのを表現したかったんでしょうね。

それから、(ドラマ、最後までご覧になってますよね?)当然、第40話で、「雪舞の知恵のおかげで」という非常に重要なセリフの伏線になるシーンなので、強調しとくという意味もあると思います。
(すみません、これからDVDを見る方もいらっしゃるので、詳細は伏せますね…)

たまに、伏線だと思ったのに回収してない、と思うこともありますが(楊堅とかね…)、撮ってもカットしちゃうことがあるかもしれないし、先の展開を見越して、視聴者だって忘れちゃうような伏線を延々と張り巡らす脚本力には脱帽です。

ということで、妄想力に相当欠ける本ブログではございますが、どうぞ引き続き、お付き合いくださいましたら、嬉しいです。

お友達のスカウトは、まぁ、ぼちぼちと…^^

どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 銀の匙 at 2015年07月26日 13:04
足跡を残してからだいぶ経ってからようやくちゃんと書きに来られました(>_<)

関連する動画を再度チェックして、そのあと毎日少しずつメモ帳にコメントを書き足していって全部書き終わったら投稿、というやりかたなので時間がかかってしまって…
つまりそれだけ銀の匙さんのポストの中身が濃いってことなんですけど^^

中国史のおさらい、ありがとうございました。
学生時代に中国映画やドラマを見ていれば、もっと楽に中国史を覚えられたかもしれないなあと思ったりしました(もっとも、ドラマは史実と違う場合があるから間違って覚える危険性もあるけど。笑)。

宇文護の登場の仕方、ラズボス感たっぷりですよね(笑)
それにしても、宇文護のこの登場シーンと言い、宇文ヨウのお姫様だっこのシーンといい、日々の階段での筋トレが周の強さの秘密ですかね?(笑)

宇文ヨウが“長命鎖”を大人になった今でも持ち歩いているというのは、いまだに宇文護から命を奪われる危機が常にあるということを
意味しているんでしょうか。
もしかしたら、宇文護を葬り去ったあと、ようやく子どもに譲ったかもしれませんね。

>オオカミに育った人だの、オオカミに育ててくれた人だの、オオカミを育ててあげた人だの、いろんなオオカミ関係の人が渦巻く本ドラマですが、 

そういえば14話に、深々と頭巾をかぶった人が登場しますね…。
あの方が赤ずきんちゃんってことですよね?(・∀・)

貞児カワイイですよね〜^^
男の子だと跡継ぎの問題とかちょっとドロドロしたものも絡んでくるし、宇文ヨウのピュアな優しさを描くためにはここは女の子の方が都合がよかったのかなと思いました。
(しかし貞児、「くされ仔馬ちゃん」って…カワイイ顔して、そんなお下品な言葉を使っていたとは( ̄▽ ̄;)

史実の宇文ヨウが大変厳格な父親で皇太子が恨んでいた…のあたりは、それを高緯と高湛の関係にスライドさせたのかなと思いました(確か史実では、高緯は溺愛されていたということでしたよね?)。

>(はっ、しまった!比べるなんてウソです、四爺、お願い、壁ドンはや〜め〜て〜!!)

・・・銀の匙さん、それって饅頭こわいってやつですか?( ̄▽ ̄)

この11話のメインは何といっても、ラブストーリーにおける2トップの片割れ、”お姫様だっこ”ですよね!!
(自発的に増量て。笑)

私が見た限りではいつもウィリアムは軽々とお姫様だっこをしていたので、腕力には自信があるのかもしれませんね。
(「超級訪問」でお姫様抱っこする時、司会者がスカートなのに配慮してさっと身体の向きを変えるとことかいいですね^^)

バラエティの翻訳もありがとうございます!!
大サービス嬉しい〜(〃▽〃)
ドラマと違って、ネットに上がっているバラエティにはまず日本語訳はついてないので、中国語のわからない身には本当にありがたいです。
大学時代の暴露話も期待しています^^

しかし、「愚直にすぎる」四爺より、ウィリアム本人の方が権謀術数には長けてそうですね。
これくらい立ち回りが巧ければ、生き残れてたかもしれないのに!(笑)

>「自分は出演料ゼロでも出ることがある、やり甲斐は金額の問題じゃないし、自分が必要とするものは足りてる。お金なんかたくさんあったって意味ないですよ。いっぱいお金を持ってて、どうするの?」

この言葉にはウィリアムの役者魂と人生観の両方を感じますね。
と同時に、こういう価値観を持った人なら、ようやく俳優としてきちんと評価されてきて、役者として魅力的なオファがあったら、恋愛よりそっちを優先してしまったとしても無理ないなあと思います。

それにしても、間に老母と兵士のエピソードを挟んだのはお姫様抱っこで萌えさせるためと見せかけてその実、この後の展開への伏線を張るためだったとは、本当によく練られた脚本だな〜と思います。
(でも、これを最初に見たおかげで、あとで見た中国ドラマはどれも物足りなく思えてしまったんですが)

側室と正室のことですが…
王族の場合は、王に授けられるか、申し出て承認されるかしなければ、どんなに本人たちが臨もうが正室にはなれないんですよね。

最初にこのドラマを見たときは、なんとなく、王に話して理解してもらえば何とかなるんじゃないんだろうかと思ったりしていたのですが(現代人の感覚ですね^^;)、別の中国ドラマで、皇帝の実の息子である皇子が意に沿わぬ結婚を命じられて断ろうとした時に非常に危険な雰囲気になってて、皇帝から命じられた結婚(結婚相手)を断るのって命がけなんだなあと思いました。

結婚とか離縁とか、ごく個人的なことのように思えますが、これも要するに「勅命」であり、それに従わないということは即ち皇帝への反逆に当たるんですね。
実の息子でさえそうなのだから、王位簒奪者になりうる位置にいる蘭陵王が勅命に背いて天女を妃にするとか言ったら、それこそ謀反の恐れありとみなされたかもしれないなあと後になって思いました。

あと、私は「蘭陵王」が初めて見た中国ドラマだったので、高緯のママン・胡皇后がずっと、中国語をしゃべってる中尾ミエにしか見えなかったのですが、この後に他のドラマをいくつか見ているとそのたびにこの方が出ていたので、中国では有名な女優さんなのでしょうね(無知ですみません)。

と、またまた長くなってしまいました。
12話のネタ、何か探した方がいいですか?
だったら漁ってきます^^
Posted by 銀 at 2015年07月27日 19:16
銀の匙さま

はじめまして。
GWの頃にこちらに辿り着いて以来 興味深く楽しくじっくり拝読させていただいております。
蘭陵王が大好きなブロ友さんにも スゴイ記事を発見!リスペクト!!と無断で紹介させていただきました。事後で申し訳ございません。
今日は更新されているのがとても嬉しかったので コメントさせていただきました。
毎回 豊富な資料に裏付けされた内容の濃い力作、いったい銀の匙さまのご専門は何でしょう???と興味津々でございます(^^)
「楊堅」と一発変換されるPC…ステキです♪

ちょうど去年の今頃から 蘭陵王に夢中になったのですが、以来いろいろ観ましたが いまだに 蘭陵王を超えるドラマに出会えていません。
そして蘭陵王にはまりすぎて 遅まきながら 史書を原文で読んでみたいという思いに駆られて 最近中国語を習い始めました。
今学生だったら 迷わず中国文学を専攻しただろうなぁと思います。
銀の匙様のおっしゃるところの 畳み掛けるようなゾクゾクするような文…益々原文を読みたくなりました(^^)


そうですか…なるほど ”遅れて来る”ということで 宇文護と四爺が並べられていたとは 気が付きませんでした。
次回の更新までに 一二話を復習しておきます。

そうそう、”こんな「虎の穴」で育ったオオカミである仔ブタ陛下”一人PCの前で大笑いしてしまいました。
Posted by chiho at 2015年07月29日 18:23
銀の匙さま

要件が楊堅になるパソコンに思わず、笑ってしまいました。

携帯の充電器に目覚まし機能があるのですが、最近、東ほう
神起の曲でなく、中国語で東京(Dongjing),仙台(Xiantai)
と鳴るのです。恐水症ならぬ恐中国語症になりそうで、怖い
です。

11話は、どんどん蘭陵王が雪舞を押していくところですよ
ね。ふにゃふにゃフォンが壁ドンならぬ、お姫様だっこで
決めて、私は、なんか、胸が空く思いでした。
雪舞だって、本当は好きでうれしいのですから。

只、お姫様だっこ得意のようですが、ハードですよね。
腰痛が出なければよいのですが。ひょっとして、別離の理由は腰痛でないかしら?(老婆心からか、要らぬ世話か?)銀説のように彼の役者魂から来るものなのか?

正直、かわいそうな気もするけれど彼なら、いつでも結婚できる気がします。

一時ダニエルチャンでyoutubeが埋まったことがあります。
突然心動、素敵ですよね。CDも1枚買って聴いてます。
素晴らしいです。
元アイドルらしい細身の容姿の宇文よう、四爺と好対昭ですよね。アプローチの仕方も違うし。
でも。国力としては、周のほうが、斉よりは、ありそうですうよね。玉座の高さから単純に判断しただけですが。
どうも、斉は戦だけが、得意らしい。
そんな風に、誰もがわかるように、作るってすごいです。

とりとめもなく、ニューフェースが続々なのが嬉しくて、
思わず書いてしまいました。

今回も歴史解説からインタビューまでありがとうございます。

Posted by 深雪 at 2015年07月30日 01:54
銀さん、こんにちは。

毎度の事ながらこのブログ、はっきり言って記事よりコメントの方がレベルが高いと思う今日この頃、いつも誠実なコメントをいただき、本当にありがとうございます<(_ _)>

動画も見出すと時間かかりますよね…それに、たいてい脇に「関連動画」が挙がっていて、ついつい見ちゃったりして気が付くとはっ、もうこんな時間?!L(゚□゚)」

それにしても、周の宮殿前の階段は、筋トレ用だったのですね。
ここで日々鍛えた者だけが、ラスボスとして高みに登れる仕組み(…なんか違う)。
いつも防犯ブザーを身に着けてるような甘ちゃん皇帝には敵うまい!

しかし、宇文ヨウとてそこはオオカミ。
回数で稼ごうとする蘭陵王とは違って、
筋トレで鍛えたプラスαの階段ワザで底力を見せつけましたね。

ちまちまヒットで稼ぐイチローと、ホームランで稼ぐゴジラの差でしょうか?
(↑例え話がビミョーに昭和ですいません)

とすると、斉の宮殿の真ん中にある香炉は、ダンベルの代わりに置いてあるのか、
あるいは、持ち上げられた者だけがアースガルドの王になれるというソーのハンマーか
引きぬけた者が王になれるという、アーサー王のエクスカリバーなんでしょうか。
(この先の話での使われ方を見ると、あながち的外れでもないかも…)

あれが赤ずきんちゃんなら、オオカミも大迷惑かと思いますが
(あ、そっか、だから迷惑したのか…)
パッチワークキルトの人が赤ずきんちゃんだった場合、
宇文護とどっちが強いか、究極の頂上対決が見たかったですね、残念。

高湛と高緯の関係ですが、確かに宇文ヨウファミリーを彷彿とさせるところがありますね。
実際は高湛なんか、この父にしてこの子ありにしてこの兄ありにしてこの甥っ子ありなんですが(ダレ?)、ドラマの中ではもう1つ、似ている関係があります。それが結構、話のミソって気がする今日この頃。こちらは、20話番台でまたお話いたしましょう。


>(はっ、しまった!比べるなんてウソです、四爺、お願い、壁ドンはや〜め〜て〜!!)
>・・・銀の匙さん、それって饅頭こわいってやつですか?( ̄▽ ̄)

お茶もこ〜わ〜い〜(はぁと)
壁|-∀-)(←強欲)

しかし、ウィリアムの権謀術数て(笑)
なんか四字成語が似合わないヒトですよね、あの御方も。
でも、彼が見てくれ通りの人かどうかは、先々明らかになるでしょう。
(ΦωΦ)ふふふ・・・・

なんと21世紀の現代EUでさえ、王侯貴族・資産家は政略結婚がデフォルトなので、
6世紀の中国で結婚相手に選り好みなんかできる訳ないですよね。

だから、「オレ、中尾ミエ(誰かに似てると思ってたんですよ、スッキリした!)って好みじゃないんで」は、皇帝と言えどもナシで。

ってことで、12話はホントにネタ切れです。
「軍神のお宅拝見!」と「雪舞ちゃんの30時間クッキング」では持ちこたえられそうもないので、援軍回してもらえるようならお願いします。でも、うっちけい将軍だったら遠慮しときます。(←結局選り好み)

ではでは、次回もよろしくお願い申し上げます!
Posted by 銀の匙 at 2015年08月01日 12:47
chihoさん

こんにちは、はじめまして。
お返事大変遅くなりまして失礼いたしました<(_ _)>

いちおう人に踏まれてはいるみたいけど、ペンペン草もアセラスも
流星球蘭も生えてない当ブログにようこそお出でくださいました。

おほほほ、リスペクト!
それは大変有り難く嬉しいのですが、
中国語も中国文学も中国史も専門外(っていうか、面白いことが好きなだけで、
特に何かの専門家というわけでもない)ので、専門家の方が見ると、
唖然とするような間違いを書いているのではないかと今も心配です。

ということで、私のヨタ話は、宇文ヨウからみたおばあ様の予言程度に
信じていただけましたら幸いです。

ちなみに、知り合いは、「えきからとほ10分」と入力すると、
「役から杜甫10分」に変換されるとブツブツ言っていましたが、
いまやってみたら私のパソコンもそうでした。…デフォルトなんじゃ?

学生のうちに、何かとてもハマれるものに出会うって大事です。
でも、chihoさんも、いま中国語を勉強されているとのこと、
興味を持ったことなら、いつからでも勉強はスタートできるし、
好きで始める勉強って楽しいですよね。

それにしても、本放送から一年以上たっても、どんどんファンが増え続けるこのドラマは、
本当にすごいですね。しかも、日本じゃ地上波で放送されてる訳でもないし、
いったいどうして皆さんご存じなんだろうとその方が不思議なくらいです。

かと言って、誰にでもおススメできるA級作品かというとそうでもないんだけど、
このツッコミどころ満載感が逆に、気に入った人にはハマる原因なんじゃないかな〜と
思います。

主演のお2人からして、誰が見ても間違いない美男美女か、って言われると、
いやー、すいませんパッと見美男美女っていうなら他にいますよね、
としか言えないけど、ドラマを観るとそう見える、というのが
本当にプロの技だなあと思います(褒めている)。
そのあたりも、このドラマの全体のテイストに調和していて、観ていて面白いです。
(まぁ、この点については、他のご意見もありましょうが…)

ということで、ちょっとネタ切れしつつあるのでどこまで続けられるか
分かりませんが、どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。
Posted by 銀の匙 at 2015年08月02日 13:52
お返事ありがとうございます^^

>はっきり言って記事よりコメントの方がレベルが高いと思う今日この頃

えーと、オタ度のレベルがってことですよね。
ありがとうございます(〃▽〃)照

>たいてい脇に「関連動画」が挙がっていて、ついつい見ちゃったりして気が付くとはっ、もうこんな時間?!L(゚□゚)」

そうそう、あれは危険ですよね〜。
ついつい気になってしまうようなタイトルばっかり並んでるし。
レジ横にあるお菓子みたいなもんですね、出来心を誘う。

>いつも防犯ブザーを身に着けてるような甘ちゃん皇帝には敵うまい!

あれは魔除けじゃなくて防犯ブザーだったんですね。
宇文護を感知すると黒く光る?(笑)

>回数で稼ごうとする蘭陵王とは違って、

これも兵法ですかね?(笑)

>とすると、斉の宮殿の真ん中にある香炉は、ダンベルの代わりに置いてあるのか、
あるいは、持ち上げられた者だけがアースガルドの王になれるというソーのハンマーか
引きぬけた者が王になれるという、アーサー王のエクスカリバーなんでしょうか。

個人的な趣味で、ここはエクスカリバーでお願いします^^
となると、円卓の騎士は…。

>パッチワークキルトの人が赤ずきんちゃんだった場合、
宇文護とどっちが強いか、究極の頂上対決が見たかったですね、残念。

実に高度かつ陰険な戦いになりそうですね(((゚Д゚)))

>ドラマの中ではもう1つ、似ている関係があります。それが結構、話のミソって気がする今日この頃。こちらは、20話番台でまたお話いたしましょう。

楽しみにしとります^^

>でも、彼が見てくれ通りの人かどうかは、先々明らかになるでしょう。

え、太っ腹な方ではなかったんですか、、、、

>「オレ、中尾ミエ(誰かに似てると思ってたんですよ、スッキリした!)って好みじゃないんで」は、皇帝と言えどもナシで。

やっぱり似てますよね!!
中国語で「可愛いベイビー♪」を歌ったりしてみてくれないだろうか。

12話のネタですが・・・。
銀の匙さんのお好みに合うかどうかはわかりませんが、とりあえずリクエスト書いてみます
^^

12話でようやくメインキャラクターが出そろいますよね。
特にこの回は、王家令・福さん・小翠とお気に入りが出てくるので、個人的にはけっこう好きです。
ということで、この3人に絡むネタがあったら嬉しいです。

たとえば、素朴な疑問ですが、王家令は果たして住み込みなのか? それとも通いなのか?
この当時の習慣として、主人に殉死したりするものなのか?とか…。

あとは、「五色箋」と、おばあさまから雪舞へのメッセージ(「山キ」)の意味とか…。

「軍神のお宅拝見!」と「雪舞ちゃんの30時間クッキング」(ぜひレシピつきで)も楽しみにしておきます^m^

それから…12話ということではないのですが、ちょっと気になっていたことがありまして。

「蘭陵王」に限らず、いくつか見た中国ドラマではたいていオープニングやエンドロールで流れる映像に最終回のシーンが入っているんですが、これって、中国では最終回まで撮影し終わってから放映がスタートするということなんでしょうか。

視聴率次第で撮影当日に脚本が変わるという韓国ドラマはともかくとしても、日本でも、基本的には撮影期間中に放送が始まってますよね。
ご存じでしたら教えてくださいませ。

ということで、12話も楽しみにしておりますヽ(´∀`)ノ
Posted by 銀 at 2015年08月04日 01:57
深雪さん

こんばんは。

番町皿屋敷ならぬ中国語の目覚まし、
まさか携帯の夏仕様でしょうか。
恐怖に怯えるユーザーに涼しさをお届けする携帯キャリアのそんなおもてなしは
要りません!

実は、今回ご紹介したトークショー番組の続きに、ウィリアム・フォンがなんであんなに自信満々にお姫様抱っこができるのか、その秘密(?)の一端がわかる会話があります。

いつ使おうかと思ってましたが、放置しとくと忘れそうなので、
次の回で使おっと(ネタもないし)。

しかし、だんだん話が(わたし的には)面白くなくなって来ちゃって、
モチベーションを保つのがなかなか大変です(というほど、たいそうな事はしてませんが…)。

そんな折、新しくコメントくださる方を含めて感想をお寄せくださいますのは
大変ありがたく、今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 銀の匙 at 2015年08月10日 00:53
銀さん 

こんばんは。

なるほど、「蘭陵王と円卓の騎士」!
これで一本書けそうな気がしてきた。

ようやくテーブルが普及してきた斉の国。
果物一個も部下と分け合うために、回覧が面倒くさくて
ため息をついてる兵士たちを気遣って、知恵者の天女が発明したのが、

回転式のテーブル!

ちょいと手で押すだけで、立たずに隣の席にものを回せるので大重宝。
ついつい運動量が減って、二重あごになる人も…。

…いえ、12話に望まれているのはそんな内容じゃないですよね…。

ちなみに、この段階でお答えできるご質問というと、まず殉死について、
これは場合によりですね。制度的には、すでにないです。
前にも書きましたが、秦の始皇帝さえ「兵馬俑」で代用してましたんで…。

史実での蘭陵王の妃の鄭氏ですが、
夫が亡くなったあと、全ての装身具を寺に寄進しています。
これは、菩提を弔うため、という意味もありますが、
一生喪に服すという、殉死に近い意味合いではないかと思います。
動機はかなりの部分、護身のためという気もしますけどね…。

おばあさまの手紙ですが、今日、ようやくこの回の日本語吹き替え版を観ました。ここはちょっと日本語に訳しづらかったみたいですね。
これは記事でご紹介いたしましょう。

中国のテレビドラマですが、とりあえず、時代劇は撮って出しということは
ないみたいです。

そもそも、日本の感覚からすると、ものすごいスピード日程で撮影が行われてる
ような気がしますが、ポストプロダクションに時間をかけるようで、
クランクアップから数か月後にオンエアってこともあるみたいですね。

《蘭陵王》については、DVDのインタビューの中で韓暁冬役の魏千翔が、
先の方の回の自分の役どころでみんな感動した、みたいなことを言っていたので、
複数人で台本の読み合わせもやったみたいです(ちょっとうろ覚えですみません)

中国のテレビドラマのオープニングやエンドロールはネタバレはなはだしく、
下手すると、歌詞で話の展開がバレバレなので、日本じゃ放映されないことも
ありますよね(ネタバレが原因かどうかは、知らないけど)。

少なくとも、先の展開が知りたくない方は、オープニングやエンディングは飛ばすか、
深く考えない方が無難かも…(^_^;)

この時期、冷房のある部屋に家人が集まるため、DVDチェックがしづらく、
ペースが遅れております(さすがに、人がいるところでこのドラマを見る勇気は私にはない…)。

お待たせしておりますが、続きはもうしばらくご猶予くださいましたら幸いです。

引き続き、よろしくお願いいたします。<(_ _)>
Posted by 銀の匙 at 2015年08月10日 01:25
こんばんは。この数か月忙しくて書き込みできませんでしたが、何度も読み返して理解を深めています。
皆さんの奥深い書き込みも新しい発見の連続でそちらも楽しみです。
「鴻門会項羽と劉邦」の項羽もはまり役で、起用した監督には頭が下がります。
それにもまして高長恭蘭陵王役は、馮紹峰しか演じられないと思っていますが、残念ながら吹き替えの声が勇猛な戦神蘭陵王には合うのでしょうが、甲高い声は全編のテーマである真の心優しい蘭陵王には合わないので、原版のままの馮紹峰の声で聴きたいです。少なくとも私には、ふにぁふにぁには聞こえません。DVD発売しないかな!
ところでご存知でしょうが、馮紹峰が、4月1日に来日し、セントレアから鈴鹿サーキットに来たそうですが、http://plaza.rakuten.co.jp/doramasukinano/diary/201504010003/ 
ミーハーの我儘なお願いで恐縮ですが、今後はお知らせ下さい。
死ぬまでに一度でいいから馮紹峰に「会いたいと思っていますので宜しくお願い致します。
12話楽しみに待っています!新ネタも楽しみです!



Posted by 伊藤左紀子 at 2015年08月14日 21:54
伊藤左紀子さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

ウィリアム・フォンが「項羽と劉邦」の項羽…なんか違うな…と私が思ってしまうのは、項羽とは、身長2メートル、容貌魁偉な、粗暴で力自慢の人っていう、これまでの刷り込みがあるからでしょうかね…。

たとえば、三国志の新作映画が撮られるとして、ウィリアム・フォンは周瑜の役なら順当だと思いますが、関羽の役だったりしたら、その映画の関羽には似合っていたとしても、個人的には違和感あるって思っちゃいそう。

項羽に関していえば、監督さんは、元々のイメージを覆して新しい項羽像を提供するために起用したんだろうし、そのことを評価する、っていう観客が多かったのだろうとは思いますが、有名な歴史上の人物って、それなりのイメージがあるから難しいですよね…。

オリジナルの声はもちろんステキだと思いますが、今回声優さんを起用したのは、アテレコに時間がかかりすぎるとか、何かいろいろ理由があったんでしょうかね。

あと、「蘭陵王」でも予告はオリジナルの声で面白かったのですが、声質が高いし細いので、静かなお芝居のときはよくても、この声で全編通してだと、結構キツイかも。「ライズ・オブ・シー・ドラゴン」はオリジナルの声で武将役ですが、やや聞き取りにくかったですし。

逆に、独特の雰囲気があるので、朗読とか、海外作品とかのアテレコしてくれたら嬉しいなと思います。そんなヒマないかな…?

ところで、ご本人さまは今年の4月に日本にいらっしゃってたんですね。全然知りませんでした。情報、ありがとうございます(^^) 

滞在を楽しんでいらしたようで、良かったです。

日本にファンクラブとか、あるんでしょうかね?なかったら、きちんとしたファンクラブを作れば、公認してもらったり、お会いしたりできるかも知れませんね。何しろ、中国のファン第1号の人をご自身のマネージャーに任命したっていう実績がありますから(^_^)

念のために申し上げておきますと、本ブログの記事でインタビューなどをご紹介しているのは、作品での表現を理解する手助けになるかも、と思っているだけで、私自身は、出演者のリアルタイムの情報をフォローしたりはしていません。
(せっかく上映された映画も見逃しちゃったし…哀)

記事に近況のニュースを使わせていただくことはありますけど、あくまでも話のマクラとしてなので…。

逆に、何か面白いニュースがあったら、教えてくだされば嬉しいです。今、私が怖れているのは、《狼図騰》が万一日本で公開されても、気が付かないで終わりそうってことです...。

ああ、「ぴあ」よ。なんで休刊したの?

ってことで、情報ソースとしては全く役に立たない当ブログですが、よろしかったら、引き続きお付き合いいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

Posted by 銀の匙 at 2015年08月15日 23:26
こんにちは!お返事頂きありがとうございます。
ウィリアムの来日、ご存知なかったのですね。
私も「狼図騰」ぜひ見たいのですが、銀さんが難しいなら、ましてや無理かも。
仰るようににファンクラブがあれば入会したいです!
項羽役は、歴史に疎い私の個人の趣向に過ぎず、項羽が2mもある豪胆な大男だと言われてみればなるほど決してはまり役ではないですね!
いまさらながら気づいたのですが、馮紹峰びいきが昂じての思い込みだったようです。
でも思い込みとは言え、彼の全てが知りたいのでトーク番組を訳して頂けるのは、謝謝!
勿論、蘭陵王の解説も楽しみにしています。
今後も宜しくお願い致します。
私のホームページに紹介してしていいですか?
Posted by 伊藤左紀子 at 2015年08月25日 12:52
伊藤左紀子さん

こんばんは。

コメントありがとうございます。
なかなかドラマの記事の続きが書けないので、用意しておいた素材を先に出しておきました。少しはリクエストにお応えした感じになりましたでしょうか…?
(といっても、相当前のトーク番組ですけど)

10話台は、言い回しの紹介とトーク番組を挟む形で構成していく予定です。

ホームページで御取り上げ下さるとのこと、ありがとうございます。大変光栄です。

ただ、このあと、ドラマの展開に従って、ウィリアム・フォンさんファンの皆様にとっては、あまり嬉しくない内容も出さざるを得ない(かも知れない)ので、フォンさんファンの皆様向けというより、ドラマファンの皆様向けということで、よろしくお願いいたします。

Posted by 銀の匙 at 2015年08月26日 02:49
了解を頂いたので早速、ホームページにアップしました。
21話から26話までのドラマ展開は、大ファンである私自身もドン引きして視聴する気が失せた位なので、お気になさらず。
それよりその展開を貴女流にどう料理してくれるかが凄い楽しみです!喧嘩両成敗ですよね(^_-)
Posted by 伊藤左紀子 at 2015年08月27日 15:29
伊藤左紀子さん

こんばんは。

素敵なホームページでご紹介くださいまして、ありがとうございます。
庭のない家に住んでおりますと、ターシャ・チューダーさんのお庭にはタメ息しかでません。生き方も庭同様に素晴らしい方だったのですね。

ドラマでは「口だけ庭園」で本物が出てこないのがちょっと残念ですね(少しはお花も咲いてますけど…)。

頂上まで持ち上げといて、いきなり落とすのは絶叫マシンだけにしてほしい、と口では言いながら、コースターの角度をさらに吊り上げようとしているイジワルな私をどうかお許しください...(^^)v

ではフリー・フォールまでしばしの間、絶賛加速上昇をお楽しみくださいませ!

Posted by 銀の匙 at 2015年09月03日 00:39
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