2017年08月12日

【注意表記以降、ネタバレあり】ウィリアム・フォン主演「あの星空、あの海。」(那片星空 那片海〜Starry Night Starry Sea)放映開始

*追記しました

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皆様、残暑お見舞い申し上げます。

プロジェクト2個目の終了まであと1か月…。息も絶え絶えの銀の匙です。
夏休みもないので、せめて海辺のリゾートにでも行ったつもりになりたい皆さま、ご一緒に、このリゾート気分満載のテレビドラマを視聴いたしましょう。

それがこちらの中国ドラマ、「あの星空、あの海。(那片星空 那片海 Starry Night Starry Sea」。8月17日からアジアドラマチックTVにて字幕版で放映だそうです。

原色満載!ド派手でにぎやかな中国ドラマ!の先入観を覆す、パステルカラーの美しい海、美しい島、なんで皆あんなにステキな家に住んでるの?と思うようなセット、新海誠監督ばりの美しい背景もさることながら、主人公男女の美しさにバッタリ倒れてしまいそうです。

特に主役・レグルス(レゴラスかと思った)=呉居藍(ウー・ジュイラン)を演じたウィリアム・フォン! 最初の何話かは(又吉シーンを除き)、これ、ウィリアム・フォンのプロモーションビデオか何かですか?と思うようなシーンだらけ。

奇跡のアラフォーというにはお肌きれいすぎて、まさか全編フォトショッ…ゴホゴホ、いえいえ、いつまでも若いまま、という設定がこれほどピッタリな人選もないかと。

ここのところ続けて文芸作品に出ていたので、もうこういうアイドル恋愛ドラマ路線は卒業したのかと思っていたのですが、ある種、ご自分への挑戦(笑)なのでしょうか…。

今回は非常に絵柄が綺麗な作品なので、(たまに、ドーラン塗り過ぎ?みたいなシーンもなくはないけど)、これまで見た作品の作品の中では一番美人に映ってると思う…恐るべし39歳!

演技について言うと、前半部分は、またまた例の、じいーーっと相手の眼を見るってやつばっかりで、確かに大変お綺麗なことは間違いないんですけれども、ついつい、むかし共演した女優、ヤン・ミ―兄貴なら「韓流みたいな役者さん」とキッツいコメントを進呈して鼻でせせら笑いそうだ...と思っちゃいました。

でも、そこは百花賞主演男優賞をお獲りになったお方、立ってるだけで王者の威厳と気品を感じさせる、ドラマ中盤以降の演技はさすがなものです。

しかもやっぱりヒロインより手がきれい。

とはいえヒロイン沈螺(シェン・ルオ)も評判の美人さん、クオ・ビーティン。吹石さんと仲間由紀恵さんを足した感じの好感度の高いキャラクターです。

どうしたってウィリアム・フォンが目立つように作ってるので埋もれがちですけど、通常の中華ドラマに比べるとツイストの少ない本ドラマ(ってか、他のドラマが起伏ありすぎ)が飽きずに見られるのは、ヒロインの魅力に負うところが大きいと思います。

脇役も王萌黎やサニー・ワンなど、ステキな役者さんが揃っています。

お話は、たま〜にオイオイ!と突っ込みたくなる箇所もないとは言えませんが、あらすじからはちょっと想像できない、穏やかで優しい空気感のある作品。

これはきっと、主なロケ地(台湾の澎湖諸島だと聞きました)の良さもあるんでしょうね。

かなりベタなドラマではありますが、一流のCG、一流の俳優、一流のスタッフが大真面目にやれば、B級といえどもここまで上品に持ってこれるという良い見本。音楽もステキです。

これから観る方もいらっしゃると思うのでストーリーは以下のネタバレ注意表記以前は伏せますが、都会でのキャリアアップの夢破れ故郷の島に戻ってきた沈螺のステキなお家(ホントにステキなんですよ、この家が。ここに住みたいな〜)に当たり前のように居座る、文豪・又吉先生…もとい、常に無表情でニコリともせず(ヒロインに氷山みたいな顔とか、恋敵にあんな氷山みたいな野郎のどこがいいとか、言われています・笑)、所持金もないのに高そうな服を着て、掃除洗濯料理も完璧と、なぜか女子力の高い呉居藍(ははは)。

彼はこの屋敷に関係する誰か、もしくは何かを探しにやってきたらしい。

小螺の入院中の祖父や、幼馴染の江易盛(ジャン・イーション)医師・骨董商の周不聞〈チョウ・.ブウェン〉/大頭(ダートウ)は、いきなり現れたうさんくさい居候を警戒しますが(ってそりゃそうよね)、呉居藍には数々の謎の特技があり、次第に小螺は彼を頼るようになります。そんなある日、骨董商のボスから大頭に連絡が入るのですが…。


そもそも設定を聞いたときに、チャウ・シンチーの『美人魚』で警官が描いてた妙な男の人魚の絵を思い出してしまい腹筋が引きつりそうだったんですが、その後も天然なのか何なのか、『山海経』の「鮫人」の図が出てきたり、かと思うと、表情をピクリとも動かさない正当派二枚目のスタイルで数々の笑えるシチュエーションを演じるウィリアム・フォンが可笑しくて、ロマコメなのかな?と思いきや、アクションシーンもあり、中国ドラマのおもてなし精神は健在です。

途中、唐代の包丁さばきを披露するシーンがあるんですが、たまたま読んでいた本(教養書です!)に、唐代の文人たちの間に流行った習俗について書かれたくだりがあり、文人たちがパーティを開いて、包丁さばきを自慢したと書かれていて、切り身が宙を舞うとか、例によって大げさな描写がそっくりそのまま再現されていて驚きました。文章で読むとへえぇって思うんだけど、俳優さんが演じてるとつい…笑ってゴメン!(ここのセリフにいきなり日本が出てきたのでビックリしたけど)

このシーン、スタントなしで、各アングルをワンカットで撮ってるんですね。ダンスの振付みたいに動作を覚えるのかな…?

では、論より証拠、華麗な包丁さばきをご覧ください。

http://tv.sohu.com/20170210/n480395304.shtml
(環境によって、最初に広告が入ったり、逆に広告が出ないで画面が止まることがありますが、1分くらいそのまま待ってみてください)

ま、基本は恋愛ものなので、少女マンガ的作品がお好きな方におススメです。

ただ、美しい夢のような純愛ロマンスかと思ってると、そこは主演がウィリアム・フォンなので、またしても例の不実な…いえいえ、何でもありません!

お姫様だっこシーンも当然ありましたが、今回はロングショットでしたね。ロケで島に移動するときに船でケガしたそうなので、大事を取ったのでしょうか。そういうことにしておこう。

百度にあるこのスチル集はまあまあ感じ出てます。

https://baike.baidu.com/pic/%E9%82%A3%E7%89%87%E6%98%9F%E7%A9%BA%E9%82%A3%E7%89%87%E6%B5%B7/17834701/19832721/7dd98d1001e9390182ab6ae77cec54e737d196ba?fr=lemma&ct=cover#aid=19832721&pic=7dd98d1001e9390182ab6ae77cec54e737d196ba

放映前のオリジナル宣伝では素敵なスチル壁紙集があったんだけど、放映が終了したからか、今は見つからなくなってしまいました。もし探し出せたらお知らせしますね。

日本用の番宣、インタビューもございますが、この予告編は、あらゆる意味でヒドイ...(泣)。たぶん、元々オリジナルの予告編がこれだったんでしょうけど、本編とはだいぶイメージ違う感じです。もっと、静かで夢のようにきれいな画の場面が多いです。↓

http://www.so-netme.co.jp/adtv/ningyoou/index.html

第一部・32話分のお話はほとんどの場面が現代なのですが、二部以降は唐代を舞台にしたパートもあるらしいので、ぜひ続けていただきたいです。予告を観ましたが、今度は中間色を多用したまた別の美しさがある画面だったので、期待できそうです。

かつて見たことがあるテレビドラマの中でも(っていっても大して数見てませんけど)、1,2を争う美しい絵柄をぜひご堪能ください!

ただいま、小説も読んでますので、後日別記事で感想をお知らせしようと思います。
→とりあえず読んだので、まずはネタバレなしの記事は→こちら


以下は大変重大なネタバレを含みますので、ご覧になっていない方はここまで。











そろそろ大丈夫かな...?

さて、すでにご覧になった皆様、別にストーリーの結末が分かっても気にしない、という勇者な皆様、こんばんは。

突然現れた居候の呉居藍、実はすでに1000年以上も生きている人魚王だったのですが、心を許した人間に生命力の源である「霊珠」を騙し取られ、ようやく150年後にそのありかを突き止め、取り戻しにやってきた先が、ヒロイン・沈螺が先祖代々住んでいる家だった、という設定でございます。

呉居藍は霊珠を失ってしまったためにかなり弱っており、探索を始めた時点で、このままでは余命が3か月。

彼は霊珠の在りかを感じ取れるはずなのですが、なかなか見つかりません。しかも、同じく霊珠を狙う黒魔術師・安佐(アンズゥオ)までが、大頭を手先として暗躍し始めます。

霊珠の生命力は死者をも蘇らせる力があり、安佐は育ての親を蘇らせたいと(ってそれゾンビ)、必死で霊珠の行方を追っていたのです。

やがて、安佐に追い詰められた沈螺が、海に転落する事故が起こります。そのとき呉居藍は、彼女の体内に霊珠が隠されていることを知りました。

人魚王を補佐する白魔術師によれば、霊珠が人間の体内にある場合、取り出す方法は2つ。黒魔術師の持つ剣で動脈を割くか、真実の愛による口づけか。

これを聞いて、よしっとばかりに突然張り切り出す呉居藍の豹変ぶりが笑っちゃうのですが、沈螺も彼を憎からず思ってはいるものの、両親の不仲を見て育っているので誰かを愛そうという気にならないらしく、努力はすべからく空振りに終わります。

ところがそのうち、実は沈螺は幼いころに溺れたことがあり、霊珠の力で生き返ったのだ(ってそれゾンビ)ということが呉居藍の知るところとなります。霊珠を奪回していまえば、それによって永らえている人間は命を失ってしまうのです。

かくして呉居藍は、自分が犠牲になることで、沈螺を守ろうとするのでした...。

*

この手の話が身につまされすぎる視聴者としては、自分は犠牲になって相手を助けるってあなた、残された方はさらに耐え難かろう(霊珠で復活した人はどのくらい生きられるんでしょうかね)と思うとフィクションなのにつら〜い気持ちになってくるんですけど、頑張って観終わった後、なぁんだ、だったら、ずっと2人でキスしてれば問題ないんじゃないの?あるいはお互いに1か月ずつ持っててチャージするとかさぁ...などどつい無粋な方向に考えてしまうあたり、こういう純愛ドラマ観る資格まるでないっすね。

とはいえ、この話がなかなか良くできてると思ったのは、第一部だけ観た限りでは、当初、信用した相手に手ひどく裏切られた挙句、霊珠を取られてしまったことが、回り回って小螺を救うことになったというところ。もし、霊珠が盗まれなければ、彼女は幼い頃に海の事故で亡くなってそれっきりだったはずですから。

仇の子孫でありながら、なぜか彼女と恋に墜ちてしまう呉居藍。それは写真にあった150年前か、あるいはいつも首から下げている玉〈ぎょく〉を受け取った唐代の昔か、ともあれ彼の遠い過去の出来事と関係があるらしい、という点は第1部ではほのめかされたままで終わります。この段階では、過去に愛する女性を守り切れずに失い、そのことを後悔し続けていた呉居藍は、小螺を救うことでようやくその責め苦を手放すことができたわけで、まさに禍福はあざなえる縄の如しを地で行く展開と言えましょう。

ってことで、当然、あの茫洋とした、でもとても美しい大結局には続きがあるということなんでしょうけど、
それにしたって、なにが悲しくて大結局から観なくちゃいけないのか、ホント、実験器具から屋根から水槽まで超音波で破壊しそうになったんですけど! いくらなんでも酷くないですか??!!

確かに、大体の中華ドラマって、オープニングとエンディングの場面をよーーーーく観察すると、どこかに結末のネタバレがあるんですよね。

だけど。

だからといって、予告編の後半全部が大結局って、酷すぎる!!!

いくらなんでもこれはナシでしょう…。しかも、本編の80%以上を占める、主役2人の癒し系なシーンはほとんど出てこないし。この予告編が中国で放映されたものだったら、わざわざ日本放送用に変更する訳にもいかないのかも知れませんけどね。

ここで怒ってどうするなんだけど、何だかなーー。後でこれが結末だったと知って、驚いて欲しいのか、ホントに意味不明。今後はこういうの勘弁してもらいたいです…((ノД`)・゜・。シクシクシクシク、あっ真珠が…ひでぶッツ)

ネタバレとか言って愚痴っただけでスミマセン。お話同様、この悲しみの持って行き場に困ってるので、早く第二部を放映してください(今度はステキな予告編期待しています...)

posted by 銀の匙 at 12:04| Comment(0) | 蘭陵王(テレビドラマ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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